ラフマニノフ自作自演、テラーク盤
朝から冷たい風吹く5月最初の日曜日。
本日仕事が入り出勤。
昨日は強い風雨で大気が不安定。
県内の牧之原市では突風の大きな被害が出たけれども我が家の近くでも突風があったらしい。
家から出てまもなく日曜の朝だというのに大勢の人が外に出ている。
近くのトンネル工事現場の長いフェンスが強風で倒れ、道路が片側通行になっていた。
民家にも被害がでているようだ。
出勤すると我が家の近くに住む女性職員が突風で屋根が壊れたということで写真を見せてくれた。
ドン!という音とともに家の中に強風が吹き込んだという。
写真を見て我が家は大丈夫だったかな?・・心配になってきた。
昨年暮れからの娘の里帰りが終わり孫と一緒に去ってしまった。
昨日はときおりの強い雨の中、老母も連れて娘と孫を送りながら同じ県内の他の町へ。
到着した新居では婿殿とそのご両親も合流してささやかな初節句のお祝い。
挨拶にまわった隣家には珍しい白い藤の花。
夕方帰宅すると今朝までのにぎやかさは消えて我が家はひっそり。
夜には寂しさを紛らわすためにもうひとりの娘とオンライン通話。
外は強い風と雨。
ときおりの稲光。
本来ならばこのGW、入籍したばかりの娘夫婦は入れ替わるように遊びに来るはず。
だがこのコロナ禍で身動きがとれない。
結婚式も未だ挙げることができない。
娘夫婦はこの連休中に式場巡りをしているという。
今日は家内も無口になり黙々と部屋の片づけをしている。
娘と孫を送りながらの車中でラフマニノフの自作自演を聴いていた。
テラークから出ていたCDで、1919年から29年までにラフマニノフがピアノロールのために残した自作自演の記録を集めたもの。
アンピコ社製のロールを解析してNASAの最新技術で処理したデーターを基に自動ピアノで再生。
ピアノロールにありがちな平板な無機質な音ではなく、あたかもラフマニノフが現代に蘇ったかのような実在の響き。
巨大な手の持ち主だったというラフマニノフの強靭なタッチが実にリアルに再生されている。
車内で一緒に聴いていた家内が「これ、誰の演奏?」
私「ラフマニノフだよ」
家内「曲じゃなくてピアニストよ。誰?」
私「だからラフマニノフ」
家内「え?なんでこんな風に弾けるの?」
自分が弾いたことがある曲を聴いて、あまりの凄さに驚いたようだ。
Youtubeはラフマニノフ自身が弾くピアノ協奏曲第2番
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