Heinz Markus Gottscheのバッハ、「フーガの技法」
本日快晴、昨日は九州、関東が春一番。
今日も風は強い。
狩野川河川敷からの夕刻の富士。
ウイルス感染の拡大と共に各種イベント開催中止の動きが 広がってきた。
自分の 身近でも 友人が 出演する予定のいくつかのコンサートが延期になったり中止になっている。
今日はバッハのフーガの技法を聴いていた。
伊JOKERのLP2枚組。
弦楽オーケストラによる演奏でウォルフガング・ホフマン指揮のマンハイム・・プファルツ選帝侯室内管弦楽団とハインツ・マルクス・ゲッツェのオルガンによる演奏。
・フーガの技法
ウォルフガング・ホフマン(指揮)
マンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団
ハンス・マルクス・ゲッチェ(オルガン)
Wolfgang Hofmann(1922-2003)はドイツ、カールスルーエ生まれのヴァイオニスト、指揮者、作曲家としてもいくつかの作品があるらしい。
父はフルトヴェングラー時代のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の首席クラリネット奏者だった人。
ウォルフガングもゲヴァントハウス管のヴァイオリニストからザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽楽団のコンマスを歴任している。
その後指揮者に転じ、マンハイムのプファルツ選帝侯室内管の音楽監督(1959-1989)。
このオケ、プファルツ選帝侯室内管は現在クラリネット奏者のポール・メイエが音楽監督となり、ちょうどこの2月に来日している
オルガニストのHeinz Markus Gottsche(1922-2010)はドイツのいくつかの教会のカントルやオルガニストとして活動していた人らしい。
この演奏は弦楽合奏とオルガンによる演奏で、オケもオルガンも淡々と進めながらもバッハの巨大で深淵な宇宙を見事に描き出している。
人生の深さを考えさせるような厳粛な気持ちに誘われる見事な演奏だ。
アレンジが誰の手によるものかはジャケットには書いていない。
けれどもこの演奏の主導権はあきらかにオルガンだ。
それほどゲッチェの演奏は非凡なもの。
なお未完に終わったコントラプンクトウス14番は、譜面のとおりバッハが中絶したその場所で突然終わる。
そしてしばらくの間を置いて出版時に加えられたコラール「汝の御前にわれらは進まんBWV.668a」がオルガンで静かに演奏される。
このオルガン演奏が入るまでの絶妙な間、突然の終わりに空中に投げ出されたような感覚に襲われている中で、コラールの最初の音が鳴った瞬間に得られる救済感がなんとも感動的だ。
イタリアのバジェットレーベルの録音でCD化もされておらず、完全に埋もれている演奏だが内容は非常に深い。
EQカーヴはNAB。
Youtubeはバッハの「フーガの技法」 Musica Antiqua Kolnの演奏
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