« G.ズッカーマンのモーツァルトのファゴット協奏曲 | トップページ | グリュンナー=ヘッゲの「悲愴」 »

2020年7月30日 (木)

ベッケルンドのラフマニノフ

曇りのち晴れ、朝のうち小雨。

出社して間もなくのこと、突然の緊急地震速報!
オフィス内に緊張が走る。

 

皆じっと身構えても何も起こらない。

やがて市役所が配信している防災情報メールが入ってきた。
房総半島沖マグニチュード7.3程度以上、

主要動がすでに到達したと思われる地域と震度に伊豆大島5弱から5強・・・など

伊豆大島で震度5ならばここも多少は揺れそうなものだが・・・

ネットで検索してもなかなか地震の情報が出てこない。

 

そのうち震源地が鳥島沖との情報が入る。

鳥島、遠いなぁ・・・

ともあれ多少空振りがあっても、このような情報はこまめに出して欲しいもの。

 

午後から晴れて久しぶりに青空を見た。

西日本で梅雨明け。

 

ノルウェーの音楽家たちによるラフマニノフを聴く。

米CAMDEN原盤の国内盤LPモノラル録音。

Img_20200726_194616

・ピアノ協奏曲第2番

 シェル・ベッケルンド(ピアノ)


 エルヴィン・フィエルシュタード(指揮)
 オスロフィルハーモニー管弦楽団

 録音 1953年

 

いずれもグリーグで名演を聞かせた演奏家たち。

シェル・ベッケルンド(1930-2004)はオスロ生まれ。

8歳でオスロフィルと共演している。いわゆる早熟な天才少年だったのだろう。

ドイツ正統派のピアニスト、ハンス・リヒター=ハーザーとウイルヘルム・ケンプに師事。

 

ベッケルンドの現役盤はほとんど北欧の作曲家たちの作品に限られている。

中でもグリーグのピアノ協奏曲はロングセラーの名演。

 

フィエルシュタートは指揮をクレメンス・クラウスに学ぶ。

オスロフィルのコンサートマスターから指揮者に転じ、1962年から1969年までN響にもしばし客演するブロムシュテットと共にオスロフィルの首席指揮者。

 

ベッケルンドのピアノは師リヒター=ハーザー譲りの鋼鉄のような強靭なタッチとがっしりとした音楽造りが特徴だと思う。

このラフマニノフも煌びやかにして重厚な音色と着実なテクニックが魅力的。

オケも雄弁で疾風怒濤に突き進む雄大な出来だ。

 

第2楽章ではピアノの左手の細かな動きで内声部を浮き上がらせていくのが非常な効果を上げている。
共感に満ちたオケの歌も良い。

ソロとオケが一体となった熱く燃えるような演奏で、第3楽章の終盤を聴いているうちに鳥肌が立ってきた。

 

全く知られていない演奏だが、この曲の数ある名演のうちで最右翼の演奏だ。

 

 

Youtubeはベッケルンドの弾くグリーグ、叙情組曲から

|

« G.ズッカーマンのモーツァルトのファゴット協奏曲 | トップページ | グリュンナー=ヘッゲの「悲愴」 »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« G.ズッカーマンのモーツァルトのファゴット協奏曲 | トップページ | グリュンナー=ヘッゲの「悲愴」 »