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2021年5月12日 (水)

ブルーノ・ホフマンのグラス・ハーモニカ

今日もどんより曇りの水曜日。

今朝、中学時代の恩師の訃報が入ってきた。先生は自分が中学3年の時のクラス担任。

大変お世話になり卒業後も定期的にご自宅へ遊びに行ったりしていた。

結局先生との付き合いは社会人になっても続いていたけれど、ここ数年は年賀状のやりとりだけになっていた。享年80歳は今の時代はまだ若い。

昨年末には高校時代にお世話になった恩師も逝っている。

 

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画像は毎年この時期に花を咲かせる家の近くの白い花。

ご冥福をお祈りします。

 

昨日は孫のところへ行っていた。

今月初めに里帰りしていた娘と孫は勤務地のある県内他市へ去ってしまった。

すっかり寂しくなった我が家。

昨日は娘が出かける所用があり婿殿も休めぬということで、比較的自由が利く自分が孫の子守り。

 

車を走らせ娘宅に着いたのはちょうど昼時。

マスク姿の自分を見て孫はきょとんとしている。

 

「忘れてしまったのか・・・・」orz

マスクを外すと直ぐに笑顔が戻ってきた。

 

昼食を娘と一緒に食べてしばし雑談。

やがて娘は出かけて孫と二人。

 

しばらくすると孫は自分の腹の上ですやすやと寝息。

2時間ほどで娘が帰ってきて用の無くなった自分が娘宅を後にしたのは午後4時過ぎ。

 

そのまま帰るのももったいないので、最寄りのハードオフへ寄ってみた。

寄ったお店は初めて入る店。

初めての店はなんとなくの期待感があって自然と足取りは速め。

 

お目当てはLPジャンクコーナー。


レコードコーナーは昨今のレコードブームの影響で、品数は増えてきたけれどもレギュラーコーナーは相変わらず高めの値付けで中身もごく普通に見かける音盤ばかり。

むしろジャンクコーナーに面白いものが入っていたりする。

 

コーナーのLP背表紙をさっと眺める。

ハードオフは何処へ行っても同じような品揃え。

イ・ムジチやアンセルメ、その他見慣れた東芝の廉価盤が並んでいる。

 

さほどびっくりするものはなかったけれども110円ならば良いだろうとピックアップしたのは6枚ほど。

ブルーノ・ホフマンの弾くグラスハーモニカ作品集第一集ビクター盤。

フィリプス原盤でベートーヴェンやトマシェック、ナイマンなどのグラスハーモニカのための作品を集めたもの。

 

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ベートーヴェンのロマンスは「レオノーレ・プロハスカ」の中の曲で、ベートーヴェンはこの中で1曲だけグラスハーモニカのための音楽を書いている。

ところがこのアルバムに収録されているのは、なぜか同じ「レオノーレ・プロハスカ」の中からソプラノのためのアリアをグラスハーモニカのために編曲したものを収録されている。

 

他の収録のうち比較的知られているのはボヘミアの作曲家トマシェクくらいで、他はほとんど忘れられた17世紀から18世紀までの作曲家の名前が並んでいる。

第1集とあるからには続編もあったのだろう。

 

なお後にワーナーから同じメンバーによるLPが出ていてこちらはVOX原盤。
収録曲が微妙に異なる。

別録音なんだろうか?


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・山本正人指揮東京吹奏楽協会吹奏楽団によるアメリカ行進曲集。

キングレコード盤。

解説を読むと国内初のステレオ録音による行進曲集だという。
1962年厚生年金ホールによる録音。

 

メンバーは東京芸大の教官やOBが中心。


ジャケットには教官数人の名前があるけれども、メンバー全員の記載はない。


この中にはその後活躍し有名になった演奏家が何人も参加していたに違いない。


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ギタリスト、アンドレ・ディアスの弾くロドリーゴのアランフェス協奏曲。

カップリングはジュリアーニのギターと弦楽、ティンパニのための協奏曲というもの。

 

アランフェスの方はかつて東芝のセラフィムシリーズの廉価盤で出ていたがカップリングはデ・ブルゴス指揮の「三角帽子」全曲から第2組曲部分の抜粋だった。

 

こちらがオリジナルカップリングで、ジュリアーニの曲はもともと弦楽四重奏伴奏のものをティンパニと弦楽合奏用にレスピーギの弟子エンリョ・ポリーニョが編曲した作品で、おそらく他に音源はないと思う。


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ロシアの指揮者コンスタンチン・イワーノフ指揮のソビエト国立響によるりリムスキー・コルサコフ。

「金鶏」と「サルタン王」組曲。メロディア原盤の英EMI盤。

 

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そしてナタン・ミルシュタインの弾くサン・サーンスの序奏とロンド・カプリチオーソ」ほかのヴァイオリン小曲集。

Capitol原盤東芝国内盤。

こちらはジャケ買いです。

 

ちょっと地味な結果だったけれど珍しい曲が聴けるので良しとしよう。

帰宅は少し遅くなって6時過ぎ。

 

Youtubeはモーツァルトのグラスハーモニカのための「アダージョとロンド」から

 

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