フェヴリエのドビュッシー、再聴
本日快晴。頬に触れる風に本格的な冬の気配。
富士山は東側の斜面のみうっすらと雪化粧。
ジャック・フェヴリエのドビュッシーを聴く。
仏ヴェガへのドビュッシーピアノ曲全集録音。
CDではACCORDから出ている。
手持ちはCDとキングレコードから70年代に出ていたLP。
LPでは4枚分が出ていた。
CDの全集はかつてこのブログでコメント済
今回はLPからEQカーヴを探りながらの拾い聴き。
・前奏曲集第1巻
・前奏曲集第2巻
・子供の領分
・映像第1集、第2集
・版画
・ベルガマスク組曲
・ピアノのために
・2つのアラベスク
ジャック・フェヴリエ(ピアノ)
録音:1969-1972年
以前、このLPを聴いたときには音の歪みが気になった。
ところがEQカーヴをコロンビアカーヴに切り替えたらガラリと印象が変わった。
最初に「版画」から。
速いテンポに指が乗りきれていなくて幾分粗さも気になるけれども、軽く飄々とした音楽の流れの中に聴かれるクールな味わい。
「水の反映」ではクリスタルガラスのような透明な音でありながらも多彩な音のパレットが奥行きのある響きの中に散りばめられている。
微妙なテンポの揺れには洒落た気配も漂い「ミンストレル」での絶妙なルバートなどはさすがに大家の至芸。
音楽は枯れてない。
Youtubeはフェヴリエの弾くドビュッシー、「版画」
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