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2021年10月14日 (木)

アレンスキーのヴァイオリン協奏曲

一日中曇り空。

昼間はあいかわらず気温が高く昨日の雨の影響で湿気も多い。

本日帰宅は8時過ぎ。

車から降りると幼児の泣き声が聞こえてきた。

県内他市に住む娘と孫が帰ってきている。

 

家に入り私の顔を見ると泣き声がぴたりと止んだ。

 

「お!」

顔を近づけたら前より一層激しく泣き始めた。

今日はどうも機嫌が悪いようだ。

 

ロシアの作曲家アントン・アレンスキー(1861-1906)のヴァイオリン協奏曲を聴く。

アロン・ロザンドのヴァイオリンで米ターナバウトのLP.

 

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・ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op. 54  :アレンスキー
・ロシアの主題による協奏的幻想曲 Op.33 :リムスキー=コルサコフ
・演奏会用ポロネーズ  Op.4 :ヴィエニアフスキー

 アロン・ロザンド(ヴァイオリン)
 ルイ・ド・フロマン(指揮)
 ルクセンブルク放送管弦楽団

 

19世紀のロシアとポーランドのヴァイオリンとオーケストラのための珍しい作品を集めたもの。


CDではアレンスキーとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とのカップリングで出てはいるけれどこのLPの組み合わせがオリジナル。

 

アレンスキーはリムスキー=コルサコフの弟子。

ちょうどロシア5人組とラフマニノフとプロコフィエフらとの中間世代の作曲家。

同世代としてはリャードフ、グラズノフ、カリンニコフたちがいる。

なんとなく強烈な個性の大作曲家たちの谷間の地味なヒトたち。

アレンスキーの門下にはラフマニノフやスクリャービン。

 

アレンスキーのヴァイオリン協奏曲はチャイコフスキーの影響が大きく、メロディラインは美しいけれども軽めの曲想、

BGMで流すとぴったりのような空気のような甘い音楽。

個性は希薄。

 

アレンスキーについて、師のリムスキー=コルサコフが早晩忘れ去れるだろうという言葉を残している。

曲としての充実度としてはこの3曲の中ではアレンスキーが一番落ちるように思う。

 

カップリングのリムスキー=コルサコフの「ロシアの主題による協奏曲」はヴァイオリンとオーケストラのための作品。

作品としてはほとんど無名の曲だけれど、オーケストレーションの巧みさと主題の加工の妙で聴かせる。

 

この曲にはもう一曲、ヴァイオリンとオーケストラのための「スペインの主題による狂詩曲」という兄弟作品があり、こちらは後に改訂されて「スペイン奇想曲」となった。

素性がヴァイオリンの協奏的な作品から出発しているので、「スペイン奇想曲」もその名残りとしてヴァイオリンソロが随所で活躍する。

 

徹底した華やかな技巧に徹したヴィニアエフスキも楽しめる作品。

演奏はこの3曲の中でこのヴィニアエフスキが最も良い。

 

Youtubeはアレンスキーの「エレジー」

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