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2020年9月18日 (金)

クーベリックの「展覧会の絵」

昨晩遅くから断続的に強い雨。
明けて金曜は朝からなま温かな強い風が吹いた一日。

最高気温も30度を超えた。

 

今日はクーベリックの指揮する「展覧会の絵」を聴いていた。

クーベリック若き日のシカゴ響音楽監督時代の録音。

 

手持ちはフィリップス名義で日本フォノグラムから出ていたアーティストギャラリーシリーズ中の1枚。

オリジナルは録音の優秀さで話題になった米マーキュリーによるワンポイントマイクによる録音。

Img_20200915_195723

・組曲「展覧会の絵」

 ラファエル・クーベリック (指揮)  

 シカゴ交響楽団
  

   録音  1951年 4月27日 

 

速いテンポで駆け抜ける爽快な演奏。

各曲の性格の描き分けも見事でフレッシュな中にも老成した熟達の味わい。

 

「ヴィードロ」の音を短く区切ったチューバソロや「古城」でのヴィヴラートタップリのサクソフォンはユニーク。

「チュイリー」ではロマンティックな音の揺れを効かせ「卵の殻の中のヒヨコ」での軽妙なリズムなども絶妙。オーボエソロの微妙なルバートなど、聴いていて思わずニヤリとさせられるほど。

 

冒頭のプロムナードからべらぼうにうまいトランペットソロは、首席就任3年目のアドルフ・ハーセス ではなかろうか。

「カタコンブ」突入寸前のトランペットの速いパッセージなど驚異的な正確さだ。

シカゴ響のライナーとの録音では、トランペットの音がブラス全体の中にまろやかに溶け合っていたが、ここではソリスティックな動きが顕著に出ている。

 

「ババヤーガの小屋」での小気味良い打楽器群や「キエフの大門」でのフォルティシモの中でも埋没しない内声部、シンバルのトレモロの繊細さなど、モノラルながらなんら不満を感じさせない音。

昨今のデジタル録音のような音ではないけれど、バランスの良い明瞭な録音だ。

EQカーヴはNAB。

Youtubeはショルティ指揮シカゴ響の来日公演での「展覧会の絵」。ここでのトランペットソロもハーセス。

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