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2020年6月に作成された記事

2020年6月28日 (日)

「ホルン吹きの休日」 ヘルマン・バウマン

昨晩から強い雨の日曜日。

これから一週間は雨の予報。

こんな日は一日引きこもり。

 

溜まった新聞を拾い読みをしながらチラシと一緒にまとめたり、ダイレクトメールをシュレッダーにかけたりと家の雑事。

午後になって、箱根山麓の広大な土地でジャガイモを栽培している父方の祖母の実家から親戚がやってきた。


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祖母が我が家に嫁に来てから90年近くにもなるのに、毎年この時期に三島名産のジャガイモを持ってきてくれる。

 

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今年もキタアカリとメィクィーンの箱を二つ。

祖母は自分が生まれる前に亡くなっているので顔を知らない。
持ってきてくれた父の従兄弟も80を越えている。

日焼けした笑顔は自分が幼い時のまま変わらない。
いつまでもご壮健でお過ごしください。

いつもありがとうございます。


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さっそくじゃがバターでいただきました。

 

今日はヘルマン・バウマンのホルンを聴いていた。
キングレコードが出していたLPでバウマン来日時の録音。

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「ホルン吹きの休日」

01. サン=サーンス:演奏会用小品 作品94
02. メンデルスゾーン:無言歌 Op 38-3
03. サン=サーンス:白鳥
04. J.シュトラウス:甘い涙
05. サン=サーンス:ロマンス Op 36
06. マレ:バスク人
07. ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op 34-14
08. クライスラー:愛の悲しみ
09. スクリャービン:ロマンス(遺作)
10. グリーンスリーヴズ(イギリス民謡)
11. モーツァルト:アンダンティーノ K 374g
12. ボロディン:セレナード
13. ロッシーニ, バウマン:狩のランデヴー

 ヘルマン・バウマン (hr)
 本荘玲子(pf)
           録音 1982年6月19~21日
              戸田市民会館

 

ホルン吹きにとっては馴染みの名曲ばかり。

張りのある音色にゆったり余裕のテクニック。

 

やはりうまいなぁ。

ごろんと横になりながら聴いていた。

Youtubeはバウマンの吹くシューベルト、「アヴェ・マリア」

 

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2020年6月25日 (木)

本日の練習、沼響練習再開二日目

昨夜遅くからの雨がそのままの木曜日。
終日断続的に雨。

夜は沼響の練習再開二日目。

仕事を終えてそのまま「ボルカノ」で夕食から練習場へのいつものコース。


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そういえば先週の木曜も雨だった。


沼響練習再開二日目。


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場所は沼津市民文化センター小ホール。

 

曲は歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲、「威風堂々」第1番そして「フィンランディア」。


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密を避けて椅子との間を距離を保ち弦楽器と管楽器の間にスクリーン。

 

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今回は木管楽器と金管楽器が二列になったので先週よりは合わせやすかった。


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だいぶ練習らしくなってきた。

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試行錯誤は続く。

 

youtubeはペッカ・サラステ指揮フィンランド放送響の合唱付き「フィンランディア」。

ヘルシンキの音楽ホールオープニングから。

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2020年6月24日 (水)

モートン・グールドの「1812年」

昨日と同じような雲の多い晴れ。
気温は高く本日の最高気温34度。

 

モートン・グールドの指揮するチャイコフスキー、「1812年」を聴く。

聴いたのは伊RCAから出ていたLPで、有名なドラティ盤と同じ「ウェリントンの勝利」とのカップリング。

 

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 モートン・グールドはアメリカの作曲家にしてアレンジャー、指揮者。

とにかく大変な才人で、クラシックからポピュラーのヒット作まで幅広いジャンルの作曲や指揮者としての録音がある。

 

この録音は米マーキュリーが出したドラティの「1812年」に対抗して作成されたアルバム。

オリジナルは「ボレロ」とのカップリングだった。

 

録音だけではなく演奏も立派。

冒頭のチェロアンサンブルの厚い響きと完璧なバランスで鳴り響く、
弦楽器のみならず管楽器も腕っこきが集まっているようだ。

ブリリアントでゴージャスな音の饗宴。

注目の終盤でも大砲がスピーカーの左右から交互に咆哮。

 

鐘はスピーカーの中央部から2種類の鐘が鳴っている。

 

B面のベートーヴェンは演奏としては1812年よりも良いかもしれない。

ただしこちらはマスケット銃の音はラチェットを使用しているようだ。

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実はネット情報で、このグールドの「1812年」の最近復刻されたCDでは大砲と鐘が入っていないとのこと。

 

どうやら収録時に別採りした大砲と鐘の音のマスターテープを紛失してしまったらしい。

 

そこであらためて米RCAのオリジナルLP(LSC2345)を棚から取り出してみた。
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このLPには詳細な録音データが書かれている。

1959年にニューヨークのマンハッタンセンターでの録音。
補助マイクを12本使用。

大砲と鐘については演奏とは別に録音したと確かに書かれている。

 

大砲にはCarroll Canon、鐘にはSchulmerich carillonと書かれているけれど意味不明。

Schulmerich という鐘のメーカーがあるけれども、メーカーの創立が1962年なのでこの録音の後だ。

 

