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2021年11月24日 (水)

ラプラントのマスネ、歌曲集

二十四節気の小雪も過ぎていよいよ秋も終わり。

蒼い空、朝から寒風吹く水曜日。

上空には鳶が旋回していた。


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昨日の休日は家内とTVの買い替えのために家電量販店へ。

今まで家のTVはシャープのAquos液晶29型亀山ブランド。

シャープが元気だった頃に買ったもので、もう10年以上不自由を感じずに使っていた。

 

先日娘の家に行ってみたら巨大な有機ELTVがあって、Youtubeをサクサクと見ていた。

家電量販店に時々足を運ぶ自分には見慣れたものだったけれど、今までTVに無頓着だった家内は大きな刺激を受けたようだ。

 

結局、休日に家電量販店に行っていろいろと見てみようということになった。

4Kも本格化して、店頭では液晶と有機ELとの画質の差は歴然。

同時に値段の差も歴然。

 

店ではちょうどシャープのフェアをやっていて大きな値引きと店のポイントが付いて、さらにメーカーからのキャッシュバックもあるという。

娘の家もシャープだったし結局シャープの有機ELに決めた。

古いTVは別室で使うことにしよう。

 

今日は短かった秋を想いマスネの歌曲。

 

カナダのバリトン、ブルーノ・ラプラントによるマスネ の「秋の想い」ほかの歌曲を聴く。

仏CalliopeのLP。


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01秋の想い
02マドリガル (恋歌)
03四月の詩 **
04青い目をあけて、いとしいひと
05エレジー *
06コロンビーヌに
07ああもし花に目があったなら
08ザネットのセレナード
09秋
10 10月のバラ
11スペインの夜
12もしお前が望むなら
13フローラミエ
14ヴェニスの想い出

 ブルーノ・ラプラント(Br)
 ジャニーヌ・ラシャンス(p)
 アンドレ・ミニュー(vc)*
 アルベール・ミレール(朗読) **

   録音 1975年12月

 

フランスの作曲家ジュール・マスネは生前は大変な人気作曲家で30曲あまりの歌劇がある。

ところが今でも上演されるのは「瞑想曲」で有名な「タイス」や「マノン」「ウエルテル」くらい。

他はほとんど忘れられてしまった。

マスネは歌曲の分野でも200曲余りの曲を残している。
曲のいくつかの甘いメロディは確かに魅力的だけれど、多少表面的な感じはしないでもない。

時としてポップなティストがシャンソンのようにも聞こえて、作曲者の生前当時に曲の甘さが批判の対象になったのもわかる。

 

だがこのラプラントのLPで聴かれる曲の数々は官能的で頽廃的な毒のある美しさ。

マスネの本領は「タイスの瞑想曲」のように、このような小さな曲でこそ本領を発揮したのではなかろうか。

 

甘さのなかに品格を感じさせるラプラントのビロードのような声も良い。

朗読と歌を組み合わせた8曲から成る歌曲集「四月の詩」では朗読に絡むピアノ伴奏が実に美しく、チェロ 編曲で有名な「エレジー」には伴奏にチェロが加わる。

 

とにかく素晴らしい曲と演奏の数々に時間の経つのを忘れるほど。

レコード面を裏返すときに静かにそっと扱う気持ちにさせるような、ここ数年聴いた中で最も印象に残るアルバムだ。

亜麻色のピアノの豊かな響きも美しく適度な残響のアナログ録音の良さを満喫。

 

ラプラントはCalliopeレーベルにフランスの作曲家たちの歌曲を数多くの録音を残している。

 

Youtubeはラプラントの歌うマスネ、「10月のバラ」

 

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