パウムガルトナーのモーツァルト
今日から6月。
気温も高く本日の最高気温28度。
一時帰省していた娘と孫が今日帰って行った。
祭のあとのような喪失感。
今日はベルンハルト・パウムガルトナーのモーツァルトを聴く。
パウムガルトナーはモーツァルトの権威とも言われ指揮はブルーノ・ワルターの弟子。
教え子にはカラヤンがいる。
長らくザルツブルク・モーツァルテウム音楽院の院長を務め、来日もしていて東京交響楽団も振っている。
来日時のリハーサルのレポートをどこかで読んだ記憶があるけれども思い出せない。
以前このブログでも紹介したけれども今日はシンフォニーをまとめて聴いた。
・交響曲第35番「ハフナー」
・交響曲第41番「ジュピター」
・交響曲第36番「リンツ」
・交響曲第38番「プラハ」
ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院管弦楽団
・交響曲第40番 ト短調
ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)
ザルツブルク・カメラータアカデミカ
いわゆるニックネーム付きの4曲は独オイロディスク原盤の70年代日本コロンビアから出た廉価盤、ヒストリカル・レコーディングシリーズのLP。この4曲はCDでも出ていた。(今は廃盤)
40番はACANTAから出ていたLP.
オケの表記は異なるが同じ団体だ。
古風でロマンティック、いわゆるモダン楽器の典型的なモーツァルト演奏。
リピートは全て有り。
「ハフナー」では序奏はかなりゆっくり次第に加速
「プラハ」ではなお一層序奏で悲劇的な気配が濃厚。
アクセント協調型の今の耳からするとかなり個性的な演奏だ。
主部に入っても遅いテンポでそのためかいろいろな音が聞こえてくる。
「リンツ」では悲しみの中に強い意志。
「ジュピター」フィナーレの加筆は師ワルター譲りだろうか、他にも多少加筆はあるようだ。
「リンツ」で顕著で怒濤のフィナーレでは「ジュピター」と同様のホルンの加筆 あり
ト短調はクラリネットなしのオーボエ版を使用。
40番以外は録音が極めて鮮明。
EQカーヴはAES。
Youtubeはパウムガルトナーの指揮でモーツァルトの交響曲第33番。1967年ザルツブルク音楽祭の記録
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