« 本日の練習、新たなコンサートへ向けて始動 | トップページ | サロネンの「ノルディック・フェスティバル」 »

2021年5月 9日 (日)

シュテーリの「水上の音楽」

連休明け最初の日曜日。

気温は高く本日の最高気温27度。風が終日強かった。

 

午前中家内と久しぶりに外食。

当初、内浦漁協直営の「いけすや」に向かう。
ここの鰺のメニューは絶品。

開店時間の11時に行ってみると既に満席、1時間待ちになっていた。

駐車場の車のほとんどは関東圏ナンバーの車。

 

馴染みの店長さんに声を掛けると、すまなそうな表情で今日は風が強く外のデッキ席が使えないのだという。


Original

早々に諦めてどこか適当な場所で食べようと、店内のショップで「鰺のわさび葉鮨」を購い至近距離の長浜城公園へ向かう。

ここは戦国時代に後北条氏が築いた水軍に特化した珍しい城。


今は公園として整備されている。


Winter027_w

晴れた日のここからの景色は絶景。

ところが行ってみると公園駐車場は立ち入り禁止。
コロナ禍の影響なんだろうか。

 

やむなく南下して西浦のの「やま弥」で昼食。

 

ここでは家内は初めて見るメニュー鯛丼、自分は8年前と同じ海鮮丼をオーダー。


Dsc_0068

 

海鮮丼は8年前よりもレベルアップしていた。

店の前から眺める駿河湾は黄砂で霞んでいた。


Dsc_0072

 

午後は高校時代の後輩U君が来訪。

彼からは不用になったピアノ用の椅子を譲っていただいた。


616wrtc5rwl__ac_sx300_sy300_ql70_ml2_

彼もホルン吹きなので3時間近くホルンの音盤を聴きながら歓談。

 

今ラックスマンのフォノイコライザー・キットを購入して、つまみによって音が激変することが面白くて聴き慣れた古いLPを順番に聴きなおしている。

 

今日聴いたのは、70年初頭に日本コロンビアが出していた1枚千円のダイアモンド1000シリーズからヘンデルとモーツァルトのカプリング。


Scseedsnnmimg1200x12001507111724ptfl4s17

 

・組曲「水上の音楽」   :ヘンデル
・セレナード ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」:モーツァルト

 ロベルト・シュテーリ(指揮)
 ハンブルグ・バッハ管弦楽団

 

購入記録を見ると1972年。

この時中学生だった自分は吹奏楽部でホルンを吹き始めていて、顧問の先生から「水上の音楽」でホルンが活躍するということを聞いて購入したもの。

半世紀近く前に買ったレコードなのに盤面はきれいだった。

あまり聴いていなかったということだろうか。

 

シュテーリという指揮者は知らなかったけれども、これはそのころ千円で買えた唯一の「水上の音楽」のレコードだった。

その後もシュテーリは自分にとって経歴不明の指揮者。

今ではネットがあるので、マイナーな演奏家でもある程度の情報を得ることができる。

 

ロベルト・シュテーリ(1930-2018)はスイスの指揮者。

ハンブルク・バッハ管弦楽団を創設し、主にハノーヴァーやハンブルクを中心に活躍していた人らしい。

 

ディスコグラフィーを見るとほとんどバジェットプライスの盤ばかり。

この演奏、買った当時は印象に残るような演奏ではなくその記憶を今まで引き摺っていた。

 

ラックスのフォノイコライザーをいろいろいじりながら久しぶりに聴きなおしてみた。

 

聴いてみて、こんな良い演奏だとは思わなかった。

録音も実に鮮明だ。

 

オケも水準以上だし特にオーボエは相当な名人だ。

実直な手堅さの中にも格調の高さも感じられてヘンデルの魅力がストレートに伝わってくる。

 

Youtubeはエマニュエル・アイム指揮ベルリンフィルの「水上の音楽」

|

« 本日の練習、新たなコンサートへ向けて始動 | トップページ | サロネンの「ノルディック・フェスティバル」 »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 本日の練習、新たなコンサートへ向けて始動 | トップページ | サロネンの「ノルディック・フェスティバル」 »