« ピーター・ゼルキン、明子さんのピアノを弾く | トップページ | 静岡県立美術館の「ミュシャ展」 »

2020年8月16日 (日)

グルベローヴァのドニゼッティ、「シャモニーのリンダ」

お盆も終わり本日送り火。

今年はコロナの影響で娘は帰省せず遠方の親戚も来ない。

屋外の気温は38度。浜松では40度超えを記録。
暑さはまだまだ続く。

 

今朝は雲もなく、狩野川の静かな流れ越しに薄く富士山の姿が浮かんでいた。


Img_20200816_081457-3

8月まで続いた梅雨明けの後に晴れた日が続いたけれども、富士山の周辺にはいつも厚い雲が覆っていた。

久しぶりに見る富士の姿。

 

昨晩は妻の実家で岳父と鯨飲。

岳父はこの夏に叙勲を受けた。

県知事から勲章を受けた時の様子や、県からの記念品が特大のどら焼きだったことなど、面白い話をいろいろと聞くことができた。

 

先日静岡市への往復の車中で聴いたのはドニゼッティ。

歌劇「シャモニーのリンダ」全曲を聴いていた

 

Nightingale Classics AGから出ていたCD3枚組で1990年のライヴ収録。

 

81os0u0hoel_ac_sl1500_

歌劇「シャモニーのリンダ」 (全曲)

 

 エディタ・グルベローヴァ(S)
 モニカ・グループ,ウルリーカ・プレフト(Ms)
 ドン・バーナディーニ,クラス・ヘドルンド(T)
 エットール・キム,アンダース・メランダー(Br)
 ステファノ・パラッチ(Bs)

  フリードリヒ・ハイダー指揮
  スウェーデン放送交響楽団
  ミカエリ室内合唱団

 

生涯に70曲を超えるオペラを書いたドニゼッティ。

今でも上演されているのは「愛の妙薬」「ランモルメールのルチア」などの数曲で、作品の大部分は今ではほとんど忘れ去られているようにも思える。

 

歌劇「シャモニーのリンダ」も忘れられ組の作品で、名歌手グルベローヴァによって再び息を吹き込まれた。

グルベローヴァにはこの録音のほかDVDもあり、ウィーン国立歌劇場の2000年来日公演でも歌っている。

 

ドニゼッティの作品は細かな筋よりも美しい軽快な音楽を楽しむオペラ。

「シャモニーのリンダ」も、聴くと歌詞の内容はほとんどわからないけれども、よどみのない流れの中に美しくも小気味の良い音楽が展開していく。

 

2時間を超える大作。

コケティッシュなグルベローヴァの声が車中を流れているだけで、楽しい気分になるというもの。

 

Youtubeはグルベローヴァの歌う「シャモニーのリンダ」から

|

« ピーター・ゼルキン、明子さんのピアノを弾く | トップページ | 静岡県立美術館の「ミュシャ展」 »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ピーター・ゼルキン、明子さんのピアノを弾く | トップページ | 静岡県立美術館の「ミュシャ展」 »