本日の練習、あと10日そしてモントゥーのドビュッシーのことなど
薄曇りの4月半ばの一日。
風は冷たいけれども市民文化センターの立木の新緑は眩しいほど。
昨晩は市民文化センター大ホールでオケの練習。
いよいよ本番10日前。
コロナウィルス第4の波が国内中へ広がり、開催についての不安は残る中での練習。
果たしてお客様の満足できる水準の演奏ができるのか。
一抹の不安の中でのオケ練習。
それでも喜古先生の若いながら安定のある指揮と底抜けに明るいトークが練習していて実に楽しい。
曲はチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」
終楽章の歓喜の爆発がようやくさまになってきた。
今日はモントゥーのドビュッシーを聴く。
「管弦楽のための映像」と「聖セバスチャンの殉教」から交響的断章。
70年代に出たLPでフィリップスのアーティストギャラリーシリーズ中の一枚。
・管弦楽のための映像
・聖セバスチャンの殉教から交響的断章 アンドレ・キャプレ編
ピエール・モントゥー(指揮)
ロンドン交響楽団
録音 1963年5月
モントゥー最晩年のロンドン響との一連のステレオ録音。
この録音時、モントゥーは88歳だった。
作曲家ラヴェルと同年生まれのモントゥー。
録音は夥しい量があるけれども晩年に良い状態のステレオ録音が残してくれている。
特にロンドン響との録音は年齢を感じさせない若々しさが魅力だ。
ドビュッシーは「遊戯」をモントゥーが初演するなど、モントゥーにとってはほぼ同時代の作曲家。
この2曲も隙の無い引き締まった音楽運びの中に微かに漂う官能のティスト。
そして熱狂と気品。
素晴らしい演奏だ。
フランスディスク大賞受賞盤。
ちょうど7年前にも聴いていた。
ほとんど同じようなコメント。
Youtubeはモントゥー指揮のラヴェル、「マ・メールロア」から終曲。神の如き名演
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