小澤征爾、若き日のモーツァルト
晴れ、夜はゆっくり下り坂。
昨日、立冬の日曜日は沼津御用邸「花と音楽の祭典2021」に行っていた。
松籟と小鳥の囀りを聞きながらのフルート三重奏は沼響のメンバーの「ミラクル⭐フルーツ」。
80名あまりのお客さんたちが途中で立つ人もなく一時間ほどのコンサートを楽しむことができた。
終演後牛臥海岸に出てみると、海は穏やかに凪いでウィンドサーフィンに興じる人々。
水戸室内管とのト短調に続いて小澤征爾の若き日のモーツァルトを聴く。
ニューフィルハーモニア管を振った演奏で交響曲第28番と35番「ハフナー」の2曲。
手持ちはRCA原盤の日本ビクター盤。
RCAグランプリクラシカルシリーズの廉価盤LP.
・交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
・交響曲第28番ハ長調 K.200
小澤征爾(指揮)
ニューフィルハーモニア管弦楽団
録音:1969年6月11,13日
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
小澤征爾の最初期の録音のひとつでトロント交響楽団音楽監督時代最後の年の記録。
翌年にはサンフランシスコ交響楽団の音楽監督に就任している。
涼風が吹くような爽やかなモーツァルト。
水戸室内管の洗練された風情とは異なるロマンティックなモーツァルト。
今の感覚では多少重いかもしれない。
第28番は小澤征爾が初めてベルリンフィルに登場したときに指揮した曲で、ここでも素晴らしい名演を聞かせている。
Youtubeはバボラークのホルン、小澤征爾と水戸室内管でモーツァルトのホルン協奏曲第2番
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