ドメニコ・ガロのトリオソナタ集
日中晴れて朝晩冷え込みの日曜日。
車の給油のついでに石油ストーヴ用の灯油を購入。
原油暴落でガソリンもだいぶ安くなった。
日曜だけれど今日は所用で出勤。
道行く車も少なく閉じている店も多い。
通勤途上、昼食用にローソンで買ったナポリタンを右手にぶら下げながら狩野川堤防沿いを歩く。
川辺から見る富士山は不動の美しい姿。
18世紀ヴェネチア生まれの作曲家ドメニコ・ガロのトリオ・ソナタ集を聴く。
CPOから出ていたCDでパルナッシ・ムジチの演奏。
・12のトリオ・ソナタ
(2つのヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ)
パルナッシ・ムジチ
録音 1999年2月22-23日、6月28,30日
ドイツ、バーデンバーデン南西ドイツ放送 ハンス・ロスバウトスタジオ
古楽器によるヴァイオリン、チェロ、チェンバロの編成。
ドメニコ・ガロはハイドンとほぼ同世代の作曲家。
36歳の短い生涯でいくつの作品を残したのかよくわからない。
ガロの作品の多くはペルゴレージの名で出版されたという。
そしてこの曲はストラヴィンスキーの「プルチネルラ」の素材として取り上げられている。
かつて古い名曲解説書やレコードのライナーノートのほとんどで、「プルチネルラ」はペルゴレージの作品を素にしていると書いてある。
最初の第1番からして聴き慣れたメロディが流れていく。
ストラヴィンスキーの名作「プルチネルラ」の序曲そのものだ。
これは素晴らしい!!
パルナッシ・ムジチの演奏は確かな技巧に古楽ならではの透明な美しい音色。
録音の良さもあって非常に楽しめる。
今日のような春の終わりの爽やかな日曜日に聴くのにふさわしい名曲だ。
Youtubeはパルナッシ・ムジチのガロ、トリオ・ソナタ
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