ボノーのグリーグ
適度な風が心地よい初夏の水曜日
出勤時の車の混みようは、コロナ禍以前の水準に戻したかのように見える。
母の日のプレゼントと自分の誕生祝に子供たちからそれぞれ別の品物が届いた。
示し合わせたかのように二人とも海産物、海老と蟹。
よほど海産物が好きな親だと思われているのだろう。
イセエビはまだ生きていた。
ありがとう。
Facebookで2人の友人から招待された【7日間ブックカバーチャレンジ】の6日目。
地元の方の自費出版物を取り上げた。
自分が幼い頃からの主治医の星野先生。
既に故人となられたが、先生は作家井上靖と旧制沼津中学の同級生で終生の友人だった。
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【7日間ブックカバーチャレンジ】
6日目です
郷土沼津に関係するものとして。
「生き永らえて」
星野重雄 著
自費出版
のちに岩波ブックサービスセンター(1999年再販発行)
沼津で開業しておられた医師、星野重雄先生には、幼い頃からお世話になりました。
星野先生は旧制沼津中学時代に作家井上靖と同級生であり、終生の友であったことも知られています。
この本には井上靖との友情のみならず、小説「夏草冬濤」の登場人物のモデルとなった友人たちとの交友や、郷土史への深い知識の数々、紀行文などが書かれています。
初版の帯に付けられた井上靖夫人、井上ふみさんの言葉にも心打たれるものがあります。
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グリーグの管弦楽曲をフランスの演奏家で聴く。
名エンジニア、アンドレ・シャルランの録音でグリーグのノルウェー舞曲と民謡組曲など
演奏はポール・ボノー指揮のシャンゼリゼ劇場管弦楽団によるもの。
・ノルウェー舞曲 作品35
・トロルハウゲンの婚礼の日 作品65-6
・ノルウェーの旋律 作品 63
ポール・ボノー
シャンゼリゼ劇場管弦楽団
フランスのティスト漂う軽く洒落た雰囲気のグリーグ。
北欧的な軽さではなく、あくまでもカラフルでラテン的なノリが新鮮。
爽やかな後味を残す演奏だ。
ポール・ボノーはデュカスの弟子の作曲家。
細君のピアニスト、ジャクリーヌ・ロバン=ボノーのほうが知られているかもしれない。
ジュヌヴィエーヴ・ジョワと組んだピアノデュオのフランス音楽のレコーディングの数々は知られた名盤だ。
指揮者としてのボノーはこのグリーグのほか、同じシャルランレーベルにシャブリエの管弦楽曲集の録音がある。
こちらも聴いてみたくなった。
Youtubeはグリーグのノルウェー舞曲
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