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2020年8月30日 (日)

ド・ヴィールとスグリッチのクラヴサン、フォルテピアノ

晴れのち曇り。8月最後の日曜日。

音楽部屋にもヤモリ出現。


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先日リビングに現れた個体とは別のようだ。

 

首相在職歴代最長だった安倍首相辞任。

恣意的な判断で民主主義のプロセスを破壊、未曾有の長期政権が残したものは忖度の土壌と政治不信。

 

 

今日はクラヴサン奏者として知られるベルギーの女流ド・ヴィールと、イタリアのスグリッチの演奏を聴く。

ベルギーのAlphaから出ていたLPで、ハードオフのジャンクコーナーで見つけたもの。

 

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、コジェルフらの鍵盤作品をこの二人が弾いている。

 

タイトルは「POUR LE CLAVECIN OU LE PIANOFORTE 」


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1.ディヴェルティメント「先生と生徒」 Hob.XVIIa:1 ヘ長調 4手のための
                           :ハイドン

2.ピアノソナタ ハ長調 K. 545             :モーツァルト

3.パイジェッロの歌劇「水車屋の娘」の二重唱「わが心もはやうつろになりて」
  による6つの変奏曲 WoO.70               :ベートーヴェン

4.4手のためのピアノソナタ ニ長調 Op.6 :ベートーヴェン

5.ピアノソナタ Op51-2                :コジェルフ

6.グレトリの歌劇「サムニウム人の結婚」の合唱曲「愛の神」(行進曲)による8つの変奏曲 K.352 K6.374c ヘ長調  :モーツァルト

 

   アニー・ヴェン・ドゥ・ヴィール(クラヴサン フォルテピアノ)1-4
  

   ルチアーノ・スグリッチ    (フォルテピアノ クラヴサン)1.4-6

   楽器は1-3はクラヴサン、4-6はフォルテピアノによる演奏。

 

ソナチネアルバムにも収録されているK.545のような有名曲はあるものの、他はあまり聞くことのできない珍しい曲。

 

ベートーヴェンのソナタなど、調は異なるが最初から「運命」第1楽章と同じダダダ・ダーンの2連発で始まる。

K.352のテーマは有名なモーツァルトの「子守歌」と非常に似ていた。

 

二人とも、その道の大家であるものの、聴いていてクラヴサンとフォルテピアノにしろいずれも固く無機質な音色の上に音量の変化にも乏しい。

正直なところ楽器の表現力の限界を感じさせる。

これらの曲はピアノの演奏で聞きたい。

 

Youtubeはベートーヴェンの4手のためのピアノソナタ

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