ブルーノ・ヴァイルのモーツァルト、レクイエム
本日快晴。
通勤途中に見つけた紅葉は眩しいほどの新緑。
爽やかな空気をよそに新型コロナウイルスの流行は、転勤や出張、帰省した学生達がキャリアとなって大都市から地方都市に拡散中。
少ないと思っていたここ静岡県もいつのまにか感染者が30人を超えている。
木曜の夜、いつもは沼響の練習なのに今はできない。
そこで書架から取り出したのはアルベール・カミュの名作「ペスト」。
今注目されて累計発行部数が100万部を超えたという。
学生時代に読んで以来40年ぶりの再読。
当時360円の新潮文庫。
紙が黄ばんでいた。
当時は感じなかったけれど字が小さいなぁ。
今の自分の目には読みにくい。
今日はモーツァルトのレクイエム。
・レクイエム K.626 [ランドン版]
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
テルツ少年合唱団
マリーナ・ウレヴィッツ(S)
バルバラ・ヘルツル(Ms)
イェルク・ヘリング(T)
ハリー・ヴァン・デル・カンプ(BS)
録音1999年9月
ランドン版による演奏。
これはジェスマイヤーが退けたモーツァルトのもう一人の弟子、アイブラーの加筆を数多く採用した版。
グッドマン、ショルティに続く3つめのランドン版だったと思う。
グッドマン盤は未聴。
スコア片手に聴いていないけれど、ショルティの演奏とは異なる部分が散見される。
ショルティ盤はオケがウィーンフィルということもあり、ジェスマイヤー版とさほど変わらぬ印象だった。
ヴァイル盤は古楽器でもありかなり速いテンポ。
全く異なる版のようにも聞こえる。
合唱は男声パートは大人が歌っているようだ。
演奏は水準が高く速いテンポで駆け抜けたあえてアイブラーの加筆したところを強調しているようにも思える新鮮さが良い。
Youtubeはショルティ指揮のモーツァルトのレクイエム。ランドン版による演奏。
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