ルドルフ・バルシャイの「田園」
曇りのち雨。
夜外に出てみると玄関の外壁にカマキリが2匹。
全く同じ姿のまま固まってこちらを見ている。
コロナ感染者の数は原因がわからないまま急速に少なくなってきた。
100年前のスペイン風邪の流行時も理由がわからないまま終息していったのだという。
スペイン風邪は流行のピークを超えて徐々に病原性を弱め、現在の季節性インフルエンザとして定着したという説もあるらしい。
新型コロナウイルスもそのような第2のタイプのインフルエンザとして生き残っていくのだろうか。
まだまだ自然界には未解明な部分が多い。
これからはワクチン接種の回数も増えていくかもしれない。
今日は木曜日。
30年来のルーティーンだった木曜夜の沼響の練習が休止となって2か月余り。
緊急宣言も今日で解けていよいよ来月から練習開始。
秋の演奏会は1年延期になってしまったけれど、10月からは来年の定期演奏会への練習が始まる。
曲はブラームスの交響曲第4番をメインに大学祝典序曲、ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」。
全て過去に沼響で演奏したことのある独墺系正統派のプログラム。
初心に戻って挑戦しよう。
ロシアの指揮者ルドルフ・バルシャイ(1924-2010)のベートーヴェン「田園」を聴く。
手持ちはイタリアのI Tesori Della Musica Classica シリーズのLP. ・交響曲第6番 ヘ長調 Op.68『田園』
ルドルフ・バルシャイ(指揮)
モスクワ室内管弦楽団
録音 1971年
バルシャイのベートーヴェンは「第九」以外の8曲がスタジオ録音として残されている。
「第九」の録音に関してはいろいろなトラブルがあったらしい。
個性的なベートーヴェン演奏なので全集にならなかったのは惜しいと思う。
一連のベートーヴェンの多くは壮年期の演奏。
オケは小編成、クリアな響きと各パートが均一なレベル揃って響きのバランスが見事。
それでいて鳴っている音楽は巨大だ。
この「田園」は第1楽章のリピートあり、 第3楽章以降では弦楽器の特徴的なテヌート
がユニーク。
各所で聞きなれない音が鳴っている。
フィナーレ最後のホルンの強奏はいったい?
万人向けではないけれど個性的で勢いもあり面白い演奏だと思う。
バルシャイは非常に多くの録音を残したけれど、老いるにつれてしだいに穏健化していった。
Youtubeはバルシャイの振るバルトーク、ディヴェルティメントから第1楽章
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