マルティノンのドビュッシー、「春」
毎日暗いニュースが続きドローンとした金曜日
朝からコロナ対応でオフィス内も落ち着かず。
メンバーも新年度から大幅に変わり多少の混乱あり。
季節は「春」。
ドビュッシーの「春」を聴く。
聴いたのはWarner Classicsから出ていたドビュッシー作品全集CD33枚組から
他の作曲家による管弦楽編曲集。
1-2) 『交響組曲「春」』L.68c(アンリ・ビュッセル編)
3) 『スティリー風タランテッラ(舞曲)』L.77b(ラヴェル編)
4) 『月の光』L82b(カプレ編)
5) 『ピアノのために』L95bより「サラバンド」(ラヴェル編)
6-9) 『小組曲』(アンリ・ビュッセル編)
10) 『版画』L.108bより「塔(パゴダ)」(カプレ編)
11) 『喜びの島』L.109b(ベルナルディーノ・モリナーリ編)
12-17) 『子供の領分』L.119b(カプレ編)
ジャン・マルティノン(指揮)
フランス国立放送管弦楽団(1-3,12-17)
準・メルクル(指揮)
リヨン国立管弦楽団(4,10-11)
アルミン・ジョルダン(指揮)
バーゼル交響楽団(5)
ジャン=フランソワ・パイヤール(指揮)
パイヤール室内管弦楽団(6-9)
マルティノンはEMIから出ていた著名な全集。
冒頭から部屋いっぱいに広がる明るい響き。
まさに春の到来。
マルティノンのドビュッシー全集はLPや他の国内盤CDでも架蔵しているけれども、これほど良い演奏だとは思わなかった。
カップリングはNAXOSから出ている準メルクル指揮のドビュッシー管弦楽曲全集から比較的珍しいアレンジもの数曲。
メルクルの全集もNAXOS盤を架蔵済み。
この演奏もバランス感覚に優れた秀演だと思っていたが、マルティノンの後では正直聴き劣りがする。
オケの技量以上に指揮者の格の違いを感じさせるアルバムだ。
他にパイヤール指揮による「小組曲」とジョルダン指揮による「サラバンド」も収録。
いずれもスケールは小さいけれども手堅くまとめた佳演。
Youtubeはドビュッシーの「春」、クリヴィヌの指揮
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