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2020年8月20日 (木)

ジャン=クロード・カザドシュのプーランク

猛暑続き水道の蛇口をひねるとお湯が出る毎日。

長い間音楽部屋にあったピアノを別の部屋に移した。
大きな空間が開いたけれども、スピーカーの音が大きく変わってしまった。

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スピーカーはもう30年以上使っているBBCモニターのブックシェルフ型。スペンドールのBCⅡ。

友人の作ってくれたウエスタンの300Bシングルのパワーアンプとの相性も良くて、
コンディションの良いときは惚れ惚れとする音で鳴ってくれていた。


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ところが部屋の中のピアノがなくなっただけなのに、ずいぶんと痩せた音になってしまった。

これがこのスピーカーの限界なのか寿命なのか。

それともピアノの大きな箱が、ふくよかな音に一役買っていたのだろうか・・・
などといろいろ考えている。

 

フロア型のもう少し大きなものに変えたほうが良いのかとも思っていても。
好みのものが果たして見つかるか。

何よりも先立つものが・・・・・

 

もう少しスピーカーのセッティングを工夫してみよう。

 

 

今日はNAXOSから出ているフランス系のオルガンものを聴いていた。

NAXOSから出ているCDでJ.C.カサドシュ指揮のリール管弦楽団によるもの。

 

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・オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 ト短調*
・クラヴサンと管弦楽のための「田園のコンセール」
・クロード・ジェルヴェーズによるフランス組曲

  フィリップ・ルフェヴル(org) 
  エリザベト・ホイナッカ(cemb)

  ジャン=クロード・カザドシュ(指揮)
  リール国立管弦楽団

録音 1997年4月11日 パリ ノートルダム大聖堂でのライヴ*
      3月21・22日リールのヌーヴォー・シエークル

 

オルガン協奏曲とフランス組曲を聴く。

オルガン協奏曲は焼失してしまったパリ、ノートルダムでのライヴ。

 

軽く透明な響きの明晰な演奏。

マルティノンやプレートル盤ほどの重量はないけれど、なかなかの好演だ。

大聖堂の豊かな残響の中で、オルガンとオケがほどよいバランスと美しい音色で鳴っている。

 

一方のフランス組曲は、プレートル盤など他の演奏に比べてオケの非力さが目立ってしまった。

 

Youtubeはプーランクのオルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲

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