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2021年10月 7日 (木)

エネスコのオペラ「オィデプス王」

晴れのち曇り。


このところ全国で地震が頻発。
昨日の九州に続いて本日首都圏で震度5強。

列島全体が地震の活動期に入ったようだ。

巨大地震の前触れか・・・

 

今日は偉大なヴァイオリニストにして作曲家のジョルジュ・エネスコの大作、
歌劇「オイデプス王」を聴く。

 

手持ちはルーマニア、エレクトレコード原盤、日本ビクターが発売したLP4枚組。
LP4枚組で当時定価は一万円。

購入記録を見たら1991年9月。
今はなくなってしまった近所のリサイクルショップで偶然見つけたもの。

 

ちょうど世の中はバブル景気の崩壊が始まった時期。

 

この頃からCDの価格は下がり始めCDの生産量もアナログと完全に逆転。
世の中は急速にCDに切り替わりアナログを手放す人が爆発的に増えた。

 

中古市場にはかつて高額だったアナログLPがあふれ出していてリサイクルショップにも相当数が流れてきていた。

 

自分はこの時期CDには目もくれず、東京の中古レコード屋に毎月のように遠征してひたすら格安になっていたLPを買いあさった。

 

このエネスコ盤を見つけた時のことは今でも覚えている。

 

リサイクルショップの店内に入ると、大きな倉庫を改造した建物の床に無造作に置かれた木箱の中にアナログLPがぎっしり。
2千枚は優に超えていた。

 

内容はジャズとクラシックがほぼ半数。

 

1枚当たり300円均一。

 

自分は頭が完全にプッツンしてクラシック関係を可能な限り買いまくった。
ジャズも女性ヴォーカルやビル・エヴァンス、マイルス・ディヴィスあたりを中心にかなりの数を入手。

 

今から思えばジャズにはかなり稀少なものがあったようにも思う。

 

このエネスコもその中の木箱の中にあったもの。
Img_20211005_002403 ・歌劇「オィデプス王」

 

 ミハイ・ブレディセアヌ(指揮)
 ブカレスト歌劇場.管弦楽団、合唱団
 D. オハネシアン,I. フヴォロフ,D. ヨルダケスク 他

 

  録音 1964年

 

全て本場ルーマニア勢による録音でスタジオ収録としては世界初録音。

 

作曲家としてのエネスコの偉大さを我が国に知らしめた最初の記念碑的なレコード。

 

聴くと演奏水準は高く相当な準備の上での録音だったことが想像できる。
全編にみなぎる演奏家たちの熱き思いに圧倒される。

 

雷鳴やウィンドマシーンの音も効果的だ。

 

 

それにしても凄い曲。

 

レコードのたすきには昭和51年度芸術祭参加と書いてある。
作曲家の戸田邦雄氏の作曲家エネスコの詳細な紹介のほか豊富な譜例と写真。

 

当時この曲に関する資料がほとんどなかった中で、メニューインや作曲家のミハイル・ヨラなど、エネスコと直接親交のあった音楽家たちの貴重な証言を集め、香月泰男画伯による素晴らしい挿絵の数々も素晴らしく、作り手の尋常でない意気込みが伝わってくる名アルバムだ。

 

Youtubeはエネスコの「オイディプス王」

 

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