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2021年9月22日 (水)

シャルル・ダンクラほか佐藤陽子のヴァイオリン

晴れのちくもり時々雨、夜一時激しい雨。

最近夕方になると裏山の奥で鹿が鳴き始めている。

 

コロナ感染者は急激に減って昨日の静岡県内の新規感染者は19人。
今月初めの10分の1.

全国的なこの減少傾向の原因は不明だという。

 

昨晩は中秋の名月。8年ぶりの満月の中秋。

県内他市に住む娘夫婦と孫がやってきてにぎやかになった。

雲が多く、庭に出ておはぎを食べながら皆で雲の合間からの観月。

婿殿と月を見つつ四方山話をしながらの痛飲。

 

今日は佐藤陽子のヴァイオリンに岩崎淑のピアノで小品を聴く。

シャルル・ダンクラ(Charles Dancla, 1817 - 1907)の作品を中心に収録したキングレコードから発売されたLP。


Img_20210920_012047

・6つのエア・ヴァリエ Op.89
  1 パッチーニのテーマ
  2ロッシーニのテーマ-
  3 ベッリーニのテーマ
  4ドニゼッティのテーマ
  5 ヴァイグルのテーマ
  6メルカダンテのテーマ      :以上ダンクラ


・ヴァイオリンソナタ第3番     :ヘンデル
・フランクールのスタイルによるシチリアとリゴードン :クライスラー
・プニャーイのスタイルによるプレリュードとアレグロ :クライスラー

  佐藤陽子(ヴァイオリン)
  岩崎淑(ピアノ)

ハードオフからの発掘品だが、これはヴァイオリンの教則用のレコード。

A面はシャルル・ダンクラ、B面はヘンデルのヴァイオリンソナタ第3番にクライスラーの小品を2曲。

いずれもヴァイオリンを始めて初級から中級への入り口で演奏する曲。

ライナーノートの佐藤陽子の解説文によれば、これらの曲は佐藤陽子もヴァイオリンを学び始めた初めのころに演奏した曲らしい。

 

佐藤陽子はコーガンやシゲティに学びチャイコフスキー国際コンクールやエリザベート国際、ロン・ティボー国際などメジャーな国際コンクールで上位入賞実績のあるヴァイオリニスト。声楽家としても活躍。

Wikiで初めて知ったけれどもマリア・カラスに声楽を師事したこともあるらしい。

 

自分はかなり以前に一度佐藤陽子の実演を聴いたはず、だけれどコンサートの雰囲気は頭に浮かんでも曲目と演奏の印象はほとんど残っていない。

 

ダンクラはフランスのヴァイオリニストで作曲家、作品には交響曲などもあるようだ。

今はもっぱらヴァイオリン学習者用の作品と教則本で知られている程度。

6つのエア・ヴァリエはロッシーニやメルカダンテ、ベッリーニ、ドニゼッティらなどの当時流行したイタリアオペラのアリアのメロディを用いた変奏曲。

いずれも親しみやすいメロディだし聴いたことのある曲もチラホラ。

曲そのものは単純だけれども素朴な美しさがあって聴いていて楽しい曲だ。

 

さほど難しい曲ではなさそうで佐藤陽子が嬉々として楽々に弾いているのはわかるけれど、教則用のレコードとしては音に艶がありすぎるように思う。

 

ロマンティックで軽い曲想のダンクラは無条件に楽しめたけれど、ヘンデルではあまりにも甘い音楽になってしまった。

神のようなエネスコの演奏は別格にしても、ひたすら陽気なこのようなヘンデルは自分の好みから遠い。

 

Youtubeはヘンデルのヴァイオリンソナタ第3番、ロシア・ヴァイオリン楽派最後の巨匠ミルシテインのラスト・リサイタルから。

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