ハイドンのリラ協奏曲
4月最初の日曜日、うららかな春。
昨日の朝、富士山には傘雲らしき雲がわずかに被っていた。
雨は降らなかった。
昨晩は娘夫婦が来て餃子パーティ
今日は娘婿と一緒に昨年台風で倒れた畑の蜜柑の木をチェーンソーで切ったりしていた。
一年に数回しか使わないハスクバーナーが大活躍。
今日はハイドンのリラ協奏曲を聴く。
米ターナバウトのLPでフランツ・レールンドルファー(Franz Lehrndorfer)のオルガン、ヒューゴ・ルフ(Hugo Ruf)のリラ・オルガニザータ、シュツットガルト・ソロイスツの演奏
・リラ協奏曲第1番 ハ長調 Hob. VIIh, No. 1
・リラ協奏曲第3番 ト長調 Hob. VIIh, No. 3
・リラ協奏曲第5番 ヘ長調 Hob. VIIh, No. 5
ヒューゴ・ルフ (リラ・オルガリザータ)
フランツ・レールンドルファー(オルガン)
シュツットガルト・ソロイスツ
ハイドンが好んでいた楽器、リラ・オルガリータはハーディー・ガーディにバグパイプ的な要素を加えたもの。
このレコードでは純粋なリラ・オルガリザータではなく、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のユリウス・コッホが復元したライエルカステンが使われている。
ライエルガステンはいわゆる手回しオルガン的な楽器らしい。
このレコードのジャケット写真ではチェレスタのような形をしている。
オリジナル通りのリラ・オルガリザータを使用した演奏のCDも出ている。
このターナバウト盤の音はストリートオルガンのような鄙びた響き。
なかなか古雅で魅力的だ。
だが表現の幅が狭い楽器のような印象を持つ。
第3番は名曲交響曲第100番「軍隊」の第2楽章にそのまま流用された。
第5番もその後交響曲第89番の第2、4楽章に引用されている。
またこのリラ協奏曲にはフルートとオーボエのためのヴァージョンもあり、手元にはフルートのランパル、オーボエのピエルロによる録音もある。
Youtubeはリラ協奏曲第1番第2楽章
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