解説には演奏と大砲とをシンクロさせるのに苦労したともある。

 

録音時のオケの編成はヴァイオリン22 ヴィオラ9 チェロ8 コントラバス4。

コントラバスの4人は少ない気がするけれど力のあるチェロがその分補っているようだ。

 

特に低音部は充実していて冒頭のチェロ合奏は見事な響き。

ともあれ1959年録音としては驚異的な音の良さで演奏も見事。

 

オケの名はないけれど、おそらく優秀なフリーランスにメトロポリタン歌劇場やニューヨークフィルのメンバーを加えたと想像する。

とにかく相当な腕利き集団だ。

 

今回イタリア盤と米オリジナルLPを聴き比べて、音のバランスと質が異なることが判った。

 

オケのリアルさでは米RCAのオリジナルが圧倒的に良く冒頭のチェロアンサンブルはまさに実在の響き。


ステレオ効果を強調したこの時期の録音に特徴的な左右に極端に分かれる音像も面白い。

ただし終盤の大砲と鐘の音は、最新のデジタル録音の同様の演奏に比べると響きがかなり混濁している。

 

そして一方のイタリア盤。


オケの定位や響きはオリジナルに比べるとかなり甘い。
それでもオリジナル盤を聴かなければ優秀録音として十分通用する。

面白いのは終盤の大砲と鐘の音は、オリジナルLPがかなり混濁していたのに比べこちらは明瞭な音。
大砲の一発一発が明快に識別できる。

 

別のアナログマスターが存在するのだろうか。

 

Youtubeはモートン・グールドの「アメリカン・サリュート」

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2020年6月23日 (火)

カラヤン&フィルハーモニア管との「プロムナードコンサート」その他

低く垂れ込めた雲の合間に青い空。
湿度は高く梅雨の合間の晴れた1日。

 

家にある古いものの大量処分中。

 

旅行の時に買った各種ガイドブックや大学時代の参考図書など、既に役割を終えたものをしみじみと手に取りながらも処分。

大量の文庫本なども多くは処分することにした。

今読み返してみると古い文庫本の活字の小さいことに驚く。


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大叔母が女学校の音楽教師時代に使った珍しい楽譜と、明治期の日本楽器製オルガン。

100年を超えても未だに音は出る。

これは捨てられない。

 

 

カラヤンのフィルハーモニア管時代の管弦楽小品集を聴く。


70年代に東芝EMIが発売した廉価盤LPで番号はAA5108.

これはシリーズもので、東芝EMIが発売した初めてのカラヤンの千円盤だった。

最初千円で発売されたのがオイルショックによる値上げですぐに1200円。

 

このシリーズは1940年代から1960年にかけて録音したカラヤンのEMIへのレコーディングのうちフィルハーモニア管との録音を中心に、一部40年代のウィーンフィルと50年代末のベルリンフィルとのステレオ録音を混在させたもの。

 

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① 喜歌劇《天国と地獄》序曲
② 喜歌劇《軽騎兵》序曲
③ 喜歌劇《こうもり》序曲
④ 喜歌劇《ジプシー男爵》序曲   
⑤ ラデツキー行進曲
⑥ 皇帝円舞曲             
⑦ ポルカ《雷鳴と電光》作品324
⑧ ピチカート・ポルカ         
⑨ ワルツ《うわごと》        

ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

フィルハーモニア管弦楽団

 

録音 1950年5月20日④⑥⑧⑨
   1955年4月③
   1960年9月①②⑦
   1955年?⑤

 

1950年5月20日録音の「シャンペンコンサート」と1960年9月録音の「プロムナード・コンサート」の両アルバムがオリジナル。
そして「こうもり」序曲のみ1955年4月録音の全曲録音から収録。

 

録音会場はすべてロンドンのキングズウェイホールだが、当然のことながら「シャンペンコンサート」のシュトラウス4曲と「こうもり」序曲はモノラル録音。

 

AA5081ではモノラル録音はすべて電気的にステレオ化してある。

 

なお60年録音の「プロムナード・コンサート」は、カラヤンがフィルハーモニア管を振った最後のスタジオ録音となった。

 

 

実は1953年から1955年にかけて、カラヤンは1960年録音の「プロムナード・コンサート」と全く同じ曲目を同じ曲順で録音している。

オケはこちらもフィルハーモニア管。

 

「プロムナード・コンサート」


・ワルツ《スケートをする人々》作品183
・トリッチ・トラッチ・ポルカ作品214
・ラデツキー行進曲
・狂詩曲《スペイン》
・楽しい行進曲
・ポルカ《雷鳴と電光》作品324
・喜歌劇《軽騎兵》序曲
・歌劇《バグパイプ吹きのシュワンダ》よりポルカ
・喜歌劇《天国と地獄》序曲)

これがよほど売れたのか全く同じ内容で60年にステレオ録音。

 

そこでこのAA5081.

