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2021年9月24日 (金)

フリッチャイのコダーイ、「ハーリ・ヤーノシュ」

9月も後半、彼岸の中日の昨日もよい天気。

孫たちを連れて戦国時代の水軍の城の長浜城址へ。

本丸跡からの淡島と富士山。

 

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昼食は内浦漁協直営の店「いけすや」のテイクアウトで「鰺ふらい弁当」

 

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ハンガリーの指揮者フリッチャイの「ハーリ・ヤーノシュ」とマゼールの「火の鳥」を聴く。

EQカーヴの面白さに目覚めてから聴き慣れた音源をいろいろと聞き直している。

2曲はグラモフォンがヘリオドールレーベルとして70年代に発売していたMH番号規格の廉価盤シリーズ。

 

このシリーズはカラヤン、ベームなどクラシック王道の名演奏者たちを有していた日本グラモフォンとしては、同時期の他社の廉価盤シリーズに比べて見劣りがしていた。

中にはフルニエ&セルのドヴォルザークのような超名演もあったけれども、多くは過去の演奏の在庫一掃セールの趣。

 

今にして思えばセラフィンのロッシーニ序曲やフリッチャイの当時史上最も遅い「運命」など凝った演奏もあった。

 

このシリーズにはハンガリーの指揮者フェレンツ・フリッチャイの録音が多く使われていた。

このコダーイもそのひとつ。


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・組曲「ハーリ・ヤーノシュ」  :コダーイ
・組曲「火の鳥」        :ストラヴィンスキー*

  フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
  ロリン・マゼール(指揮)*
  ベルリン放送交響楽団

  録音:1961年 1957年11月*

48歳の短い生涯だったフリッチャイ最晩年の記録。


1957年に白血病を発症しこの録音の後12月のコンサートが最後の指揮となった。

 

フリッチャイの同曲には1954年録音のモノラル録音もあり、この録音と同時期の1961年のリハーサルとライヴ映像がグラモフォンの特典映像として出たことがある。

演奏は生き生きとしたリズム、そしてどこか懐かしさ漂う郷愁のテイストが絶妙なバランスで共存していたこの曲を代表する名演。

私はこの演奏で曲そのものを知ったけれども、今でも幸福な出会いだと思っている。

LPオリジナルはストラヴィンスキーの「ピアノと管弦楽のための楽章」と ゴットフリート・フォン・アイネム:の「管弦楽のためのバラード」だった。

 

 

カップリングのマゼールはマゼール最初期の録音。


LPオリジナルは同じストラヴィンスキーの交響詩「ナイチンゲールの歌」とのカップリング。

幾分生硬でストレート過ぎるきらいはあるけれども、このひたすら突進的な演奏もまた良し。

 

EQカーヴはAESで聴いた。


音の奥行や今まで気が付かなかった楽器の音も響いている。

購入して30年以上経って何度も聴いているはずなのに、初めて聴いているような感覚。

 

Youtubeはフリッチャイの「ハーリ・ヤーノシュ」のライヴ映像

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コメント

フリッチャイの「ハーリ・ヤーノシュ」は、お気に入りのLPです。それまでは、セル・クリーブランドで聴きなじんでいたのですが、フリッチャイの表情豊かな演奏の魅力に引き付けられました。サックスのフレーズの自由さなどたまらないですね。私の持っているのは、英盤で135114となっています。お持ちの国内盤の内周にこの番号が刻まれているのではと思います。135のシリーズはグラモフォンが様々テーマに合わせて寄せ集めた再発シリーズです。フリッチャイのオリジナル盤を探していますが、まだ見たことがありません。このベルリン放送交響楽団は、なかなかいい演奏をしているのですが、フリッチャイの死後はバッタリと録音がなくなりますね。フリッチャイは好きで、シュトラウスのワルツ集、オペラのバレエ音楽、フィガロ、ドン・ジョバンニ等、よく聴くLPがあります。早世してしまったことが残念です。

投稿: DGG-fan | 2021年9月25日 (土) 21時56分

DGG-fanさん、コメントありがとうございます。
私はこのフリッチャイ盤で「ハーリ・ヤーノシュ」を知りました。いわば刷り込みです。

ハンガリー系の名指揮者たちも名演を残していますが結局最後にこのフリッチャイ盤に戻ってきます。

フリッチャイのモーツァルトも良いですね「魔笛」は大好きな演奏です。

奇しくもここでカップリングされているマゼールがフリッチャイの後任のベルリン放送響の首席指揮者。
確かにマゼールがフィリップスとの一連の録音を始める1964年までベルリン放送響の録音は絶えてしまいますね。

投稿: 山本晴望 | 2021年9月27日 (月) 22時59分

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