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2021年8月 9日 (月)

ホーレンシュタインの「画家マティス」

台風10号は昨日房総沖を通過。
休む間もなく次の台風9号が昨晩九州上陸。

 

その影響で朝から強い風と雨の月曜日。

朝、庭に出ると赤い蟹が目の前を横切った。


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アカテガニだ。

満月の大潮の夜、一斉に海に入って産卵する蟹。

ときおり真っ赤なハサミを振り上げて怒っていた

 

昨日は東京オリンピックの閉会式。

次期開催地パリの紹介に続きお歴々の長そうな挨拶が始まったところでテレビのスィッチを切った。

パリの紹介の中で「ラ・マルセイエーズ」を演奏していたのはフランス国立管弦楽団。

指揮していた女性指揮者は誰だろう?

 

孤高の指揮者ホーレンシュタインのヒンデミットの交響曲「画家マティス」を聴く。

英UNICORNから発売されていた録音で、UNICORNレーベル無きあとさまざまなレーベルを転々としていた演奏。

カップリングはR.シュトラウスの交響詩「死と変容」


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・交響詩『画家マティス』  
・交響詩『死と変容』*

  ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮) 
  ロンドン交響楽団
 
    録音:1972年5月19日  Walthamstow Town Hall, London
       1970年7月29日   Fairfield Halls, Croydon*

手持ちはTRIOから出ていた国内盤LPとCHANDOSのCD

今日はCDで。


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静岡の古書店で偶然見つけた米ショット社のポケットスコア片手に聴いた。

このスコア、相当古くて酸性紙なのでボロボロになりかけている。

 

神秘的なピアニシモにフォルテシモでの巨大で悪魔的な響きが壮絶。

このような響きはフルトヴェングラーやチェリビダッケなど、ごく限られた名指揮者からでしか聴けない音だ。

 

第1楽章「天使の合奏」での長いパウゼの沈黙には聴いていて思わず息が止まるかと思うほど。

第2楽章「埋葬」の静けさの中で突然鳴り響くシンバルの一発も意味深い。

それでいて全編に漂う不思議な静けさは、あたかも優れた能舞台を見ているかのようだ。

 

まさに神のような名演。

 

音はLPの方が数段良い。


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CDではLPと比べ音のエッジが立ち過ぎて、神韻渺茫とした神がかった気配はだいぶ薄れている。


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それにしても第3楽章「聖アントニウスの誘惑」、スコアを見ると演奏は相当難しそう。

 

Youtubeはブロムシュテット指揮ベルリンフィルの「画家マティス」。

セカンドトロンボーンを吹くのは南西ドイツ放送交響楽団首席の清水真弓さん。

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