 

聴いてみるといろいろと面白いことがわかった。

EQカーヴはいずれもcolumbiaカーヴ。

 

このLPは、オリジナルステレオ録音とモノラルからの疑似ステレオ録音の混在で最初の2曲、「天国と地獄」と「軽騎兵」は1960年録音。

ここではEQカーヴがぴたりとはまり実に鮮明な生々しい音。


これほどの優秀録音だとは思わなかった。

 

1955年録音の「こうもり」序曲となるとがくりと音像が狭くなる。

 

B面はラデツキー行進曲から。

 

1960年録音の真正のステレオ録音かと思いきや、音像は疑似ステレオのままだった。

なんと「ラデツキー行進曲」は1960年のステレオ音源を使わずに1955年のモノラル音源の旧録音をわざわざステレオ化して製品化したようなのだ。

ジャケットには*はモノラル録音を電気的にステレオ化したものです、との表示はあるけれどラデツキー行進曲には*表示はない。

 

Youtubeは2020年のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートから「軽騎兵」序曲。ネルソンズの指揮

 

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2020年6月21日 (日)

ウイリアム・スタインバーグの「惑星」

6月も後半に入り路傍の紫陽花もそろそろおしまい。

 

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終日雨だった金曜は気温が下がり半袖では過ごせぬほど。
土曜の最高気温も27度程度、比較的過ごしやすい一日。

 

移動自粛緩和で、各地の行楽地は昨日あたりから人出が増えている。
ガソリンを入れるために外出すると国道を走るツーリングのバイクが多数。

緊張が大幅に緩みなんとなくのコロナ慣れ。

抗体検査の結果では日本国内の感染者が少ないことが判明。
未だ感染者が爆発的に増えている国もあり危険なのはこれからではなかろうか。

 

 

大幅な断捨離で部屋の片付けの最中に書架に躓き右足を強打して一日中痛い。
どうも最近動きが鈍くなってきた。

 

 

ウイリアム・スタインバーグの「惑星」を聴いていた。
手持ちは70年代後半に出た国内廉価盤LP.


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・組曲《惑星》 作品32

  ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
  ボストン交響楽団
  ニュー・イングランド音楽院合唱団

 

     録音:1970年

 

ラインスドルフから小澤征爾への中継ぎのような形でスタインバーグがボストン響の音楽監督だった時代の録音。

 

短い3年という音楽監督、ピッツバーグ響との兼任だったので残された録音は少ない。

 

だが今聞いてみるといずれも名演揃いでこの「惑星」は代表的な遺産。

 

「火星」は作曲者の自演に限りなく近い猛烈に早いテンポ。

 

1拍目の強烈なアクセントでひた押しに押してくるド迫力が凄まじく、ボストン響の切れの良いアンサンブルもあってピーンと張りつめた緊張力に息を飲む。

 

「金星」のロマンティックな歌に続く「水星」ではこれほど木管楽器群の絡み合いが明瞭な演奏も類を見ない。
雄大な「木星」に深い詠嘆の気配が漂う「土星」など。
オーケストラのショウピースに陥りがちなこの曲を深いところで捉えている稀有な演奏だ。

 

「惑星」ではボールトや著名なイギリスの指揮者たちによる名演が多いけれども、アンサンブルの精度と深い解釈、知情意のバランスの良さで最右翼の名演だと思う。

 

自分が通っていた高校の音楽室に備えられていた「惑星」が、このスタインバーグの演奏だった。
あれは確かグラモフォンのレギュラー盤。

 

その頃、カラヤン指揮ウィーンフィルやストコフスキーの演奏が既に廉価盤で出ていて、生意気盛りの自分は、著名な指揮者の演奏が廉価盤で出ているのになぜ無名の(その頃スタインバーグの名を知らなかった)の高いレコードを学校が買うのか不思議に思った、なんてことを思い出した。

 

Youtubeはスタインバーグ指揮ボストン交響楽団のベートーヴェン、交響曲第7番のフィナーレ。

マーラー版の改変が随所で聴くことができます。

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2020年6月18日 (木)

沼響3ヶ月ぶりの練習再開

曇りのち雨。
夜から気温が下がってきた。

 

今日は沼響、3ヶ月ぶりの練習再開。

 

仕事を済ませて木曜のオケ練習前の定番、人気パスタ店「ボルカノ」にて夕食。

この店を訪れるのも3ヶ月ぶりだ。


店内には5人ほどの男性グループとお客も数人。
笑顔で迎えてくれた金髪西欧美人の奥様。

 

コロナ禍にあってもお店はいつもと変わらない雰囲気が嬉しい。

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オーダーしたのはハンバーグとピザを添えたバラエティランチ。

 

そして練習会場へ。

場所は沼津市民文化センター小ホール。

雨がポツリポツリと降り始めた。
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ホールに着くとウイルス対策のために管楽器は横一列、そして弦楽器との間にビニールスクリーンを設置。

 

曲は「フィンランディア」と「威風堂々第1番」そして歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲。

指揮はチューバ奏者にして沼響とは何度も一緒に演奏したOさん。


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久しぶりの練習、スクリーンで指揮が見にくい。

響きがつかめず弦楽器の音はかなり小さく聞こえる。

 


戸惑いの中でしだいに慣れてはきた。


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管楽器が横一列なので「フィンランディア」の冒頭では遠くのトロンボーンはほとんど聞こえない。

 

「威風堂々」は若い頃演奏したことがあるけれどブランクの後なのでかなりキツイ。

こんなに難しい曲だったのかな?

