パウリクのウィンナワルツ、コンサートホール盤
晴れ、夜から雨。
9月に入り夜は多少過ごしやすくなった。
只今家の断捨離実行中。
使わなくなった家具類、道具類に農具類。
そしてこの際思い切って昭和初期までの古い書籍の一部を処分することにした。
実用書類、叔父達が読んだ旧制中学、大学時代の円本などの小説類や古い文庫類、外国語の副読本は状態も悪いので処分。
価値があるかどうかはともかく我が家の歴史を感じさせるもののみを残すことにする。
大叔母が女学校教師時代に使った教科書類、明治期の書籍、大正昭和初期の教科書や「文藝春秋」あたりは残すことに。
大正から昭和初期にかけての「中央公論」は引取先が見つかった。
古い漫画類は残すことにした。
自分が買った本でも古い文庫類は字も小さいので処分。
ぱらぱらとページをめくり仕分けしているうちに、拾い読みしたい誘惑にかられる。
ぐっとこらえて処分用の紙袋に放り込んでいく。
今日はウィンナワルツ。
ウィーンで活躍したアントン・パウリクの指揮でウィーンにゆかりのある作曲家たちの作品を集めたもの。
手持ちはコンサートホール・ソサエティのLP.
・ポルカ「うわ気心」(J.シュトラウス)
・円舞曲「ロマンティックな人々」(ランナー)
・シャンペン・ポルカ(J.シュトラウス)
・円舞曲「バーデンの娘たち」(コムザーク)
・ポルカ「ハンガリー万歳(J.シュトラウス)
・円舞曲「スケートをする人々」(ワルトトイフェル)
・ポルカ「雷鳴と電光」(J.シュトラウス)
・円舞曲「オーストリアの村つばめ」(J.シュトラウス)、
・円舞曲「シェーンブルンの人々」(ランナー)
アントン・パウリク(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
コンサートホール・ソサエティのウィンナワルツ集では、スワロフスキーやクリップスの指揮したものが中古市場やリサイクルショップあたりでよく見かけるけれど、このパウリクのコンサートホール盤はほとんど見かけない。
パウリクは米ヴァンガードにウィーン国立歌劇場管を振ってまとまった数のウィンナワルツを録音している。
一時まとまった量の国内盤CDが出たことがあり、瀟洒にして鄙びたティストがなかなか良くて集めたことがあった。
このコンサートホール盤の録音は、ヴァンガード盤のひなびた雰囲気はなくて洗練されたウィンナワルツ
レハール、コムツァーク父、イヴァノヴィッチなど多彩なワルツを堪能できるアルバム。
シャンパンポルカの意表を突く擬音も楽しい。
Youtubeはパウリク指揮の「アンネン・ポルカ」
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