Go to トラベル、そしてバッハのカンタータ第34番のことなど
今年最後の三連休が始まった。
雲は多いけれども暖かで風の無い日曜日。
この3連休は下の娘と合流してちょっとした家族旅行を計画。
Go to なんとかを利用して宿と往復の交通チケットも確保していた。
ところがここ数日のコロナの急速な感染拡大。
先週あたりからその傾向は見え始め、これはヤバいかなと迷っていた矢先の数日前からの爆発的な感染者数の増加。
ここ静岡県でも連日の記録更新。
結局、旅行をキャンセルすることにした。
宿のキャンセル料は想定範囲内のものだったが、JRのキップはトク50で買った場合は取り消し手数料がなんと50%!
結局、キャンセル料だけでそこそこの宿に泊まれる金額になってしまった。orz
政治家達はこの感染爆発はGo toトラベルとの関連性はないと主張しているけれど、日本医師会長の発言の方がよほど説得力がある。
関連がない根拠を示してもらいたいものだ。
昨日土曜日はオフになったので、お隣の植木屋さんにお願いしていた庭石と植木類の移動の立ち会いなど。
今日は家内とスシローに出かけていた。
開店早々の時間に店内に入り、いつもは100円皿をセレクトしてオーダーしているけれども今日は半ばヤケになって短い時間の間に300円皿を夫婦で暴れ食い。
帰りに立ち寄った「伊豆 村の駅」には湘南、横浜など関東圏の車が多数。
遠くは岐阜やなにわナンバーも。
混んではいたものの、皆さんなんとなく遠慮がちの表情。
感染リスクを背負いながらのショッピングが表情に表れていた。
その後「ららぽーと沼津」に対抗?して改装なった清水町の大型ショッピングモール「サントムーン柿田川」では印象派絵画風の美しい紅葉を見ることができた。
本日、沼津で初のクラスター発生。
いよいよ身近になってきた。
今日はバッハを聴く。
ヘウムート・リリングの指揮でカンタータを2曲。
リリングの偉業バッハ、カンタータ全集中の1枚。
・カンタータ第34番 「おお永遠の火、おお愛の源よ」BWV34
・カンタータ第74番 「人もしわれを愛せば、わが言を守らん」BWV74*
ヘレン・ドナート (ソプラノ)*
ヘレン・ワッツ (アルト)
ヒルデガルト・ラウリヒ (アルト)*
アダルベルト・クラウス (テノール)
ウォルフガング・シェーネ (バス)
フィリップ・フッテンロッヒャー (バス)*
シュトゥットガルト・ゲッヒンゲン聖歌隊
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
ヘルムート・リリング (指揮)
この2曲はいずれもトランペットが大活躍の壮麗な曲。
34番はブラームスも愛したという傑作カンタータで、現在ブラームスが実際に演奏した演奏譜が残されている。
そこには原典にないオルガンパートと、フルートとオーボエ各2本が加えられている。
ブラームスがフルートとオーボエを加えたのは主にトランペットパートを振り替えるためで、バッハの時代には容易であった高音域を楽に出せるトランペットの奏法が絶えてしまったことを想像させるもの。
リリングは当然ながら原典版を使用。
ここでのトランペットの妙技が聴きものだ。
74番も同じくトランペットが入る。
曲はカンタータ第59番の楽器の振り分けを変えた改作。
編成はこちらの方が大きい。
いすれも演奏は質実剛健
BWV.74は低音ゴリゴリのバスのアリアをはじめとした多彩なアリアが印象深い。
EQカーヴはffrr。
Youtubeはバッハのカンタータ第34番
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- 今年最初のクラシックレコードコンサートはウィンナワルツ(2021.01.23)
- グリエールの「赤いけし」(2021.01.21)
- ホグウッドのモーツァルト(2021.01.19)
- モーツァルト2題(2021.01.17)
- シューリヒトのウィンナワルツ(2021.01.15)
コメント