 

演奏はバランスも良くないし音程もふらふら。

 

でもやはりオーケストラはいいものだ。

楽しいな。


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3ヶ月ぶりに会った皆も元気だった。

30年以上続いていた日常のルーティンが徐々に戻ってきている。

 

練習終了後、文化センターの方々が椅子をひとつひとつ消毒してくれました。

今回の数々のご配慮に感謝です。

ありがとうございました。

 

YoutubeはN響ホルンセクションによる「ヘンゼルとグレーテル」

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2020年6月17日 (水)

J.B.チャンスの遺産

晴れ時々曇り、梅雨の中休み。
夏本番のような暑い日が続き、月曜の静岡は35度越えで全国最高気温を記録。

何故か夜は涼しい風が吹いている。

 

ガレージの改修工事が始まり月曜からは床面の防水工事。

夜間に野良猫やハクビシンなどの小動物が侵入しないように、職人さんがビニール製のバリケードを作ってくれた。

天井のツバメの巣はそのままなので朝見たら床面に糞がいっぱい落ちていた。

 

アメリカの作曲家J.B.チャンスの作品集を聴く。
米Albanyから出ているCD.


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・ 呪文と踊り
・序奏とカプリチオ~ピアノと24の管楽器のための*
・交響曲第2番~吹奏楽と打楽器のための
・ブルー・レイク序曲
・エレジー
・朝鮮民謡の主題による変奏曲

 スティーヴン・スティール(指揮)
 イリノイ州立大学ウィンドシンフォニー

 録音
   2004年11月19日、20日、
   イリノイ州ノーマル、イリノイ州立大学舞台芸術センター・コンサートホール

John Barnes Chance(1932年 – 1972)は吹奏楽の分野に数々の作品を残している。

その特異な作風は独自の存在感を誇っていた。
数々の傑作を残し将来を嘱望されながらも39歳で不慮の事故死。

 

打楽器コンチェルトのような「呪文と踊り」や、ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」に似た主題と変奏、そしてフーガから成る「朝鮮民謡の主題による変奏曲」などは今でもよく演奏される傑作だ。

この2曲は自分も演奏したことがあり、特に「呪文と踊り」は打楽器パートを演奏した思い出の曲。

 

このアルバムはチャンスの追悼盤のようなCDで、遺作となった交響曲第2番のほか「呪文と踊り」「朝鮮民謡の主題による変奏曲」も収録。

この中では交響曲第1番を吹奏楽編成に編曲した交響曲第2番が最も聴き応えがある。

 

ピアノと24の管楽器のための「序奏とカプリチオ」の神秘的で不安に満ちた響きと、それでいて深い叙情を感じさせるメロディは、他に類を見ない独特な作風のチャンスならではのもの。

 

有名な「呪文と踊り」や「朝鮮民謡の主題による変奏曲」は他に優れた演奏があるけれども、これだけまとまったチャンスの作品を聴くことができるのは貴重。

 

Youtubeは「呪文と踊り」

 

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2020年6月14日 (日)

ワルター・クリーン のシューベルト

曇り時々晴れ。
前線と低気圧の影響で全国的に大雨の気配の日曜日
ここ静岡東部も昨日の予報では一日雨だった。

結局、朝に多少小雨が降ったものの午後には晴れ間が見えるほど。
幸い家の片付けが捗った。

 

先週からガレージの改修に伴って物置の移転。
同時に古いものを大幅に片付け中。

雨が降らなかったので午前中に物置の片付けが終わり、午後から書棚の整理など。

既に故人となっている大叔父や叔父達が読んだ昭和初期の古い本は一部を除いて処分することにした。

 

 

ワルター・クリーンの弾くシューベルトを聴く。
VOXに残したピアノソナタ全集中1枚から。

手持ちはワーナー・パイオニアが80年代にLPとして発売した国内盤。

その全集の第3集。

 

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・ピアノソナタ第7番 変ホ長調D.568
・ピアノソナタ第9番  ロ長調D 575

   ワルター・クリーン(pf)

曲はD568が好み。

アンダンテの深い音楽はとても32歳で早世した若者とは思えない。
まさに選ばれた天才のみが書くことができた音楽だ。

 

クリーンの演奏はピュアな抒情、淡々と優しく語りかけるのが良い。

 

解説が非常に充実していて、シューベルトのピアノソナタの複雑な成り立ちや、残されたスケッチや断片からの作曲の過程の深い考察など非常に興味深い。

ピアノソナタのアンダンテのスケッチがベートーヴェンのピアノ曲の自筆スケッチの裏に書かれていた事実など、シューベルトがいかにベートーヴェンをリスペクトして研究していたかがわかる。

さらに散逸していたシューベルトのスケッチをブラームスが収集したことによって判明した事実の数々など。

 

これだけの詳細な解説と素晴らしい演奏が聴けて、ハードオフのジャンクコーナーでたったの110円。

 

