沼津交響楽団第37回定期演奏会終わる
曇り一時雨。
朝、狩野川越しに見る富士山は雲の上。
沼響第37回定期演奏会が終わりました。
昨年の第36回定演がコロナ禍のために中止となり2年ぶりの定演です。
3度目の緊急事態宣言が適用される前日というタイミング。
メインの曲は、昨年の定演で取り上げるはずだったチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」。
難曲です。
演奏については大なり小なり事故も頻発し、練習時にはなかった危うい場面もありましたが喜古先生の冷静な指揮に救われました。
ステージ上で演奏していて、お客様の様子がいつもと違うように感じました。
真剣に私たちの演奏に聞き入っている表情、そして曲の間の静寂の長さと温かい拍手に、お客様たちがこの時が来るのを切に待ち望んでいたということを実感しました。
ごく当たり前のように思えていた日常のコンサートの存在が、いかに幸福なことだったのかを会場全体で共有しているかのようにも思えました。
今回の演奏会では、参加したくともコロナ禍に関係する諸事情で参加できなかった団員もいました。
このような困難の中、演奏会を実現させてくれた沼響役員スタッフの方々、毎回練習に参加するのが楽しみになるような明るくわかりやすいご指導をしてくださった喜古先生、そしてこのような状況下でも会場に足を運んでくださったお客様の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
チャイコフスキーのフィナーレ終盤で、オケを猛烈に煽り立ててドライヴしていく先生の指揮には演奏していてぐっと熱いものがこみ上げてきました。
Youtubeはチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」、ゲルギエフの指揮
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