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2021年9月20日 (月)

ネヴィル・マリナーのモーツァルト

雲一つない秋晴れの朝。

本日彼岸の入りそして敬老の日。

今日の富士山はずしりと重厚。


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今日は5時に目が覚めてしまったので自宅から徒歩5分以内のお寺へ墓参り。

お寺の駐車場に隣接して我が家の畑。

帰りに覘いてみたらオクラが巨大化していた。

一昨日は3センチほどだったのが二日で大きくなっていた。

ナスは相変わらず盛大に実を付けている。

 

聞けば野菜が高騰しているらしい。


しばらく野菜はナスとオクラで我慢しようか。

ネヴィル・マリナーのモーツァルトを聴く。

フィリップスから出ていたモーツァルト後半20曲の交響曲セットものLP8枚組。
第21番から41番までを収録。


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この中から21番から25番までを聴いた。

膨大な量の録音があるマリナー、その晩年は日本でもかなりの人気となりN響との客演でも評判が良かった。

けれども活動の再生期は、キャリア初期のバロック音楽中心のレコーディングのイメージを長い間尾を引いていて、古典派以降のフルオーケストラの録音に関してはこの国ではしばらくの間冷淡な扱いだったと思う。

自分も正直同じようなイメージだった。

 

一変したのは70年代後半に東京フィルに客演した時の「惑星」をFMで聴いた時。
これはオケを存分に鳴らした壮大な演奏で細部の彫琢も見事な非常な名演だった。

しばらくしてコンセルトボウ管を振った「惑星」の録音もフィリップスから出て、発売元の日本フォノグラムも一大キャンペーンを展開。


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当時学生だった自分は行きつけの札幌の名曲喫茶「クレモナ」での発売元主催のレコードコンサートを友人と聞きに行ったのも良き思い出だ。

その時ノベルティで小瓶入りの金平糖をいただいたのも覚えている。

 

マリナーの実演は90年代にアカデミー管弦楽団との来日公演を三島市で聴いている。

ブラームスの交響曲第4番をメインに中プロに竹澤恭子のソロでメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。

前プロはベルリオーズの序曲だったような気がする。

イギリスのオケが来日公演で良く演奏するプログラムビルディング。

 

アカデミー管弦楽団はロンドン在住の腕っこきの奏者を集めた臨時編成オケだったと思う。

この時3番トランペットにフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルで鮮やかなピッコロトランペットを吹いていたマイケル・レアードさんの姿を見つけて嬉しくなった。

竹澤恭子が凄いソロを弾いたのとブラームスが非常な名演だったのをよく覚えている。

 

マリナーはフィルハーモニア管やロンドン響のセカンドヴァイオリン奏者時代にトスカニーニやクレンペラー、モントゥー、カラヤンらの巨匠の元で演奏し、指揮は大指揮者ピエール・モントゥーに学んでいる。

 

このマリナー一連のモーツァルト録音が初めて発売されたときに、どれほどの評判だったのかは記憶にない。

いわゆるモダン楽器による70年代から80年代初めにかけての録音。

ワルターやセルなどの往年の巨匠の名演と、その後台頭してきた古楽器の録音の狭間となってしまって今では忘られがちな演奏だけれども、聞き直してみるとどの曲も非常に高い水準。

 

端正にしてしなやかな、そしてモーツァルト独特の陰影も見事に表現した名演揃いだ。

中でも第22番が非常に良く、さほど多くないこの曲の録音としては最高の名演だと思う。

第25番の録音は映画「アマデウス」のサウンドトラックで使われた演奏として有名なもの。

 

いわゆる一般的なイメージのモーツァルトの演奏としては一番近い演奏ではなかろうか。

Youtubeはマリナー指揮するエルガー、「ニムロッド」

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コメント

マリナーのモーツァルトですが、ハフナーの緩徐楽章をとても好んでいます。オーボエがロングトーンを奏でる場所での瞑想のような響きが虫のサナギの状態に感じ、更に続く弦が短いトリルのような音形で入ってくるに至っては、サナギが成虫になった蝶が羽を揺らすようでとても好ましいと感じています。

東フィルの「惑星」の年に別のプログラムで『四季』とともに『ハフナー』が演奏されたコンサートを聴きに行って、楽屋で写真撮影に応じていただいたことをよく覚えています。

投稿: ふりちょふ | 2021年9月21日 (火) 22時01分

ぶりちょふさん。
マリナーの「ハフナー」を聴き直しました。
おっしゃるとおり第2楽章アンダンテ素晴らしい。

モーツァルトの交響曲を20曲収めたこれだけのボリュームなのに、どの曲も高い水準で均質なのはある意味凄いと思います。

東京フィルの「惑星」の時は「四季」も演奏されていました。
すごくアグレッシヴな演奏で、著名な1969年録音のスタジオ録音を未だ聴いていなかったのでオルガンが加わったりしていて新鮮な驚きで聴いた覚えがあります。

投稿: 山本晴望 | 2021年9月23日 (木) 19時11分

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