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2020年7月 7日 (火)

ボンガルツのコダーイとクライネルトのプロコフィエフ

7月第2週に入り熊本の豪雨は九州全土に広がり未だ止まず。
ここ沼津でも数日大雨警報のまま。

 

本日休み、午前中は母の知人のパネル展を観に母を連れて千本プラザへ。

ここでかつて同じセクションでお世話になった先輩のSさんに会った。

今は新たな職場で奮闘中だとのこと。

お互いの近況やら今後のことなど。

ちょいとお疲れ気味のようだった。

 

ボンガルツのコダーイとクライネルトのプロコフィエフ

旧東欧の指揮者二人の演奏。

 

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・管弦楽のための協奏曲 :コダーイ

 ハインツ・ボンガルツ(指揮)
 ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団

・スキタイ組曲 「アラーとロリー」:プロコフィエフ
 

 ロルフ・クライネルト(指揮)
 ベルリン放送交響楽団

 

米URANIAのLP。EQカーヴはAESで聴いた。

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コダーイの管弦楽のための協奏曲は、シカゴ響創立50周年を記念して委嘱された作品、

20世紀屈指の名作オーケストラ曲ともいえるバルトークの著名な作品よりも3年早く作曲された20分弱の作品。

 

どうしても同郷のバルトークの作品と比べてしまうので分が悪い。

 

バルトークのオケコンには膨大な録音があるのにコダーイの同曲の録音は数えるほどしかなく、自分の手持ちはこのボンガルツのほかフェレンチクとグシュルバウアーくらい。

作品の魅力としてはバルトークの曲には及ばず、今思うとほとんどコダーイのオケコンの印象は残っていない。

 

オーケストラの名人芸を競うというよりも各パートの合奏体としての魅力を引き出した作品と言えるようだ。

そしてボンガルツの演奏。

ハインツ・ボンガルツ(1894-1974)はブルックナーなどのほかシベリウスなどにも名演を残している知る人ぞ知る旧東ドイツ指揮界の名匠。

 

ドヴォルザークの交響曲第7番は素晴らしい演奏だった。

うーん、名指揮者ボンガルツにしてもさほど名曲だとは思わない。

 

カップリングはやはり旧東ドイツを中心に活動していたロルフ・クライネルト(1911~1975)」。

旧東ベルリンのベルリン放送交響楽団の音楽監督をアーベントロートから引き継ぎ、急逝したあとはハインツ・レーグナーが引き継いでいる。

 

クライネルトでは、スイトナーの「軍隊」とカップリングされて国内発売されていたハイドンの「時計」が、オケの渋い響きを生かしながら自然な音楽の流れが心地よい演奏だった。

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だがこのプロコフィエフは恐ろしく不器用な演奏。

ひょっとしてちゃんと振れていないのではなかろうか。

 

速いテンポで春の祭典ばりの野性味で迫る演奏が多い「魔人チョルノボフの踊り」など、通常の倍ぐらいの超スローモーさで凶悪さよりも気持ちの悪さと不気味さでは最右翼。

 

Youtubeはプロコフィエフの「スキタイ組曲」、ゲルギエフの指揮

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