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2020年9月 3日 (木)

バレンボイムのベートーヴェン、ピアノソナタ集

厚く暗い雲の合間に時おりのぞく青い空。
忘れた頃に強い雨が降りそそぐ1日。

気温は高く新潟で9月観測史上初の40度。

南の海からは巨大台風が接近中。

 

今日は仕事で沼津の戸田地区へ行っていた。


要件を済ませて昼食は「の一食堂」でアジの塩焼き定食。


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ぷっくらとよく肥えた地物のアジが一尾。

 

今日はバレンボイムの弾くベートーヴェンのピアノソナタから、作品10の3つのソナタ。

2つあるバレンボイムのベートーヴェンピアノソナタ全集録音から、古い方のEMI盤。

 

手持ちは伊EMIのLP.


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・ピアノソナタ第5番 ハ短調 Op10-1

・ピアノソナタ第6番 ヘ長調 Op10-2

・ピアノソナタ第7番 ニ長調 Op10-3

  

  ダニエル・バレンボイム (ピアノ)

  録音:1966-1969年、ロンドン、アビイロード・スタジオ

 

バレンボイムのベートーヴェンのピアノソナタは映像での全集もあり、かつてBSで放送されていた。

この時、幾分粘りのある力強い音と構成力豊かな堂々たる演奏が非常に良いと思った。

 

このEMI盤も完成度は非常に高い。

 

この頃のバレンボイムのいくぶん気負いの感じられるスタイル、それでいて適度な遊びもあってベートーヴェン初期の意欲作と見事にシンクロしているようにも思える。

映像でも感じたことだけれども右手と左手の音楽の受け渡しが実に自然、聴いていて安心感の覚えるベートーヴェン。

中でも第7番が作品の出来もあって最も聴きごたえがあった。

 

バレンボイムのベートーヴェンでは、70年代の半ばころにFMで聴いた「エロイカ」のライヴを今でもはっきり覚えている。

そこにはフルトヴェングラーの演奏をそのままコピーしたような音楽が鳴っていた。

だがフルトヴェングラーの音楽の深さは全く感じられなかった。

 

バレンボイムの指揮は実演で2度ほど聴いたけれど、ピアニストとしてのバレンボイムの方が私は好きだ。

 

Youtubeはバレンボイムの弾くベートーヴェン、ピアノソナタ第15番

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