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2020年11月 7日 (土)

オーマンディのラヴェル

曇りのち雨。朝の富士山には傘雲。


午後からお約束通りの雨。


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注目のアメリカ大統領選は高い投票率に大接戦。

 

大勢はほぼ決しても結果を待たずに一方的な勝利宣言をする現職。

なりふり構わぬその姿勢にアメリカ国内の分断はさらに加速、コロナ患者も増え続け混乱は増すばかり。

一国の指導者にはそれなりの品格が必要ではなかろうか。

こんな人でも有権者の半数近くの支持があるのが驚き。

 

 

先日、パレー指揮デトロイト響のラヴェルをまとめて聴いた。

今日は同じアメリカのオケでフィラデルフィア管のラヴェル。

聴いたのはCBS時代の録音。

 

一枚目は米Odyssey盤。


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・組曲「クープランの墓」 1958年11月16日 録音
・道化師の朝の歌     1958年1月5日
・ボレロ         1960年3月19日

               あるいは1968年2月24日

 

そしてCBSソニーの国内盤LP


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・スペイン狂詩曲        1963年2月24日
・「ダフニスとクロエ」第2組曲  1959年4月19日
・ラ・ヴァルス         1963年2月3日
・亡き王女のためのパヴァーヌ  1963年2月3日

  ユージン・オーマンディ(指揮)
  フィラデルフィア管弦楽団

以上の曲目がオーマンディーが録音したラヴェルの曲全て。

それぞれ複数回の録音がある。

結局オーマンディは「マ・メール・ロア」は録音しなかった。

「ボレロ」についてはCBSに残した二つの録音のうちどちらかが特定できない。

 

カラフルなオーマンディ時代のフィラデルフィア管の音色はフランス音楽に相性が良いのではないかと思う。

オーマンディーの解釈は、ゴージャスなオケの音も相まって、レガート多用の古風なフレーズの粘りが幾分50―60年代のアメリカの豊かさと甘さを連想させるもの。

 

この時期のフィラデルフィア管には、フルートのキンケイドやオーボエのジョン・D・ランシーなどフランス系の名人奏者が揃っていた。

オーボエの活躍する「クープランの墓」や「ダフニスとクロエ」のフルートソロなどは、

さすがに聴きごたえのあるソロだ。

 

演奏としては「クープランの墓」と「ラ・ヴァルス」が良い。

 

Columbiaカーヴで再生するとしっとりとした弦楽器の音が美しく響いていた。

 

60年代初めのアメリカのメジャーオケは、デトロイト響のパレー、ボストン響のミュンシュ、そしてフィラデルフィア管のオーマンディなどの豪華な指揮者が音楽監督や常任指揮者として名を連ねていた。

フランス音楽を聴くには良い時代だった。

 

さらに同時期のクリーヴランド管にはジョージ・セル、シカゴ響にフリッツ・ライナーが君臨。

ニューヨークフィルの音楽監督には俊英バーンスタインが就任したばかり。

 

まさに強きアメリカを象徴する黄金時代を迎えていた。

 

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