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2020年10月11日 (日)

オッテルローのスカンディナビア・コンサート、そしてスヴェンセンのロマンスのことなど

接近中の台風は北上を止めて突然のUターン。
勢力を弱めながら南下中。

本日台風一過とは言えず雲の多い日曜の朝。

増水した狩野川河川敷からの富士山も雲に隠れて見えない。

手前の愛鷹山は空気が洗われて緑が鮮やかだ。


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昨晩は義父母と娘夫婦も来て自宅で会食。

当初庭でバーベキューをする予定があいにくの雨で予定変更。

かなり飲みすぎて今日は二日酔い気味。

 

オランダの指揮者、ウイレム・ヴァン・オッテルローで、北欧の作曲家たちの作品を聴く。

フィリップス原盤の国内盤LPでステレオ録音。

外盤ではMercuryからも出ていた。


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・交響詩「フィンランディア」   
・悲しきワルツ       :以上シベリウス
・前奏曲          :ヤーネフェルト
・子守歌          :ヤーネフェルト
・スウェーデン狂詩曲第1番 :アルフェーン
・2つの悲しき旋律     :グリーグ
・ノルウェー舞曲から4曲  :グリーグ
・ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンス  :スヴェンセン

  ウイレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)
  ハーグフィルハーモニー管弦楽団

  録音:1963年ころ

オッテルローは実演に接する機会がありながら聴く機会を逃してしまったことで印象に残っている。

1977年、オッテルローは札幌交響楽団への客演が予定されていた。

確かブラームスの1番をメインとするプログラムだったと記憶している。
ところがその年の7月に交通事故で突然逝ってしまった。

 

このLPは北欧の作曲家の小品を集めたもの。

10数年前にもこのLPについて言及している。

 

豪快に速いテンポで突き進む「フィンランディア」。

各楽器が完璧に近いバランスで鳴りきっているので、音量を上げても粗さは感じられない。
爽快そのものの演奏だ。

「悲しきワルツ」も速い。

だがさらっとしすぎてこの曲にはもう少し豊かな歌が欲しい。

 

中では軽快なヤーネフェルトの前奏曲とグリーグのノルウェー舞曲が非常に良かった。

 

最後のスヴェンセンはヴァイオリンソロが非常に良くて、しみじみと感動的な演奏を聞かせてくれる。

ソリストについての記載はないが、おそらく名コンマスとして名を馳せたテオ・オロフではなかろうか。

 

ハーグフィルには1951年からヘルマン・クレバースとテオ・オロフという世界的なコンマスが在籍していた。

 

やがてクレバースはコンセルトヘボウ管に引き抜かれ、1974年にはオロフもコンセルトヘボウ管へ移ってしまった。

その時のオッテルローの落胆ぶりは、かつて月刊誌「ストリング」に詳細なレポートが書かれていた。

 

このスヴェンセンでのヴァイオリンソロが素晴らしい。


ソリストとしての録音が非常に少ないオロフなだけに、このソロを聴くだけでも価値のあるアルバムだ。

 

Youtubeはスヴェンセンの「ロマンス」

 

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