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2020年4月10日 (金)

マルティノンのドビュッシー、「春」

毎日暗いニュースが続きドローンとした金曜日

 

朝からコロナ対応でオフィス内も落ち着かず。
メンバーも新年度から大幅に変わり多少の混乱あり。

 

季節は「春」。
ドビュッシーの「春」を聴く。

聴いたのはWarner Classicsから出ていたドビュッシー作品全集CD33枚組から
他の作曲家による管弦楽編曲集。

 

675

1-2) 『交響組曲「春」』L.68c(アンリ・ビュッセル編)

3) 『スティリー風タランテッラ(舞曲)』L.77b(ラヴェル編)

4) 『月の光』L82b(カプレ編)

5) 『ピアノのために』L95bより「サラバンド」(ラヴェル編)

6-9) 『小組曲』(アンリ・ビュッセル編)

10) 『版画』L.108bより「塔(パゴダ)」(カプレ編)

11) 『喜びの島』L.109b(ベルナルディーノ・モリナーリ編)

12-17) 『子供の領分』L.119b(カプレ編)

 

  ジャン・マルティノン(指揮)
  フランス国立放送管弦楽団(1-3,12-17)

  準・メルクル(指揮)
  リヨン国立管弦楽団(4,10-11)

  アルミン・ジョルダン(指揮)
  バーゼル交響楽団(5)

  ジャン=フランソワ・パイヤール(指揮)
  パイヤール室内管弦楽団(6-9)

マルティノンはEMIから出ていた著名な全集。

 

冒頭から部屋いっぱいに広がる明るい響き。

まさに春の到来。

 

マルティノンのドビュッシー全集はLPや他の国内盤CDでも架蔵しているけれども、これほど良い演奏だとは思わなかった。

カップリングはNAXOSから出ている準メルクル指揮のドビュッシー管弦楽曲全集から比較的珍しいアレンジもの数曲。

 

メルクルの全集もNAXOS盤を架蔵済み。

この演奏もバランス感覚に優れた秀演だと思っていたが、マルティノンの後では正直聴き劣りがする。

 

オケの技量以上に指揮者の格の違いを感じさせるアルバムだ。

他にパイヤール指揮による「小組曲」とジョルダン指揮による「サラバンド」も収録。

いずれもスケールは小さいけれども手堅くまとめた佳演。

 

Youtubeはドビュッシーの「春」、クリヴィヌの指揮

 

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