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2020年8月に作成された記事

2020年8月30日 (日)

ド・ヴィールとスグリッチのクラヴサン、フォルテピアノ

晴れのち曇り。8月最後の日曜日。

音楽部屋にもヤモリ出現。


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先日リビングに現れた個体とは別のようだ。

 

首相在職歴代最長だった安倍首相辞任。

恣意的な判断で民主主義のプロセスを破壊、未曾有の長期政権が残したものは忖度の土壌と政治不信。

 

 

今日はクラヴサン奏者として知られるベルギーの女流ド・ヴィールと、イタリアのスグリッチの演奏を聴く。

ベルギーのAlphaから出ていたLPで、ハードオフのジャンクコーナーで見つけたもの。

 

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、コジェルフらの鍵盤作品をこの二人が弾いている。

 

タイトルは「POUR LE CLAVECIN OU LE PIANOFORTE 」


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1.ディヴェルティメント「先生と生徒」 Hob.XVIIa:1 ヘ長調 4手のための
                           :ハイドン

2.ピアノソナタ ハ長調 K. 545             :モーツァルト

3.パイジェッロの歌劇「水車屋の娘」の二重唱「わが心もはやうつろになりて」
  による6つの変奏曲 WoO.70               :ベートーヴェン

4.4手のためのピアノソナタ ニ長調 Op.6 :ベートーヴェン

5.ピアノソナタ Op51-2                :コジェルフ

6.グレトリの歌劇「サムニウム人の結婚」の合唱曲「愛の神」(行進曲)による8つの変奏曲 K.352 K6.374c ヘ長調  :モーツァルト

 

   アニー・ヴェン・ドゥ・ヴィール(クラヴサン フォルテピアノ)1-4
  

   ルチアーノ・スグリッチ    (フォルテピアノ クラヴサン)1.4-6

   楽器は1-3はクラヴサン、4-6はフォルテピアノによる演奏。

 

ソナチネアルバムにも収録されているK.545のような有名曲はあるものの、他はあまり聞くことのできない珍しい曲。

 

ベートーヴェンのソナタなど、調は異なるが最初から「運命」第1楽章と同じダダダ・ダーンの2連発で始まる。

K.352のテーマは有名なモーツァルトの「子守歌」と非常に似ていた。

 

二人とも、その道の大家であるものの、聴いていてクラヴサンとフォルテピアノにしろいずれも固く無機質な音色の上に音量の変化にも乏しい。

正直なところ楽器の表現力の限界を感じさせる。

これらの曲はピアノの演奏で聞きたい。

 

Youtubeはベートーヴェンの4手のためのピアノソナタ

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2020年8月29日 (土)

カラヤンのモーツァルト、レクイエム2題

本日快晴、8月も終わりだというのに相変わらず熱い。
残暑とは言えず未だ真夏の真っ只中という趣。

それでも昨日はまとまった雨。

ご近所に不幸があり、昨日朝はお悔やみに行き、故人に線香をあげてからの出勤。

このコロナ禍の中、葬儀もいろいろな制約があることをご遺族から伺った。

 

今朝、検査後に車の運転ができなくなるという家内を眼科に連れて行った。

自分の通っているクリニックとは別の隣町清水町の眼科。
着くと9時前で駐車場は満車状態。

 

診察までかなり時間がかかりそうなので一端家に帰ろうとしたけれど、近くにハードオフとブックオフがあるのを思い出した。

そこで時間を潰すことにしよう。

 

時間が開店前なので近くのの図書館に行くことにした。

図書館は清水町のまた隣町、三島市の中郷分館。

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こじんまりした良い図書館だ。

 

新聞を読んだりしているうちに10時。

ハードオフに向かおうと車に乗った 直後に家内から電話。

思いの外早く終わったという。

 

ちょっとがっかりして眼科に向かう。

家内を乗せて帰宅しようとしたら、今度は母からの電話で「牛乳を買ってきて」とのこと。

最寄りのローソンで牛乳を購ったら、付いてきた家内がアイスクリームなどを買っている。

結局、支払いは自分。

 

 

帰宅後、炎天下に畑の物置の片付けなど。

暑い・・・・

合間にご近所の亡くなられた方の出棺の立ち会いもあり、いろいろと忙しかった8月最後の土曜日。

 

今日はモーツァルトのレクイエムを聴いていた。

自分の刷り込みは当時キング・レコードの廉価盤LPのカール・リヒター指揮ミュンヘンバッハ管弦楽団による演奏。


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リヒターの演奏はバッハにも似た峻厳で硬質の禁欲的な見事な演奏だった。

この演奏が今でも自分のスタンダードになっている。

 

今日聴いたのはカラヤン指揮の2種。

最初に1961年録音。

手持ちはグラモフォンの独逸盤LP


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レクイエム ニ短調 K.626

 ヴィルマ・リップ(ソプラノ)
 ヒルデ・レッセル=マイダン(アルト)
 アントン・デルモータ(テノール)
 ヴァルター・ベリー(バス)
 

 ヴォルフガング・マイヤー(オルガン)
 ウィーン楽友協会合唱団
 

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1961年10月
      ベルリン、イエス・キリスト教会

 

リヒターのストイックな演奏に比べると、カラヤンはレガート多用の全く別世界の音楽。

 

このカラヤンの演奏については、かつて著名な音楽評論家がこれほど汚い演奏はない!といった酷評をどこかで読んだことがある。

遅いテンポの、甘く一種官能的な演奏でリヒター盤で馴染んでいたので以前は拒絶反応が出ていた。

 

だが今はさほど抵抗感なく聴ける。

なぜだろう?

