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2020年5月 9日 (土)

内科クリニックにて、そしてクナパーツブッシュの「ロマンティッック」のことなど

GWには何日か出勤したので、金曜日から遅ればせながらの連休。

庭の梅がたくさん実り始めている。
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今年はいつもよりも数が多いようだ。

 

金曜午前中は毎月定期的に健康チェックのために通っている内科クリニックへ。

 

先月初めに行ったときは、コロナウイルスの感染が徐々に地方に広がりつつあった頃。

今はGWも明け東京の新規感染者も100人を切り始めてここ静岡県東部は比較的患者数も少ない。

なんとなく緊張が緩んできた気配なので、今日も空いているかなと思いながらクリニックへ。

 

ところが到着するとものものしい雰囲気。

ポールで玄関が塞がれて簡単には建物に入れなくなっている。

 

入り口では看護師さんが体温チェック。
手指消毒のあとに指定されたシートに座り順番を待つ。

 

受付のお姉さん方も手袋着用。
患者さんも多かった。

 

自分の番になり診察室に入ると、先生は厳しい表情でお疲れの様子。

 

その時看護師の一人が診察室に入り、「微熱が3日以上続く患者さんからお電話が入っています」とのこと。
先生は即座に「準備しなさい」のひとこと。

 

ひとりポツネンと先生の前の診察椅子に座っている私。

どうなるのかな・・・・

先生はそのままいつもの通りに診てくれた。

 

先生「とにかく換気が大切ですよ。気をつけてください」
私も「先生も・・・」

 

建物を出ると、ゴーグルをして全身防護服に包まれたなじみの看護師さんが手を振ってくれた。
私「気をつけてください。お元気で・・・」

 

そのうち患者さんらしき顔色の悪い若い男性が車を運転して駐車場に入ってきた。

 

私はそのまま薬局へ。

 

今、医療現場ではコロナ禍が前よりも深刻な状況になっているのを実感する。
油断はできない。

 

クナッパーツブッシュのブルックナーを聴く。

1944年のライヴで交響曲第4番「ロマンティック」
オケはベルリンフィル、改訂版使用。


4587

 

ブルーノ・ワルター協会からの日本コロンビアLP2枚組で、ブラームスの交響曲第3番とのカップリング。

ライヴとはいえ聴衆は入っていないので放送用録音なのだろう。

 

なおこのレコードには録音時期不明と書いてあるが、1944年にドイツ帝国放送がマグネトフォンで録音して後にターラから出ていたCDと同じものだろう。

 

クナのほかのブルックナー録音と比べると優しくロマンティックな演奏なのが意外だった。

 

後のクナのブルックナー録音に聴かれる凄みはあまり感じられない。

この演奏の一月後のフルトヴェングラーの劇的な演奏とも対照的だ。

 

とはいえフィナーレでの大きな波がひたすら押し寄せるようなティンパニの連打。
孤独で内省的な美しい第2楽章など、凡百の指揮者とは一線を画す演奏。

 

各所でオケのアンサンブルに乱れがあるのは戦時下でユダヤ系の団員が去った故か、あるいは練習不足なのか・・・・

 

録音はこの時期のライヴとしては驚異的に良い。

 

ブラームスの3番の演奏の感想は15年前に聴き比べコラムに記載している。

 

Youtubeはクナッパーツブッシュの「パルシファル」、バイロイトでの壮絶なリハーサル

 

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