アレンスキーのヴァイオリン協奏曲
一日中曇り空。
昼間はあいかわらず気温が高く昨日の雨の影響で湿気も多い。
本日帰宅は8時過ぎ。
車から降りると幼児の泣き声が聞こえてきた。
県内他市に住む娘と孫が帰ってきている。
家に入り私の顔を見ると泣き声がぴたりと止んだ。
「お!」
顔を近づけたら前より一層激しく泣き始めた。
今日はどうも機嫌が悪いようだ。
ロシアの作曲家アントン・アレンスキー(1861-1906)のヴァイオリン協奏曲を聴く。
アロン・ロザンドのヴァイオリンで米ターナバウトのLP.
・ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op. 54 :アレンスキー
・ロシアの主題による協奏的幻想曲 Op.33 :リムスキー=コルサコフ
・演奏会用ポロネーズ Op.4 :ヴィエニアフスキー
アロン・ロザンド(ヴァイオリン)
ルイ・ド・フロマン(指揮)
ルクセンブルク放送管弦楽団
19世紀のロシアとポーランドのヴァイオリンとオーケストラのための珍しい作品を集めたもの。
CDではアレンスキーとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とのカップリングで出てはいるけれどこのLPの組み合わせがオリジナル。
アレンスキーはリムスキー=コルサコフの弟子。
ちょうどロシア5人組とラフマニノフとプロコフィエフらとの中間世代の作曲家。
同世代としてはリャードフ、グラズノフ、カリンニコフたちがいる。
なんとなく強烈な個性の大作曲家たちの谷間の地味なヒトたち。
アレンスキーの門下にはラフマニノフやスクリャービン。
アレンスキーのヴァイオリン協奏曲はチャイコフスキーの影響が大きく、メロディラインは美しいけれども軽めの曲想、
BGMで流すとぴったりのような空気のような甘い音楽。
個性は希薄。
アレンスキーについて、師のリムスキー=コルサコフが早晩忘れ去れるだろうという言葉を残している。
曲としての充実度としてはこの3曲の中ではアレンスキーが一番落ちるように思う。
カップリングのリムスキー=コルサコフの「ロシアの主題による協奏曲」はヴァイオリンとオーケストラのための作品。
作品としてはほとんど無名の曲だけれど、オーケストレーションの巧みさと主題の加工の妙で聴かせる。
この曲にはもう一曲、ヴァイオリンとオーケストラのための「スペインの主題による狂詩曲」という兄弟作品があり、こちらは後に改訂されて「スペイン奇想曲」となった。
素性がヴァイオリンの協奏的な作品から出発しているので、「スペイン奇想曲」もその名残りとしてヴァイオリンソロが随所で活躍する。
徹底した華やかな技巧に徹したヴィニアエフスキも楽しめる作品。
演奏はこの3曲の中でこのヴィニアエフスキが最も良い。
Youtubeはアレンスキーの「エレジー」
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