劇的な雄大さの中にも磨き抜かれた美しさも感じられる。

特に冒頭の数小節に顕著。

ディエス・イレからチューバ・ミルムまでの激しさ。

イエス・キリスト教会の残響豊かな空間に響くトロンボーンも美しい。

声楽のソロも粒が揃っていて良いアンサンブルだ。

 

だが合唱は響きが混濁して多少粗い。

なぜベルリンでウィーンの合唱団を起用したのかわからない。

ラクリモーサでは最後の音を異様に長く延ばしていた。

EQカーヴはffrrで聴いた。

 

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そして1975年録音。

こちらの手持ちは国内盤LP.

 

 

アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ)
アグネス・バルツァ(アルト)
ヴェルナー・クレン(テノール)
ヨセ・ヴァン・ダム(バス)

ウィーン楽友協会合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 

録音1975年9月27,28日
  ベルリン、フィルハーモニー

 

旧盤に比べ雄大な中にも音楽に落ち着きが感じられるレクイエム。

合唱は同じ団体ながらこちらの方が良い

 

前回の教会での録音とは異なり残響は短め。

その分オケのアンサンブルはこちらが明瞭で、クラスター爆弾のような音響の渦の中でも音は濁らない。

こちらではキリエの最後の音を極端に伸ばしていた。

 

ソロは旧録音の方自分は好み。

なぜかこちらの演奏の方が1961年録音に比べて演奏時間が長く感じられた。

 

Youtubeはカラヤン指揮ウィーンフィルによるモーツァルト、レクイエム。1986年の演奏

 

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2020年8月26日 (水)

ニキタ・マガロフのラヴェル、そしてドビュッシーとフォーレ

本日快晴。

 

夜遅くに強い雨。


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通勤途中の狩野川河畔からの富士山。

 

この夏の長雨とコロナ禍で職場では体調を崩す者が出ている。

組織や仕事のあり方について、大きな変化を必要とされている時代の曲がり角。

生活様式も変わる中で少しずつ日常生活への復帰の模索は続く。

野菜が高い。


我が家の畑は、長雨と猛暑で期待していたトマトはほぼ全滅。


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元気なのはオクラやモロヘイヤなどのアフリカ由来の渡来作物たち。

オクラなど1日でたちまち大きくなってしまう。

 

ニキタ・マガロフの弾くフランス音楽。

ロシア生まれのマガロフはスイス、フランスを主な拠点として活動。

自分としてはマガロフはショパンやリスト弾きのイメージだがラヴェルやプロコフィエフらとも親交のあったピアニスト。

 

今日はライヴ録音を聴いた。

仏ACCORDのCD


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・子供の領分    :ドビュッシー
・即興曲 第2番 ヘ短調 作品31 
・即興曲 第3番 変イ長調 作品34  :以上フォーレ
・高雅にして感傷的な円舞曲
・組曲「クープランの墓」     :以上 ラヴェル

   ニキタ・マガロフ(ピアノ)

   録音:1988年、モントルー、ヴェヴェイ ライヴ録音

 

ニキタ・マガロフのドビュッシーは、コンサートホール・ソサエティから出ていた国内盤LPでも聴いている。


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こちらの内容は「版画」、「アラベスク第1番」、前奏曲集第1、2巻から数曲をセレクトしたもの。

力強く硬質なタッチでなかなか良い演奏だったと記憶している。

そしてこのライヴ。

マガロフ76歳の記録。

 

テクニックは全く破綻を見せず硬質なタッチも衰えていない。

バリバリ突進するタイプの演奏ではあるけれどもフォーレでは繊細さも見せる。

 

ライヴでありながらミスタッチもなく恐ろしいほどの完成度の高さ。

 

3人の作曲家の中ではラヴェルの2曲が印象に残った。

3拍子での2拍目に微妙な時間軸のずらし方や、独特の歌い回しには抵抗を感じる人もいるかもしれないが、懐の深い大きな音楽がここでは鳴っている。

 

Youtubeはマガロフ死の1年前、1991年の東京ライヴ。圧巻の「展覧会の絵」です。

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2020年8月24日 (月)

