バルビローリのエルガー、エニグマ変奏曲
2月も今日で終わりの日曜日。
天気も良くて流れる空気に春の気配。
家の近くの河津桜は満開から散り始め。
昨日の自宅近くの富士。
ちょうど一年前は娘の結婚式だった。
今月孫が生まれて今日が退院日。
コロナ禍で会うことができず孫とは本日初対面。
昨晩は婿殿が来て家内と3人で祝杯をあげていた。
バルビローリのエルガーを聴く。
英Pye原盤のティチクの国内盤LP.
・エニグマ変奏曲 Op.36
・チェロ協奏曲 Op.85 *
・弦楽のためのエレジー Op.58
ジョン・バルビローリ(指揮)
ハレ管弦楽団
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)*
録音 1956年 1957年*
一連のティチクから出ていたこのPyeのLP国内盤は音が痩せていてキンキンしていて音が良くないと言われていて、後のEMIの再録音に比べると影が薄い印象だった。
今、再生環境が大きく変わった中での再聴。
バルビローリはエニグマ変奏曲を3回録音している。
このPyeへの録音は2回目のもの。
マンチェスターのハレ管弦楽団は、ロンドンの著名楽団と比べると超一流とは言えないけれども、長い間バルビローリの薫陶を受けていてバルビローリが指揮したときは力の入った高水準の演奏を聴かせてくれた。
ハレ管弦楽団はエルガーの交響曲第1番を初演した団体で、バルビローリ自身もクィーンズホール管弦楽団のチェロ奏者時代にエルガーのチェロ協奏曲に伴奏者として立ち会っている。
この演奏は多少アンサンブルにラフな部分もあるけれども、壮年期のバルビローリの速いテンポで激しいまでの力の入ったエルガー。
ニムロッドも感動的だ。
音も悪くない。
オプションで加わる終結部のパイプオルガンも盛大に鳴っていた。
Youtubeはサー・コリン・デーヴィス指揮のエルガー、「ニムロッド」
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- ベームとベルリンフィルのモーツァルトの交響曲全曲録音のことなど(2025.06.24)
- クリストバル・デ・モラーレスのモテトゥスのことなど(2025.06.22)
- ブレンデルのバッハ(2025.06.18)
- オランダ王立海軍軍楽隊のアルメニアン・ダンス(2025.06.06)
- ジャン・ラングレーのミサ曲のことなど(2025.06.03)
コメント