知的な刺激を受けながらもリラックスの小一時間。

youtubeはワルター・クリーンの弾くシューベルト、ソナタ第7番第4楽章

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2020年6月13日 (土)

ヤニグロのベートーヴェン

朝から雨の土曜日。
夕方から本格的な降り。

 

イタリアのチェリスト、そして指揮者アントニオ・ヤニグロのチェロでベートーヴェンのソナタを聴く。

手持ちは米ヴァンガードから出ている全集CD2枚組。
ピアノはデムス。


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・チェロソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
・チェロソナタ第2番ト短調 Op.5-2
・チェロソナタ第3番イ長調 Op.69
・チェロソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
・チェロソナタ第5番ニ長調 Op.102-2

  アントニオ・ヤニグロ(チェロ)
  イェルク・デムス(ピアノ)

   録音:1964年

ヤニグロは50年代から60年代初めにかけて、自ら設立したザグレブ室内合奏団を指揮してバロック音楽を中心に多くの録音をヴァンガードレーベルに残していた。

その多くは70年初めにキングの廉価盤で出ていて私はずいぶんとお世話になった。

 

60年代から80年代にかけては、パイヤールやクルト・レーデルが率いる楽団やイ・ムジチなどの室内合奏団がそれぞれ独自の個性を誇っていて、折からのバロック音楽ブームに乗って数多くの録音を送り出している。

その中でヤニグロの指揮した一連の録音は、マイナーレーベル原盤の廉価盤ということもあって地味な印象でなんとなく主流から外れた扱いだったと思う。

 

今聞くとヤニグロのきっちりとした堅実な演奏は、ロマンティックに変容したイ・ムジチやパイヤールよりも時代を超えた存在のようにも思える。

 

チェリストとしては、米ウェストミンスターとヴァンガードにチェロの基本的な名曲を多く録音している。

ディーン・ディクソンが指揮したドヴォルザークのチェロ協奏曲はかなり良かったし、名指揮者フリッツ・ライナーは、交響詩「ドン・キホーテ」の録音時にチェロのソリストとしてヤニグロを起用している。

 

このベートーヴェンのチェロソナタは、このヴァンガード録音の前にウェストミンスターに全曲録音を残している。

ピアノ伴奏はカルロ・ゼッキ。

この演奏も是非きいてみたいもの。

特にゼッキの伴奏が興味深い。

 

そしてこの再録音。

美しく伸びのある音に確かなテクニック。

自由闊達にしてしなやかな歌を聴かせる大変な名演だ。

音楽の運びと柔らかな品のある音色は、名チェリスト、ピエール・フルニエに似ている。

パリのエコールノルマルでヤニグロが師事したディラン・アレクサニアンは、フルニエの師でもある。

 

ここでのデムスの重厚で艶のあるピアノも非常に良い。

録音も良好なステレオなのもありがたい。

 

Youtubeはヤニグロの弾くバッハ、無伴奏チェロ組曲第1番、しみじみと歌う名演です。

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2020年6月12日 (金)

ツバメの巣立ち、そして「ワーグナー演奏史」のことなど

晴れのち曇り。
湿気が強くマスクをしていると熱苦しい。

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車庫の天井のツバメのヒナたちが大きくなって、近くの電線との間を往復しながら飛行訓練を始めている。

ヒナは5羽孵って、2-3日前までは5羽とも元気な姿と鳴き声を聞かせていたけれど、今は4羽。


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昨晩の荒れた天気の中でも1羽はとうとう帰ってこなかった。

居場所を見つけたのだろう。

 

こうして巣立っていく。

 

車庫を改修する予定があり天井を剥がして蛍光灯も撤去することになっている。

このヒナたちが巣立つタイミングで工事を始めようと思っていて、今まで開始を遅らせていた。
これで工事を始めることができる。

 

20数年の間、この場所から多くのツバメが巣立ったけれど、来年は見ることができなくなるかもしれない。

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通勤の車中でワーグナーを聴いている。

 

「ワーグナー演奏史」

かつてレーザーディスクで発売されたサヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場の「リング」全曲の特典CDだったもの.
ブックオフ500円以下コーナーからの発掘。

 

内容は、1911年から1954年のフルトヴェングラーの「ジークフリートの葬送行進曲」までのワーグナーの演奏史を辿るというもの。

多くはバイロイト関連の歴史的録音。

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最古の演奏は1911年収録のエミ・デスティンことエマ・デスティノヴァー(1878~1930)が歌うゼンタのバラード。管弦楽伴奏。

デスティンはこの「さまよえるオランダ人」の初演でも歌っている伝説のソプラノ歌手。
なお別資料ではこの録音は1908年となっている。

もうひとつの録音年不詳のエリック・シュメーデス(1868-1931)の鍛冶屋の歌の方が古いかもしれない。

 

印象に残るものとしては1927年のレオ・ブレッヒ指揮ベルリン国立歌劇場管の伴奏による録音でソプラノのフイーダ・ライダー(1888-1975)とフリードリヒ・ショールによる「ワルキューレ」から「ホー・ヨー・トー・ホー」。

