ハラシェヴィチのショパン
雨上がり、すっきり秋晴れの日曜日。
ちょうど北海道か信州の高原にいるような爽やかな朝だ。
富士山はちょうど雲をかぶってしまったけれども、頂上付近にも山肌がはっきり見えていた。
昨晩の雨でも富士山頂にはまとまった雪は降らなかったようだ。
今日は市内一斉清掃日。
ショパン、ハラシェヴィヴィチのショパンを聴いていた。
アダム・ハラシェヴィチはポーランドのピアニスト。
1955年のショパン国際コンクールでアシュケナージを抑えてハラシェヴィチが優勝し、その結果に対して審査員のミケランジェリが抗議したことはハラシェヴィチとショパン国際コンクールを語るときに必ずのように引き合いに出される。
2位だったアシュケナージのその後の華々しい活躍と比べられ、コンクール後のハラシェヴィチの評価は気の毒なほど低くなっていった。
10数年前の自分のコメントも批判的。
昨年のハードオフジャンクLPで、まとまった数のハラシェヴィチのショパン演奏を入手。
その中から前奏曲とポロネーズを聴いてみる。
イタリアfontanaのシリーズから。
EQカーヴをAESにして聴いてみると今まで気がつかなかったことが見えてきた。
使用ピアノはおそらくスタインウェイではなくベーゼンドルファー。
柔らかく暖かい独特の音色、渋くて人のぬくもりの感じられる音。
ハラシェヴィチは堅実なテクニックでひとつひとつの音の粒立ちも明確。
幾分古風な中に美しくも落ち着いたおとなのショパンをここで聴くことができる。
鮮やかで華やかなアシュケナージのショパンが時代の波に乗ったのはよくわかる。
だが今の自分にはハラシェヴィチのショパンの方が心の琴線に触れるものが大きい。
ショパン国際コンクールで優勝したハラシェヴィチの実力はやはり本物だったのだ。
Youtubeは1955年のショパン国際コンクールの表彰式、若き日のアシュケナージとハラシェヴィチの貴重映像
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