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2021年1月10日 (日)

グスタフ・マイヤーのベートーヴェン

よく晴れて波も穏やかな日曜日。

近くのコンビニに振り袖姿の成人を迎えた娘さんを見かけた。

そうか今日は成人の日・・・

 

午前中は庭の水道工事の立ち会い、その後家内と娘で近くの「弥次喜多」で昼食。

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通常の三連休ならば多くの県外ナンバーが駐車場に並ぶ店だけれど今日は市内ナンバーの車ばかりだった。

 

店を出て獅子浜にあるケーキ屋Grandmaシーサイド店に寄ってみた。

 

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ここのデッキからは美しい富士山がよく見えた。

目を転ずると駿河湾を隔てて遠くに見える南アルプスの山々には雪。


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今日はマイナーな指揮者のベートーヴェン。

 

ハードオフのジャンクコーナーで見つけたLPで、グスタフ・マイヤー指揮のベートーヴェン。伊コロンビア盤。


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・交響曲第5番 ハ短調
・序曲「レオノーレ」第3番

 グスタフ・マイヤー(指揮)
 ロンドンフィルハーモニック・プロムナード管弦楽団

 

正直なところこの指揮者については全く知識がなく、盤を手に取った時に架空の名の指揮者ではないかと思ったほど。

 

グスタフ・マイヤー(Gustav Meier 1929-2016)はスイス生まれ、主にアメリカで活動し、多くの指揮者を指導。
かつてはタングルウッド音楽祭の指揮者セミナーの講師陣に名を連ねていた。

指揮法の著書もあるようだ。


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門下にはヤコブ・クライツベルク、準・メルクル、リコ・サッカーニ、ジョン・マウチェリ、マリン・オルソップなど、現在メジャーオケの音楽監督になったりしている中堅クラスの著名指揮者の名が並ぶ。

 

だが本人の演奏録音は珍しいのではなかろうか。

 

スワロフスキーやフェラーラ、パヌラのほか指揮法の理論書を残しているマックス・ルドルフなど、指揮の名教師と言われる人々の演奏に共通した窮屈さはこの演奏には感じられない。

速めのテンポでオケをバランスよく響かせて冷静にして必要十分な音が鳴りきっている名演だ。

 

それでいてトスカニーニやセルのような厳しいベートーヴェンではなく、どこか暖かさが感じられるのが良い。

 

第3楽章から第4楽章のブリッジでのティンパニの刻みも実に雄弁。
そのまま緊張感を維持しながらのフィナーレでの小気味よいほどの「運命」の動機の強調。

凄みやスケールの大きさよりも曲の偉大さをストレートに伝える非凡な演奏だった。

EQカーヴはColumbia。

 

Youtubeは小澤征爾指揮N響の「運命」一期一会の名演です。

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