こんな凄い「ホー・ヨー・トー・ホー」は聴いたことがない。


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リヒャルト・ワーグナーの息子、ジークフリート・ワーグナーが1927年にバイロイトのオケを振った楽劇「パルシファル」から「聖金曜日の音楽」も聴けるのがありがたい。


ここでのバリトンは名歌手アレクサンダー・キプニス。

 

1927年のバイロイト音楽祭の「パルシファル」はカール・ムックが指揮している。

この録音はその公演直後に録音されたもの。

 

演奏はキチンと楷書風の面白みに欠けるものだが、ワーグナーのおぼっちゃまの演奏、ということを思うとなんとなく有難味があるような・・・・

続きのトラックにはカール・ムックの同年の「パルシファル」がしっかり入っている。

車中のカーオーディオだと録音の古さはさほど感じられない。

 

Youtubeはハイティンク指揮ベルリンフィルの「ジークフリート牧歌」

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2020年6月11日 (木)

スタンリー・ヴァイネルのサラサーテ

昨日梅雨入り、昨晩から断続的な雨。

昨日休みで庭の物置の移動と片付け。

アベノマスクが到着した。
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ちょうど配達時に隣のおじさんと立ち話。

これからの季節に熱そうなマスクだな・・・・

マスク不足以前に買っていたマスクがまだあるし家内手造りのものもあるので、
マスク入手に苦労してはいない。

 

老いた母に渡すと喜んでいた。

 

本日仕事。

ちょうど風雨の強い時間が帰宅時と重なり傘が壊れてしまった。

全身ずぶ濡れ。

 

沼響の練習が来週から再開することになった。

 

そして文化センターの担当者から連絡が入り、1月を最後に延期となっていたクラシックレコードコンサートも定員を事前申し込み限定で参加人数を絞り込み、来月から再開の予定だという。

こちらは3月に予定していたプログラムをほぼそのまま使うことに。

徐々に日常のペースに近づいてきた。

 

音楽はサラサーテを聴いていた

スタンリー・ヴァイネル(Stanly Weiner)というアメリカのヴァイオリニストに
Harry Mc Clureの伴奏 による「スペイン舞曲集」。

Machintoshレコードというマイナーレーベルが出していたLP.。

 

演奏者はおろかレーベルも初めて目にする名前だ。
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・スペイン舞曲集   :サラサーテ

  Stanly Weiner (ヴァイオリン)
  Harry Mc Clure (ピアノ)

 

Stanly Weiner(1925-1991)は、アメリカ生まれの作曲家にしてヴァイオリニスト。

父はボルチモア交響楽団のコンサートマスターだったらしい。

ネットで検索すると、マックス・レーガーやプロコフィエフなどの比較的マイナーなヴァイオリン作品のレコーディングがヒットする。

それなりのテクニシャンらしい。

 

聴いてみると申し分ないテクニック。

サラサーテが書いた譜を見事に音にしている。

けれども音に潤いが欠けるようだ。

 

録音はモノラル。

多少堅めの響きながら非常に生々しい。

EQカーヴはNABで聴いた。

 

Yoitubeはヴァイナルのヴァイオリンでドニゼッティのヴァイオリンとチェロのためのコンチェルティーノ

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2020年6月 9日 (火)

ノーマンのフランス歌曲集、オランダ盤とフランス盤の音の違い

薄曇りの蒸し暑い一日。
畑の夏野菜が実り始めている。
茄子に胡瓜、トマトにピーマン、エトセトラ。

ここらでひと雨ほしいところ。

隣家の畑ではハクビシンにトマトをだいぶやられたとのこと。

 

今日の仕事帰りの夕方。


我が家の上空あたりで自衛隊の4発プロペラ機が4機が低空で旋回していた。


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ぐるぐると何回も・・・

はて?時間調整かな?

航空自衛隊の輸送機C130 ハーキュリーズのようだ。

 

昨日は休み、物置の中のものの片付けをしていた。

一旦中のものを全て出してみた。

中身の大部分は日曜大工道具で、様々な工具類に釘、ネジその他。
ペイント関係が入った缶も多数。

ラベルが風化して読めなくなったものもあったりして大部分処分することにした。

 

先日、ダブり買いしてしまったジェシー・ノーマンのフランス歌曲集を聴く。

ノーマン30代の歌で、後の凄みはさほど感じられなくのびやかで明快、健康的な中にも洒落た雰囲気もあって素敵なアルバムとなっている。

 

手持ちは2枚のLP。

2枚とも中古LPで1枚はお茶の水ディスク・ユニオンで153円、

もう一枚は先日ハードオフのジャンクコーナーで220円で贖ったもの。


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・前の世
・フィディレ
・悲しい歌
・旅への誘い      :以上 デュパルク

・2つのヘブライの旋律 :ラヴェル
 
・パリへの旅
・モンパルナス
・ラ・グルヌイエール島
・愛の道        :以上 プーランク
・ブロンズの彫像
・ダフェネオ
・帽子屋
・あなたがほしい    :以上 サティ

ジェシー・ノーマン(S)
ダルトン・ボールドウィン(p)

   録音 1976年5月  アムステルダム

 

 

