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2020年9月10日 (木)

オーマンディのR.シュトラウス

曇りのち雨。


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朝、狩野川からの富士山には傘雲、そしてその横にはつるし雲。

古くから言い伝えは的中して午後から雨。

 

このコロナ禍で沼響の練習が思うようにできなくなり、毎週木曜夜はオケ練習のルーティンが消滅。

一週間のアクセントがなくなってしまった。

 

仕事を終えて帰宅後聴いたのはオーマンディのR.シュトラウス。

CBSソニーから出ていた2枚組のLPで交響詩を2曲。

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・交響詩「ツァラトウストラはかく語りき」

・交響詩「英雄の生涯」*

 ユージン・オーマンディ (指揮)
 フィラデルフィア管弦楽団

 録音 1963年2月3日、1960年12月15日*

 

「ツァラトウストラはかく語りき」はオーマンディの3種ある録音のうち最初のもの。

「英雄の生涯」は4種あるうちの2番目のもの。

名人揃いのオケが鳴り切っていて壮大にして雄渾、精緻に磨き上げた音響の渦はまさにフルオーケストラを聴く醍醐味。
各楽器のソロも非常にうまい。

 

「英雄の生涯」のクライマックスの頂点で、「ドン・ファン」のテーマが鳴り響く部分など鳥肌が立ってきた。

オーマンディの職人技が最高の形で現われた名演だ。

 

EQはColumbiaカーヴがぴたりとハマり、部屋を揺るがす重低音からキラキラと輝くフィラデルフィア管独特の高音までが、見事なバランスで空間を拡散していく。

 

このLPはCBSソニーが会社の草創期に2枚組2500円で出していたシリーズ。

今でも普通に見かける盤だけれどカッティングレベルが非常に高く、音が良いので見つけ次第ダブり買いを承知でも購入している。

この数年後に出たオーマンディの1300円LPシリーズと比べて音は格段に良い。

 

Youtubeはウエルザー=モスト指揮クリーヴランド管による「英雄の生涯」

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