アンネローゼ・シュミットのグリーグとウェーバー
黄砂の影響で薄曇りの一日。今日も気温が高かった。
3月も終わりで明日から新年度。
コロナ第4派の到来はいよいよ本格化、大阪は新規感染者が600人に迫る勢い。
ここ静岡県も再び30人台へ。
年度替わりにゴールデンウィークも控えて予断を許さぬ状況。
昨日今日は有給休暇の消化含みの連休。
昨晩から婿殿か泊りに来て、孫と一緒ににぎやかな夜を過ごした。
日中は畑や家のいろいろな不要な物の片付け。
書籍や古雑誌に不要になった家電類に文房具。
独逸の女流ピアニスト、アンネローゼ・シュミットを聴く。
独ETERNAのLPでグリーグのピアノ協奏曲にウェーバーの小協奏曲のカップリング。
・ピアノ協奏曲イ短調 :グリーグ
・ピアノ小協奏曲 :ウェーバー
アンネローゼ・シュミット(ピアノ)
クルト・マズア(指揮)
ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団
録音 1969年12月14-17日 ルカ教会,ドレスデン
旧東ドイツ時代の録音でシュミットは30代前半、マズアも40代前半。
比較的古い録音でありながら何度も再発売を繰り返されている録音。
シュミットとマズアは旧東ドイツ時代の代表的な組み合わせで他にモーツァルトやショパンも出ていた。
今にして思えばこのふたりにとってひとつのピークの時期の録音。
シュミットの硬質のピアノと幾分渋くくすんだ響きのオケとのコントラストが良い。
早めのテンポの中にも歌心にも不足はしていない。
軽量級の演奏だけれどもフレッシュな爽やかさが感じられるグリーグ。
バリバリと飛ばしている第3楽章など爽快。
ウェーバーは3曲あるピアノ協奏曲のひとつ。
傑作「魔弾の射手」と同時期の作品で、ウェーバー自身がある物語の筋書きを曲へのイメージとして残している。
シュミットの演奏は曲への憧れと共感が素直に音になっているグリーグ以上の名演。
この曲にはベートーヴェンの「告別ソナタ」のエコーが聞こえる。
Youtubeはアンネローゼ・シュミットのグリーグ、ピアノ協奏曲
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