ハードオフで買ったものはダブルジャケットで丁寧な作り、よく見るとフランス製の文字が書かれていた。
フランスプレスらしい。

その前に買ったものはシングルジャケット。

オランダ製とはっきりレーベルに書かれている。

 

おそらく同じメタル原盤からのプレスで、音に差はないと思って聞いてみたら大違いだった。

 

フランス盤はしなやかでしっとりと落ち着いた響き、ピアノの残響も長く引いている。

一方のオランダ盤はエッジの立った固めの音、ピアノの音はかなり明快だ。

こんなに差が出るとは思わなかった。


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ちなみにフランス盤の番号は412 656-1   

マトリックス番号は9500 356 2

 

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オランダ盤は番号が9500 356で

マトリックス番号は9500 356 2Y

最後のYは何だろう?カッティング技術者のイニシャルか?

 

SN比はフランス盤が多少良いようだ。

とにかく聴いた印象が変わるほどの大きな違いに驚いた。

 

EQカーヴは手持ちのフォノイコライザーにはぴったりするものがなくRIAAで聴いた。

 

Youtubeは1985年ジェシー・ノーマン初来日コンサートの サティ、「あなたが欲しい」

 

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2020年6月 7日 (日)

マゼールのバッハ

晴れ時々曇り、適度な風吹く穏やかな日曜日。

昨日から、物置を別の場所に移転するために移転先予定のツツジや柿の小枝を
チェーンソーで払ったりしていた。

同時進行で物置の中や書庫の本を中心に断捨離の開始。

物置を片付けていると、あることすら忘れていたいろいろなものが出てくる。

 

子どもたちのおもちゃやノート、学校で作った工作など。
捨てるに捨てきれず結局別の段ボールに入れたりしていた。

既に読み終わった本も、「あそこには面白いことが書いてあったな」などと思い出すともういけない。

結局捨てられない。

未読の本はなおさらだ。(これが大部分)


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長持の中には戦中の雑誌や黒っぽい本がびっしり。

結局減らない。


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昨日のNHKニュースでウィーンフィルがコンサートを再開したとのニュースをやっていた。
指揮はバレンボイム。

客数は100席限定。

 

徐々に再開の兆しは嬉しいけれども、これではチケットがますます入手難になって、コンサートが限られた人だけのものになってしまうなぁ・・・・

 

 

若き日のマゼールのバッハを聴く。

2曲の管弦楽組曲を国内盤LPで。

ベルリン放送響音楽監督時代のマゼール30代の録音。

 

マゼールのベルリン時代は新進気鋭の熱い情熱が感じられ、ベルリンフィルに君臨するカラヤンに強い対抗意識を燃やしていたようにも思える。

鋭い感性と純なフレッシュさで後のマゼールの音楽とは異なる魅力があった。

 

この頃の録音レーベルはドイツ・グラモフォン、コンサートホール、フィリップスが主なもの。
中でもラヴェルのオペラ「子供と魔法」の録音は同曲を代表する名演。

 

フィリップス移籍後には落ち着いた風格も加わり、さらに仕上げの良い演奏が多かったと思う。

このバッハもその中の一枚。

 

この時期マゼールはバッハの作品を集中的に録音している。

管弦楽組曲とブランデンブルク協奏曲は全曲、そしてロ短調ミサ、復活祭オラトリオなど。

不思議なことにマゼールはこの後バッハの録音を残していない。

 

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・組曲第2番 ロ短調 BWV1067
・組曲第3番 ニ長調 BWV1068

 

  ロリン・マゼール(指揮)
  ベルリン放送交響楽団
  ロジェ・ブールダン(fl)
  モーリス・アンドレ(tp)
       録音  1965年

 

この演奏は若いころから自分のオーディオ装置が変わる毎に音質チェックのレファレンスとして使っていた。

バランスの良い響きに重心の低いフィリップス独特の音は今でも色褪せない。

 

いわゆるモダン楽器による大編成オケによるバッハで組曲第3番の序曲など壮大な音の絵巻を展開。

続くアリアはもたれずあっさり仕上げ。

 

随所で活躍するトランペットは名手モーリス・アンドレ。

この時期のコンサートマスターは豊田耕児とゲルハルト・ヘッツェルだ。

 

Youtubeはマゼールがウィーンフィルを弾き振りしたブランデンブルク協奏曲第4番

 

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2020年6月 5日 (金)

ジークフリート・ボリスのベートーヴェン

本日芒種。晴れて蒸し暑い一日。


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オフィスの窓から見える木にカラスが大きな巣を作っている。

ツバメの巣が泥を練り上げたものに対してカラスの巣は小枝を組み合わせたもの。

なかなか芸術的な造形物。

 

時々ヒナらしき子ガラスが顔を覗かせている。

大きい、ほとんど親ガラスと変わらない。


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ジークフリート・ボリスのヴァイオリンでベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴く。

こちらも昨年ハードオフ100円ジャンク盤。

 

イタリア、ファヴリ系のディスクで原盤はアメリカのバジェットプライスで出ていたもの。


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・ヴァイオリン協奏曲 二長調

  ジークフリート・ボリス(ヴァイオリン)
  