遠山慶子のドビュッシー、ベヒシュタインとベーゼンドルファー

今日も晴れ。


昨晩遅くに雨が降ったのでいくぶん過ごしやすい一日。


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リビングの天井になにやら黒いものが貼りついているのを見つけた。

蜘蛛かな?・・・


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よく見るとこどものヤモリくん。

 

数年前に部屋の中にヤモリが出没、その後卵も見つけたりしていたけれども、ここ2年ほどは見かけなかった。

 

 

遠山慶子のドビュッシーを聴く。

 

カメラータ・トウキョウへの一連のドビュッシー録音から、「前奏曲集第2巻」と「子供の領分」


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・前奏曲集 第2巻

・子供の領分*

   遠山慶子(ピアノ)

    録音 2005年5月東京 遠山の自宅 

      2006年2月 ウィーン*

 

ここでは前奏曲集をベヒシュタイン、子供の領分はベーゼンドルファーのピアノを弾き分けている。

 

スタインウェイの華やかで硬質な音に比べると、ベヒシュタインは幾分甘くふくよかで独特のやわらかな雰囲気が心地よいもの。

遠山慶子の解釈は幾分古風に感じるもの。

 

絶妙のペダリングが素晴らしい。

「子供の領分」はベーゼンドルファー。

30年前に録音された「映像」などと演奏のスタイルは変わらない。

 

Youtubeはベーゼンドルファーを弾く遠山慶子、曲はドビュッシーの「月の光」

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2020年8月22日 (土)

アシュケナージのドビュッシー、71年ライヴ

晴れのちくもり。

昨晩、窓の外からカネタタキの鳴き声が聞こえてきた。

昨日の昼間の空は深い蒼。

少しずつ近づく秋の気配。

 

ここ数日右目に違和感があり昨日眼科に行っていた。

9時過ぎにクリニックに行くとたいそうな混雑。
受付だけを済ませ1時間後に再訪することにした。

再訪しても検査の開始までは1時間待ち。

 

診察の結果、眼圧が多少高かったけれども特に異常は見られないとのこと。

目薬を処方され薬局を出ると正午少し前。

 

薬局の隣はステーキハウス「アーレスコート」。

良い薫りに引き付けられて吸い寄せられるように店内に。

 

ちょうど一年前も同じ道を辿っていた。

昼食にステーキとはヘヴィだけれど、この店は昼時にはほぼ満席状態になる人気店。

幸い席は空いていた。

やがて客が増えて、たちまち満席に。

自分の席も相席となった。

 

相席の方が美しい中年女性だったのでちょいと緊張気味。


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今日の肉はすじが多いな・・・

早々とランチメニューを済ませて席を立った。

 

 

店を出た後、隣町の先月開館したばかりの清水町図書館に行ってみた。

ガラス張りの近代的な建物は保健センターとの複合施設。

 

入ってみると開館したばかりだというのに利用者は3名ほど。

シーンと静まり返る館内に新しい書架が整然と並んでいた。

図書館を出たあとは最寄りのブックオフ。

 

500円以下CDコーナーをブラウジングして見つけたのが、今年引退を表明したアシュケナージが弾くドビュッシー、前奏曲集第1巻の1971年ニューヨークライヴ。
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AS discから出ていたCDで、モーツァルトとのピアノソナタ第11番とシューベルトの「さすらい人幻想曲」という有名曲とのカップリング。

 

アシュケナージのドビュッシーは珍しいのではなかろうか。

このライヴの同じ年に、やはり同じニューヨークで前奏曲集第2巻を演奏していて、こちらは2018年のドビュッシー没後100年の記念の年に初めて日の目を見た。


2017年に録音された前奏曲集第1巻とセットで一般発売されている。

 

AS discのこのドビュッシーのライヴの第1巻は、ひょっとするとその第2巻とのセットで演奏されたものかもしれない。

 

この貴重盤が税込み290円。


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ほかにはコーポロン指揮ノーステキサス・ウィンドシンフォニーによるショスタコーヴィチ、ヒンデミットらの吹奏楽への編曲作品と伊藤康英の名作「ぐるりよざ」ほかのKlavier盤。290円

 

なかでも「ぐるりよざ」は、このCDによりアメリカで知られるようになったと言われている演奏で、オプションで歌われる男声合唱のグレゴリオ聖歌がこの演奏ではバリトン独唱で歌われる珍しいもの。

 

ブルーノ・ラプラントの歌うグノーの歌曲集 Calliope盤。290円


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ラプラントはフランスの作曲家たちの歌曲集をCalliopeにシリーズで録音していて、いずれも好演だった。

サティ、シャブリエ、マスネの各歌曲集はLPやCDで架蔵済み。

 


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ブリュッヘン指揮エイジ・オブ・エンライトメントによるハイドン。

ハイドンがエステルハージ公に仕えた時代のうち、1760年代後半からの10年間、いわゆる「疾風怒濤期」と言われる時期に作曲された交響曲19曲を収録したCD5枚組。980円

