ヴァン・ベイヌムのドビュッシー
昨日の春の嵐から一転して本日快晴。
昨日休み。気温は低くストーヴを炊いていた。
1日家にいて在宅勤務中の娘とLINEのやり取りなど。
夕方、灯油のストックが気になったけれど、外に出るのが面倒なので買い出しはやめておいた。
結局昨日は外に出ることはなく、外部との接触は午前にガラスの入れ替えの打ち合わせに来た工務店さんのみ。
そんな中で雨降りの外を眺めながらオランダの名指揮者エドゥアルド・ヴァン・ベイヌムのドビュッシーを聴いていた。
・夜想曲
・交響詩『海』
・管弦楽のための『映像』*
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1957年 1954年*
「夜想曲」と「海」の録音の2年後にベイヌムはリハーサル中に急逝。
曲はブラームスの交響曲第1番だった。
「映像」はモノラル。
レンブラントの絵のような強烈な光と影の対比。
暗くよどんだ北海の海の鉛色の波が迫る様を連想させる演奏。
この頃のコンセルトヘボウ管の木管セクションは最高の名手を揃えていた。
弦楽器の流れに自然に絡んでは消えていくフルートやオーボエの音は惚れ惚れするほど。
「夜想曲」と「海」に比べ「イベリア」は随分と豪放磊落で明るい演奏。
こちらは「海」「夜想曲」のカップリング。
SFL番号のおそらく国内初出盤。
EQカーヴはNAB。
LPでは暗い響きが強調されている。
ただ管楽器の奥行き感や演奏者の息づかいは明らかにLPの方が明快だ。
演奏のスケールが数倍に膨れあがったようだ。
Youtubeはヴァン・ベイヌムの「エロイカ」、フルトヴェングラーに匹敵する雄大な名演。ホルンは倍の6本!
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- カラヤン、フィルハーモニア管との第九(2023.12.07)
- ホロヴィッツ、1978-79ライヴ(2023.12.01)
- ディヴィッド・マンロウ、中世ルネサンスの楽器(2023.11.28)
- テンシュテットのエロイカ(2023.11.16)
- スーストロのトランペットでテレマンほか(2023.11.14)
コメント