  フリッツ・リーガー(指揮)
  ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団

  録音 1961年

 

ボリスはフルトヴェングラー時代のベルリンフィルのコンサートマスター。

ベルリンフィル時代にチェリビダッケの指揮でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の録音を残していたけれども、あまり印象に残っていない。

このベートーヴェンは芯のしっかりした硬質の音と強靭なカンタービレ。

スケールも大きく堂々たる名演だ。

 

歴史の彼方に埋没しているドイツの指揮者フリッツ・リーガー

リーガーの伴奏も重厚で雄大な伴奏で楽しめる。

 

EQカーヴはNABがぴったりはまった。


大きな広がりと濃い密度の響き、素晴らしい音が部屋いっぱいに広がる。

 

Youtubeはジークフリート・ボリスの弾くベートーヴェン、ヴァイオリン協奏曲

 

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2020年6月 4日 (木)

トゥーツ・シールマンスの2012年ライヴ

曇りのち晴れ。

南から湿気を含んだ大気が流れて蒸し暑い。
マスクをしているからなおさらだ。


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今年もツバメがやってきた。

 

車庫の天井にある巣の中では5羽ほどのヒナが孵って毎日賑やか。
だが糞がものすごく、とても車は止められない。

我が家にツバメが来るようになって30年近く。
毎年このシーズンにやってきては数羽のヒナが巣立っていく。


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遠く東南アジアから海を越え、我が家を目指してくることを考えるとなんとも愛おしく糞害も気にならない。

 

会議漬けの一日。
感染対策で窓を開け放った広い会議室に10人ほど。

 

最近はYoutubeで手軽に数多くの演奏が楽しめるようになった。

かつての巨匠から現役バリバリの有名無名のアーティストたち。

そして驚きの技量を持ったプロ顔負けのアマチュア演奏家。

 

自分が今まで聞くこともなかった様々なジャンルの名演奏に出合うことも容易になった。

 

映画音楽の巨匠バーナード・ハーマンの曲が聴きたくなってYoutubeをサーフィンしていて出合ったのが、ジャズハーモニカの大御所トゥーツ・シールマンスの2012年ライヴ。

 

ハーマンの作品ではないけれど映画「真夜中のカウボーイ」のテーマ曲と、この演奏に惹かれて一日に何度も聞いている。

このときトールキンスは実に90歳。

 

眠れぬ夜に聴くまさに神の如き演奏だ。

 

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2020年6月 1日 (月)

ロザンドのサラサーテ

晴れのち曇り。
今週から6月。

ここ数日はっきりしない天気。

雨が降りそうで降らない。

畑が乾いて夕方になると毎日水撒き。

 

 

 

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今年は我が家の梅が豊作でいつになく大粒の実が生った。

いつもはそのまま落ちるにまかせていたけれど今年は収穫することにした。


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5キロほど収穫してさて何にしようか。

梅酒、梅干しなど頭に浮かぶのはその程度。

 

たまたまスーパーで梅ジュースの素というのがあったので買ってみた。


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一袋で必要な梅は1キロとのこと。

残りはとりあえず冷凍しておくことにした。

 

夜になって首のあたりが痒くなってきた。

かぶれたかな・・・

 

今日はアロン・ロザンドのサラサーテを聴く。

米VOX原盤の伊PENNYのLP.


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・8つのスペイン舞曲
・2つのヴァイオリンのための「ナヴァラ」

              (スペイン舞曲)
・カプリス・バスク
・序奏とタランテラ


  アロン・ロザンド(Vn)、
  マイケル・ワレフスキー(Pf) 

昨年、ハードオフの大量輸入放出盤からの1枚。

 

アロン・ロザンド(1927-2019)はロシア系移民のアメリカのヴァイオリニスト。

 

10歳でフレデリック・ストック指揮のシカゴ響と共演したというから一種の天才少年だったのだろう。

バーンスタイン指揮ニューヨークフィルで正式なソロデビュー。
カーチス音楽院で教鞭をとり、吉田恭子、古澤巌も教えを受けている。

 

何度か来日していて、なぜか家内が聴いたことがあるらしく来日公演プログラムが家にある。

感想を聞いてみたら全く覚えていないという。Orz

 

ロザンドは米VOXに大量の録音を残していて、ヨアヒムやエルンスト、レハールらの珍しいヴァイオリン曲の演奏など、かなり凝った内容の録音があった。

有名無名曲の夥しい録音があるにもかかわらず日本ではあまり評判にはならなかった。

 

昨年亡くなった時もさほど話題にはならなかったと記憶している。

 

 

この録音は美しくも妖艶なサラサーテ。

やるせない倦怠感と甘くまったりしたヴァイオリンの音

 

銘記グァルネリ・デル・ジェス「エクス・コハンスキ」の豊麗な音が美しく響く。

 

EQカーヴはNAB.

名エンジニア、ヴァン・ゲルダーの手による優秀録音だ。

なお2つのヴァイオリンのための「ナヴァラ」はロザンドによる二重録音。

 

Youtubeはロザンドの弾くサラサーテ、「マラゲーニャ」

 

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