 

Youtubeはアシュケナージのドビュッシー、2017年の録音風景

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2020年8月20日 (木)

ジャン=クロード・カザドシュのプーランク

猛暑続き水道の蛇口をひねるとお湯が出る毎日。

長い間音楽部屋にあったピアノを別の部屋に移した。
大きな空間が開いたけれども、スピーカーの音が大きく変わってしまった。

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スピーカーはもう30年以上使っているBBCモニターのブックシェルフ型。スペンドールのBCⅡ。

友人の作ってくれたウエスタンの300Bシングルのパワーアンプとの相性も良くて、
コンディションの良いときは惚れ惚れとする音で鳴ってくれていた。


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ところが部屋の中のピアノがなくなっただけなのに、ずいぶんと痩せた音になってしまった。

これがこのスピーカーの限界なのか寿命なのか。

それともピアノの大きな箱が、ふくよかな音に一役買っていたのだろうか・・・
などといろいろ考えている。

 

フロア型のもう少し大きなものに変えたほうが良いのかとも思っていても。
好みのものが果たして見つかるか。

何よりも先立つものが・・・・・

 

もう少しスピーカーのセッティングを工夫してみよう。

 

 

今日はNAXOSから出ているフランス系のオルガンものを聴いていた。

NAXOSから出ているCDでJ.C.カサドシュ指揮のリール管弦楽団によるもの。

 

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・オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 ト短調*
・クラヴサンと管弦楽のための「田園のコンセール」
・クロード・ジェルヴェーズによるフランス組曲

  フィリップ・ルフェヴル(org) 
  エリザベト・ホイナッカ(cemb)

  ジャン=クロード・カザドシュ(指揮)
  リール国立管弦楽団

録音 1997年4月11日 パリ ノートルダム大聖堂でのライヴ*
      3月21・22日リールのヌーヴォー・シエークル

 

オルガン協奏曲とフランス組曲を聴く。

オルガン協奏曲は焼失してしまったパリ、ノートルダムでのライヴ。

 

軽く透明な響きの明晰な演奏。

マルティノンやプレートル盤ほどの重量はないけれど、なかなかの好演だ。

大聖堂の豊かな残響の中で、オルガンとオケがほどよいバランスと美しい音色で鳴っている。

 

一方のフランス組曲は、プレートル盤など他の演奏に比べてオケの非力さが目立ってしまった。

 

Youtubeはプーランクのオルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲

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2020年8月18日 (火)

静岡県立美術館の「ミュシャ展」

8月も半ばを過ぎた。猛暑益々厳しく昨日浜松は日本記録タイの41.1度。

 

先週の備忘録。

 

静岡市美術館「ショパン 200年の肖像」展のあと、静岡県立美術館で開催中の「ミュシャ展」に行っていた。
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猛暑の中、県立美術館への階段を汗をかきながら上り館内に入る。

 

受付前の自動体温測定器のディスプレィに出た自分の体温はなんと37.0度。
何も言われずにそのまま館内へ。

 

37.5度だったら入館できなかったかもしれない。

 

Img_20200811_175550 大衆的で親しみやすさの中に、冬場に飲むホットレモンのようなぬくもりと微かに漂うユーモアのテイストがあるミュシャの絵。

 

かつて東芝EMIが出していたLPレコードに、「フランス音楽のエスプリ」というシリーズがあった。

 

そこで使われていたのがミュシャの絵。
Dsc02279 収録されていた音楽とジャケットのセンスの良さに、フランス音楽とミュシャの絵が好きになった人も多かったはず。

 

ショップでカレンダーの表紙のために製作されたといわれる、「黄道十二宮」のレプリカを購入。
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2020年8月16日 (日)

グルベローヴァのドニゼッティ、「シャモニーのリンダ」

お盆も終わり本日送り火。

今年はコロナの影響で娘は帰省せず遠方の親戚も来ない。

屋外の気温は38度。浜松では40度超えを記録。
暑さはまだまだ続く。

 

今朝は雲もなく、狩野川の静かな流れ越しに薄く富士山の姿が浮かんでいた。


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8月まで続いた梅雨明けの後に晴れた日が続いたけれども、富士山の周辺にはいつも厚い雲が覆っていた。

久しぶりに見る富士の姿。

 

昨晩は妻の実家で岳父と鯨飲。

岳父はこの夏に叙勲を受けた。

県知事から勲章を受けた時の様子や、県からの記念品が特大のどら焼きだったことなど、面白い話をいろいろと聞くことができた。

 

先日静岡市への往復の車中で聴いたのはドニゼッティ。

歌劇「シャモニーのリンダ」全曲を聴いていた

 

Nightingale Classics AGから出ていたCD3枚組で1990年のライヴ収録。

 

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歌劇「シャモニーのリンダ」 (全曲)

 

