スマホ受け取りとボールトのチャイコフスキーのことなど
彼岸に入りすっかり暖かくなった。
先月末から孫中心の日常。
しばらく家にいた婿殿は朝のうちに県内の勤務地に帰っていった。
本日休みで先日水没したガラホに代わって購入したスマホを受け取りに行っていた。
時間予約で受け取りなので短時間で済むと思っていたら、数年前と違約金のルールが変わった箇所や、細かな設定部分などの説明を求めているうちに2時間近くかかってしまった。
ショップの片隅のコーナーで、明らかに自分より年上で、中には自分の親の世代の人たち10人ほどが神妙な面持ちでスマホについての説明を受けていた。
特設スマホ教室らしい。
「アカウントを・・・・」
「スワイプして・・・」
「?????」
メモを取る人ほとんど固まっている人などさまざま。
表情は一様に無表情。
本日カウンターで自分に対応したのは一昨日の若い男性ではなく、自分の娘よりも若い世代の女性。
面倒な初期設定をお願いしたのだが、細かな質問にイラッとしながら耐えている様子が眼の奥に見えた。
さぞや五月蠅いオヤジだと思っただろう。
タブレットを10年近く使っているのでスマホの操作には違和感なく慣れそうだ。
使ってみてネット部分については画面の見やすさだけでなく、細かな部分の機能がタブレットに及ばない。
便利そうな新しいソフトがいくつかインストールされてはいるけれど日常であまり使うことはなさそうだ。
自分にはガラホ+タブレットの方がライフスタイルに合っていたと今は思っている。
休日とはいえいろいろ雑事があって音楽を聴き始めたのは夜の10時過ぎ。
ボールトの指揮するロシア物を聴いていた。
英EMIのLPでチャイコフスキーが3曲にリムスキー・コルサコフが2曲。
・歌劇「ムラダ」から貴族の行進 :R.コルサコフ
・イタリア奇想曲 :チャイコフスキー
・歌劇「マゼッパ」からゴパック :チャイコフスキー
・スペイン奇想曲 :R.コルサコフ
・スラヴ行進曲 :チャイコフスキー
サー・エイドリアン・ボールト(指揮)
ロンドンフィルハーモニー管弦楽団
録音 1974年
絶妙なバランスとテンポでオケが鳴り切っている名演揃い。
ガチャガチャとしたお祭り系の曲ばかりだけれど、五月蠅くないばかりかピリッとした緊張感の中に高い品格をが感じられるのがお見事。
時に「マゼッパ」から のゴパックが凄い。
リムスキーコルサコフでは対向配置のヴァイオリンの掛け合いが効果的に決まっている。
Youtubeはスヴェトラーノフ指揮のオペラ「ムラダ」全曲から貴族の行進。合唱付きの壮絶な演奏
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