セルジュ・ボドのカルメン組曲
先の見えない不安の中での5月。
気温の上昇に来る夏への予感。
本日出勤。
休みと巣ごもり状態の人も多いのだろう。
道は空いていていつもよりも10分早くオフィスに到着。
コロナ禍の影響で変則勤務中。
今日もカルメン組曲をフランスの指揮者セルジュ・ボドの演奏で聴く。
聴いたのは日本ビクターへの読売日本交響楽団との録音で1971年来日時の記録。
ボドは前年の1970年のEXPO70のパリ管来日時に来日している。
この時パリ管は創設時の音楽監督シャルル・ミュンシュが急逝し、カラヤンがとりあえずの音楽顧問となり音楽監督不在の時期だった。
1970年はボドのほかプレートルも一緒に来日している。
このカルメンは通常聴かれる組曲版とは異なるボド独自のアレンジ版。
闘牛士の歌のメロディをコルネット?で吹かせたりと創意工夫に満ちた面白い編曲だ。
演奏は良い。
響きの密度も濃厚、アンサンブルも堅実。
この時期の日本のオケにありがちな無個性さはなくしっかりフランス風のメロウな音色で聴かせてくれる。
こちらも70年初頭に流行した4チャンネル盤。
Youtubeはボドのシャブリエ、狂詩曲「スペイン」
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