 エディタ・グルベローヴァ(S)
 モニカ・グループ,ウルリーカ・プレフト(Ms)
 ドン・バーナディーニ,クラス・ヘドルンド(T)
 エットール・キム,アンダース・メランダー(Br)
 ステファノ・パラッチ(Bs)

  フリードリヒ・ハイダー指揮
  スウェーデン放送交響楽団
  ミカエリ室内合唱団

 

生涯に70曲を超えるオペラを書いたドニゼッティ。

今でも上演されているのは「愛の妙薬」「ランモルメールのルチア」などの数曲で、作品の大部分は今ではほとんど忘れ去られているようにも思える。

 

歌劇「シャモニーのリンダ」も忘れられ組の作品で、名歌手グルベローヴァによって再び息を吹き込まれた。

グルベローヴァにはこの録音のほかDVDもあり、ウィーン国立歌劇場の2000年来日公演でも歌っている。

 

ドニゼッティの作品は細かな筋よりも美しい軽快な音楽を楽しむオペラ。

「シャモニーのリンダ」も、聴くと歌詞の内容はほとんどわからないけれども、よどみのない流れの中に美しくも小気味の良い音楽が展開していく。

 

2時間を超える大作。

コケティッシュなグルベローヴァの声が車中を流れているだけで、楽しい気分になるというもの。

 

Youtubeはグルベローヴァの歌う「シャモニーのリンダ」から

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2020年8月14日 (金)

ピーター・ゼルキン、明子さんのピアノを弾く

今日も気温は35度を超えてしかも無風状態。
少し歩くだけで汗が出た。

日曜から5日ほど夏休みをいただき本日は出勤。
早めに帰宅して畑の水遣り。

 

今年も終戦記念日が近づいてきた。

墓参りに行けば、戦死した人々の名が刻まれた墓石を目にする。
身近にいた戦争を知る人達が次々と鬼籍に入り、気が付くとほとんどいなくなっている。

 

広島で被爆したピアノが再生され、アルゲリッチやピーター・ゼルキンら名ピアニストによって再び息を吹き込まれたピアノの話を、以前このブログに書いた
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今日は今年2月に亡くなったピーター・ゼルキンのがその「明子さんのピアノ」を弾いた演奏を聴く。

 

タワーレコードから出ているCDで、2017年8月5日の広島での「平和の夕べ」コンサートの前日に行われたスタジオ録音。

ピーター・ゼルキンは、アルゲリッチが2年前に試奏した「明子さんのピアノ」を気に入り、バッハ、モーツァルト、ショパンを立て続けに演奏した。

ゼルキンはこの収録にあたって特に準備はせずに、気の向くままに演奏したという。

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1. コラール前奏曲「愛する御神に全てを委ね」BWV691
2. ゴルドベルク変奏曲 BWV988から アリア
3. 2声のインベンション ハ長調 BWV772
4. 2声のインベンション イ短調 BWV784
5. 3声のシンフォニア ハ長調 BWV787
6. 3声のシンフォニア 変ホ長調 BWV791
7. 3声のシンフォニア へ短調 BWV795
8. 3声のシンフォニア ト短調 BWV797
9. 3声のシンフォニア イ長調 BWV798 :以上 バッハ
10. アダージョ ロ短調 K.540       :モーツァルト
11. ノクターン 嬰ヘ長調 op.15-2      :ショパン
         (ピーター・ゼルキンのスマートフォンによる録音) <特別収録>

 ピーター・ゼルキン(ピアノ)

 アメリカ製ボールドウィン・アップライトピアノ

               録音  2017年8月4日

 

ボールドウィン社製の古いアップライトピアノの音はボソッと素朴で暖かく、ぬくもりのある音。
ゼルキン曰く、18、19世紀の古いピアノの音がする、と。

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古い故に響きが濁る瞬間もあるけれど、ゼルキンの大きな音楽をしっかりと受け止めて深い音楽を聴かせてくれる「明子のピアノ」

 

感興に乗ったゼルキンの、メロディを口ずさむハミングや唸り声も聞こえてくる。

 

祈りの中にも戦争に対する激しい怒りも感じさせるゼルキンの演奏。

中でもモーツァルトは深い闇を見るような演奏だった。


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最後に収録されたショパンは、一連の録音 が終了し機材が撤去された後に、明子さんが生前ショパンを愛したことを知りゼルキンが感興のおもむくまま弾き始めたのを急遽スマホで収録したもの。

 

まさにその場に明子が降りてきたかのような鬼気迫るショパン。

 

演奏が突然終わる未完の演奏に、バッハの「フーガの技法」の終曲を聴くような衝撃を受けた。

 

この「明子さんのピアノ」のドキュメンタリードラマが明日、NHKBSで放送されます。

 

Youtubeはピーター・ゼルキンの弾くバッハ、「ゴールドベルク変奏曲」から。明子のピアノの録音翌日の演奏会でのアンコール

 

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2020年8月11日 (火)

