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2021年10月15日 (金)

ヘンリー・クリップスのヨハン・シュトラウス

晴れのち曇り、再び10月らしからぬ残暑風の1日。

朝、孫に顔を叩かれて目が覚める。

大声を上げて今日はご機嫌の様子。

 

コロナも下火になってきたので、関東圏に住むもうひとりの娘が夜になって帰省してきた。

会うのは実に2年ぶり。

久しぶりに家族全員が揃いひいおばぁちゃん、孫も交えて賑やかに。

 

今日はヘンリー・クリップスのウィンナワルツそのほか。


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聴いたのはウィンナワルツのほかチャイコフスキーの各種ワルツ、フランス系の作曲家たちのワルツを集めた国内盤LP2枚組

 

ヘンリー・クリップスはウィーン生まれのウィーン育ち。


第二次世界大戦前はウィーン音楽大学で学びブルク劇場やウィーンフォルクスオパーの指揮者。

ユダヤ系のため戦中はオーストラリアに渡りそのままオーストラリア音楽会の重鎮のとして活躍していた。

晩年はロンドン中心に活動。

 

兄は高名な指揮者ヨゼフ・クリップス。


兄のヨゼフは生粋のウィーンっ子としてウィーン中心に活動し、モーツァルトやハイドン、シューベルトなどによい味の録音を数多く残している。

 

ヘンリー・クリップスの前半生は兄とほぼ同じキャリアを辿りながら、オーストリアに渡ってからはクラシック系だけでなく軽い路線も手掛けていた。

自分の印象としてはアーサー・フィドラーやフェリックス・スラットキン、カーメン・ドラゴンらと芸風がオーバーラップする。

 

まず1枚目のウィンナワルツを聴く。


オリジナルLPのタイトルは「The Irresistible Mr. Strauss」


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・皇帝円舞曲  Op. 437
・ポルカ「雷鳴と稲妻」 Op. 324
・常動曲 Op. 257
・喜歌劇「こうもり」序曲
・ワルツ「芸術家の生涯」 Op. 316
・カドリール (ヴェルディの歌劇「仮面舞踏会の主題による), Op. 272
・トリッチトラッチポルカ Op. 214
・喜歌劇「ジプシー男爵」序曲

 ヘンリー・クリップス(指揮)
 フィルハーモニア・プロムナード管弦楽団

 録音 1959年
 
テンポの緩急が大きく譜面相当手を加えたポップスに足を踏み入れる寸前のようなウィンナワルツ。

大きく揺れる「皇帝円舞曲」

トランペットをヴァイオリンに重ねたりしているこんなにたくさんシンバルが入る「雷鳴と稲妻」は聞いたことがない。

「常動曲」は終結部のコーダ付き。

いやはや面白い。

 

ヴィヴィッドで痛快。

兄クリップスの典雅なワルツの演奏とは対極の、ウィーン風のティストが希薄なシンフォニックなウィンナワルツ。

 

オケのフィルハーモニア・プロムナード管はフィルハーモニア管の別名らしい。

アンサンブルも緻密、管楽器の個人技も非常に良い。

 

Youtubeはヘンリ・クリップスの喜歌劇「こうもり」序曲

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