静岡市美術館「ショパン 200年の肖像」

酷暑続く。
全国各地で40度越え。

 

長雨に続いてこの猛暑。
野菜、果物が値上がり始めている。

 

家内と静岡市美術館「ショパン 200年の肖像」展に行ってきた。


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出発は昼前、静岡市までは車で2時間弱。

 

盆休み中とはいえ国道は空いていた。
毎年この時期に見かける県外ナンバーの車が極端に少ない。
コロナ禍の影響は顕著だ。

 

静岡駅前の駐車場に止めて車外にでると猛烈な暑さ。
アスファルトの照り返しもあって身の危険を感じるほど。

 

遅い昼食を静岡市の有名店で、とも思い事前に静岡市に住む娘から情報を得ていたけれども暑さで気力が失せて、近くに目に入った駅ビル前の「魚がし鮨」にすることにした。


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沼津から静岡市まで来て沼津港直送が売りの「魚がし鮨」とは気が利かないけれども、家内もここで良いと言うので決める。


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自分は「バラチラシと蕎麦のセット」。

家内は「特選まぐろ丼」。


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「蒸し牡蠣」と「大間のまぐろの漬け握り」もオーダー。


さすがにネタの鮮度は良かった。

 

 

ここから静岡市美術館までは地下道を歩いて5分ほど。

地下道でもこの暑さは異常だ。

 

 

そして「ショパン 200年の肖像」


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ここで本邦初公開のショパンの自筆譜を見ることができる。

 

展示されていたエチュード作品10-8の自筆譜は、印刷向けの出版社用のもの。


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書き直しの少ない、細やかで繊細な筆致の譜面だった。

几帳面で神経質な性格が見えるようだ。

 

ショパンのデスマスクや左手のブロンズ像では、意外なほど小柄な頭部と華奢な手。

 

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そして多くの画家が描いたショパンの肖像の数々や、ショパンの作品に触発された絵画。


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この中ではショパンと交友が深かったアリ・シェフェールによって描かれた、非常に有名な肖像画が際だった存在感。

 

もうひとつの著名な肖像画、ドラクロワの本物は来ていない。


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このドラクロワのショパンの肖像画が、もともとショパンのピアノを聴くジョルジュ・サンドの肖像とセットで描かれていて、後に切り分けられた事実をこの展示で初めて知った。

ここでは切り分けられる前の状態が再現されたものが展示されている。

 

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他にはショパン国際ピアノコンクールの歴代のポスターなど。

 

ついでにミュージーアムショップで、ホルンのイラストが入った消しゴムを購いました。
70円也


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帰りに静岡市に住む娘の家に立ち寄り、娘と一緒に帰宅は8時過ぎ。

 

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2020年8月10日 (月)

デル・モナコのボイト、「メフィストフェーレ」

ただいま盆休み中。


日曜は休耕中の畑の雑草を草刈り機で刈ったりしていた。

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この長雨で雑草が伸び放題。

すぐ目の前が菩提寺なのでその後お墓の掃除など。

余裕があれば畑の周りの生け垣の選定をするつもりが、この酷暑。

力尽きてそのまま家で逼塞。

 

今日も休みで朝、愛犬ポコとの散歩で農業用水のほとりを歩いていると、水の中を遊弋するカメを発見。


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周りには赤とんぼが舞っている。

 

今日はオペラ。

ボーイトのオペラ「メフィストフェーレ」を聴いていた。

ヴェルディのオペラ「オテロ」や「ファルスタッフ」の台本作家として知られるアッリーゴ・ボイートの完成された唯一のオペラ。

合唱、児童合唱のほかに3管編成のオーケストラにオルガン、別動隊のバンダとしてサクソルン族を含む多彩な管楽器群にアコーディオン、サンダーマシンまで加わった大掛かりな曲だ。

 

聴いたのはセラフィン指揮に、シェピやデル・モナコ、テヴァルディといったオールスターキャストによるこの曲の代表的な名盤。

手持ちは国内盤CD.

 

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チェーザレ・シエピ(メフィストーフェレ:Bs)
マリオ・デル・モナコ(ファウスト:T)
レナータ・テバルディ(マルゲリータ:S)
ルチア・ダニエリ(マルタ/パンタリス:Ms)
ピエロ・デ・パルマ(ワグナー/ネレオ:T)
フロリアーナ・カヴァルリ(エレナ:S)

ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団/
トゥリオ・セラフィン(指揮)

録音 1958年6月、7月

 

当初ファウスト役にステファノを起用して、録音の大部分は終わっていた。

ところがステファノが急病となり、急遽デル・モナコに替えて最初から録音し直したという曰くつきの録音。

 

デル・モナコのファウストはいつものパンチの効いた歌というよりもリリックな歌いぶり。

曲そのものはワーグナーに影響を受けたドラマティックさがあって楽しめる。

セラフィンの指揮も手慣れた見事なものだ。

 

Youtubeは「メフィストフェーレ」のプロローグ、ムーティの指揮

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2020年8月 8日 (土)

舘野泉のグリーグ、日本フィル分裂前の最後の録音

薄曇りの一日。気温は高く今日も真夏日。

静岡市では37.1度を記録。

今朝寝苦しくて4時に目が覚めた。

 

市内の小中学校は今日から遅い夏休み。
今春の長期休校のため実質10日間ほどの休みらしい。

お盆の帰省ラッシュもなく夏の風物詩、高校球児の甲子園大会もない。
社会に広がる閉塞感。

コロナウイルスの感染者は県内でも増え続けてしだいに身近に迫ってきている。

 

舘野泉のグリーグを聴く。

東芝EMIから出ていた「北欧の叙情シリーズ」から。


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・ピアノ協奏曲 イ短調 :グリーグ

・ロマンス・ハ長調
・ピヒラヤの花咲く時
・孤独な樅の木
・ポプラ
・白樺
・樅の木
・ワルツ
・ 踊りの歌
・ マズルカ
・ロンドレット
・ 即興曲
・ キャプリス
・あやめ
・北方のリンネ草
・金魚草
・つりがね草

・村の教会
・ロマンチックな情景   :以上 シベリウス

  舘野泉(ピアノ)

  オッコ・カム(指揮)
  日本フィルハーモニー管弦楽団 

         録音:1972年4月3,4日 埼玉会館ホール

この時にはラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」も録音。

 

70年代初め、舘野泉は精力的に幅広いレパートリーの録音を残している。

 

中でも当時ほとんど国内で未開拓の分野だった、シベリウスのピアノ作品やパルムグレンなど、
北欧の作曲家のスペシャリストとしての扱いが濃厚だった。

 

舘野泉のクールな叙情と切れの良いテクニックは北欧のイメージにぴったり。

このグリーグも同様の演奏だ。


カラヤン国際指揮者コンクールに優勝したばかりのフィンランドの俊英、オッコ・カムの指揮も若々しい。

1972年と言えば、日本フィルがフジテレビと文化放送との放送契約が打ち切られ、日本フィルと新日本フィルと分裂してしまった年。

 

放送局からの通告が3月、そして分裂が6月。

このグリーグはちょうどその時期の録音。

 

この録音の一週間後の日本フィル定期では、このメンバーでブリテンのピアノ協奏曲を取り上げている。

大変な時期なのに、集中力のある見事なアンサンブルを聴かせている日本フィルの演奏も感動的だ。

 

この録音は分裂前の日フィルのほとんど最後の録音だと思う。

 

Youtubeは舘野泉の弾くカッチーニのアヴェマリア、左手のための吉松隆版

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2020年8月 5日 (水)

アブラヴァネルのチャイコフスキー

8月に入り猛暑到来。
蝉の声も大きくなって、夜になっても止むことはなし。

 

ガレージの改修で宿を失ったツバメたちは、いつの間にか姿を消してしまった。

改修中にも交代で近くに寄ってきて、こちらをじっと見たりしていた。


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ツバメにも人と同じような感情が有り、仲間同士お互いにコミュニケーションをとっているようだった。

来年再び帰ってきて子育てをして欲しい。

 

 

アブラヴァネルの指揮でチャイコフスキーの交響曲全集から。

 

モーリス・アブラヴァネル(1903-1993)はギリシャ生まれ。
幼き頃、スイスのローザンヌで名指揮者アンセルメと同じ家に住み、指揮者としてのキャリアの初期にはブルーノ・ワルターのアシスタント。

そして長い間、アメリカ、ユタ州ソルトレイクシティにあるユタ交響楽団の音楽監督を務めていた。

 

その間、アメリカの中堅レコードレーベルVangurdやVOXに膨大な量の録音を残している。

 

交響曲全集だけでも、思いつくままにベートーヴェン、ブラームス。チャイコフスキー、シベリウス、マーラーなど。
特に1963年からほぼ10年をかけて録音したマーラーは、バーンスタインやクーベリック、ハイティンクと並ぶ偉業。

シベリウスも透明な響きの中で淡々と歌い上げた秀演だった。

 

管弦楽曲もいろいろな作曲家をほぼ網羅的に録音していたが、日本国内でアブラヴァネルの演奏はほとんど紹介されていない。

 

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国内盤で思い浮かぶのは、キング・レコードから出ていたルロイ・アンダーソンの曲集ぐらい。

あれはずいぶんとドライで生真面目な演奏だった。

 

ネットの評判を見ると、マーラーの演奏などには、オケの下手さの指摘が大多数を占めているけれども、自分はさほど気にならない。

 

モルモン教の総本山であるソルトレイクシティに本拠を置くユタ響は、巨額の援助を受け資金力もあり、奏者の待遇も良いとも聞く。

むしろこれほど多彩なレパートリーを、一様に高い水準で演奏できるのは凄いことではなかろうか。

 

ロシア音楽でも味のある演奏を聴かせ、イッポリトフ=イワーノフの「コーカサスの風景」はアブラヴァネル以上の演奏を知らない。

 

そしてこのチャイコフスキー。
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・交響曲第2番ハ短調 Op.17『ウクライナ』
・交響曲第5番ホ短調 Op.64
・マンフレッド交響曲 Op.58
・スラヴ行進曲 Op.31
・序曲『1812年』Op.49
・交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
・交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』(第1~3楽章)
・交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』(第4楽章)
・交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』
・幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』Op.32
・交響曲第4番ヘ短調 Op.36
・幻想序曲『ハムレット』Op.67a
・幻想曲『ロメオとジュリエット』

  モーリス・アブラヴァネル(指揮)
  ユタ交響楽団

          録音:1972~73年
             ソルトレイク・シティ、モルモン・タバナクル

 

有名な後期3大交響曲よりも、第2番「ウクライナ」、第3番「ポーランド」の演奏が秀逸。


小細工をせずに曲自体に語らせるのはアブラヴァネルの良いところ。

ある種バレエ組曲のような趣のこの2曲を卓越した手腕でサラリとべとつかず面白く聞かせる技はさすがの腕前だ。

 

 

Youtubeはアブラヴァネル指揮の「コーカサスの風景」から「村にて」

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2020年8月 2日 (日)

プロジェクションマッピングTHE 花火 SHOWのミニ・コンサート

8月最初の日曜日は晴れ。

夕方から沼津市民文化センター主催の「プロジェクションマッピングTHE 花火 SHOW」に行ってきた。

 

今年は歴史ある狩野川花火大会が今年初めて中止となってしまった。

 

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せめて花火の雰囲気を、と文化センターが主催した映像ショー。


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開催に先立って沼響Nカルテットによる「夕涼み ミニコンサート」。

ソーシャルディスタンスを取りながらホールロビーでの開催。


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曲は久石譲、モリコーネ、坂本九などの軽い作品に続いて、生誕250年を迎えたベートーヴェンのエクアールやトルコ行進曲数曲にホルストの「ジュピター」など。

出演メンバーは全員なじみの沼響の女性メンバー。

 

天井が高く豊かな残響。

あたかもヨーロッパの聖堂で聴いているかのよう。


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女性達の衣装も華やかで良い雰囲気だった。

 

学生時代に吹奏楽でトランペットを吹いていたという市長さんもいらっしゃっていた。

終了後出演メンバーと市長さんも交えてしばしのご挨拶。

 

プロジェクションマッピングの花火はベートーヴェンの作品を効果的に使いながらなかなかの迫力だった。

曲は「運命」「エロイカ」「エリーゼのために」「トルコ行進曲」に最後に「合唱付き」。

 

今年世界中で盛大におこなわれるはずだったベートーヴェン生誕250年に関係した、ささやかなイベント。

 

イベント終了後を待っていたかのように雨が降り始めた。

 

Youtubeはベルリンフィルの現芸術監督、キリル・ペトレンコのベートーヴェンの交響曲第7番

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2020年8月 1日 (土)

グリュンナー=ヘッゲの「悲愴」

今日から8月。
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青い空の広がる夏の朝、久しぶりの晴天だ。

 

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東海、関東は梅雨明け、長い梅雨だった。


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ポコは今日も元気。

 

今日もノルウェーの演奏家を聴く。

フィエルシュタートと並ぶノルウェー指揮界の大家、オットー・グリュンナー・ヘッゲのチャイコフスキー。

 

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・交響曲第6番 変ロ短調 「悲愴」

 オットー・グリュンナー=ヘッゲ(指揮)
 オスロフィルハーモニー管弦楽団

 初出:1959年

CAMDEN音源のAllegro盤モノラルLP.

 

グリュンナー=ヘッゲ(1899-1972)は7歳でグリーグに認められ指揮をワインガルトナーに師事。

1931年からオスロフィルの首席指揮者陣に加わり1945年から1962年まで首席指揮者。
後任はフィエルシュタートとブロムシュテット。

 

この「悲愴」の演奏は堂々たるスケールの男性的な演奏だった。

オケの鳴らせ方の見事さにヘッゲの職人芸が光る。

細部を引き締めながら、キレのあるリズムでじわりじわりと興奮を盛り上げる第3楽章は出色。

最後のティンパニの連打も強烈だ。

 

ひたすら突進する的好戦的な魅力ではケンペンの演奏をも凌ぐ。

息の長いフィナーレも見事。

 

ところがこのLP、A面が内周ギリギリのカッティングのため、オートリフターのプレーヤーでは最後まで再生できない。

 

ヘッゲのチャイコフスキーには交響曲第5番の録音もある。

こちらもぜひ聴いてみたいもの。

 

Youtubeはグリュンナー=ヘッゲ指揮オスロフィルのグリーグ、ピアノ協奏曲。ベッケルントのピアノ

 

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