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2021年12月に作成された記事

2021年12月31日 (金)

M.A.シャルパンティエの「真夜中のミサ」

コロナ禍は今年も収まらぬまま令和3年が暮れていく。

家の片付けに墓掃除、神棚の飾り付けなど 大晦日直前の数日は毎年のことながら慌ただしく時間が過ぎていく。

下の娘夫婦が昨日から来ている。

 

家の掃除が終わってもう一人の娘と孫も交えて皆で 紅白を見ながら年越し蕎麦。

家の掃除で出てきた2年前に購ったまま忘れていたワイン2本を婿殿と飲みながら。


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思えば今年はいろいろあったけれど、孫も生まれ、もう一人の娘も入籍して充実した1年だった。

 

令和3年の最後に聴いたのはフランスバロック期の作曲家M.A.シャルパンティエの「真夜中のミサ」

クリスマスキャロルを散りばめた親しみやすさのなかに、清楚にして敬虔な祈りの感じられる名品。

 

クリスマスを歌った曲だけれど静かな年の瀬に聴くのも一興。

 

演奏はケヴィン・マロン指揮のアレイディアアンサンブル。

NAXOSから出ているCDで古楽器によるもの。


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・テ・デウム ニ長調 H.146
・主は言い給えり H.204
・真夜中のミサ曲 H.9

 ケヴィン・マロン(指揮)
 アレイディア・アンサンブル

 録音:2003年1月 カナダ、トロント、グレイス・チャーチ・オン・ザ・ヒル

録音、演奏ともに秀逸。

しっとりと落ち着いたブロックフレーテの 古雅な響きに透明な合唱が純な感動に誘う。

 

このアルバムの最初の曲は冒頭のトランペット付きのアリアで非常に有名なテ・デウム。

この冒頭はサッカーの試合の前に使われるほど有名なもの。

最初にティンパニの華麗なソロで始まる。

 

この時代として珍しい、派手な色彩感覚に富んだシャルパンティエ独特の世界を堪能できる 好アルバムだ。

 

Youtubeはシャルパンティエの「テ・デウム」から前奏曲

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2021年12月29日 (水)

冬の音楽会2021

今年のサツマイモは心配していたことが現実となり典型的なつるぼけ


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大部分が孫のおちんちんサイズだった。

大きいものも変形してしまったものばかり。


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以前の失敗に凝りて肥料はやっていなかったけれど、今年は雨が多く水分が常に供給過剰だったのが原因かもしれない。

ウチの畑の土はサツマイモ向きではないのかな・・・・・

昨日は長泉町のベルフォーレでもう一人の娘の職場関係の仲間たちが企画している「冬の音楽会2021」。


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気の合った仲間たちのノンジャンルの音楽会。

フォークやロック、エトセトラ・・・

クラシック系ではショパンやモーツァルトのピアノ曲の他、グラズノフのサクソフォンコンチェルトなど実に多彩。

沼響でファゴットを吹くFさんもシューマンの3つのロマンスで参加していた。


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娘も婿殿のバンドで参加する。

この音楽会も昨年はコロナ禍で中止となったものの今回で7回目。

全てアマチュアで、音楽をする楽しさがストレートで伝わってくる。

聴衆も身内ばかりなのでアットホームなのが良い雰囲気だ。

 

モーツァルトの最後のピアノソナタを弾いたトリを務めた女性はなかなかの腕前だった。

高校の国語の先生だという。

 

Youtubeは内田光子が弾くモーツァルトのピアノソナタ、K576

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2021年12月27日 (月)

今年の音盤買い納め、クロイツァー夫妻のLP

日本海側は記録的な大雪。
こちら静岡は連日良い天気だけれど放射冷却で朝が寒い。

空気も乾燥。

昨日から鼻水とくしゃみが出ている。
熱はないので単なる鼻風邪か・・・

 

本日から年末年始休み。
今日は年賀状を作ったり畑のダイコンを採ったり。

孫と娘夫婦が帰省してきた。

 

 

最近欲しいものがなくなった。

今年の大きな買い物は有機ELTVくらい。

けれども音盤だけは別、

 

最近は好きな演奏家の意外なライヴ録音や、過去のライヴ音源が良好な音質で新譜で出たりするのでそちらの物欲は収まらない。

ハードオフやブックオフなどのリサイクルショップには、存在すら知らなかった珍なLPや、高くて購入を逡巡したまま買いそびれたセット物CDが、これ間違って値を付けたのではないかと思うような超安値で出たりするので、ショップ通いはやめられない。

 

先日最寄りのハードオフに寄ったところ思わぬ掘り出し物が・・・・

 

ジャンクコーナーを漁っていたら、黒ジャケットの見たことのないLPが。
「こりゃなんだ?」

よく見ると1930年代から日本に長期滞在したロシア生まれのピアニスト、レオニード・クロイツァーの私家盤LP


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曲はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。
1952年、クルト・ヴェス指揮のNHK交響楽団のライヴ。

限定100部の初版LPからの板起こし。

WINGからCDでも出ていた。

 

クロイツァーはベルリン時代にフルトヴェングラーの前任のベルリンフィルの常任指揮者だったアルトゥール・ニキシュに指揮も学び、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番では作曲者の伴奏指揮の経験もある。

ジャケットの状態もよくてこれが税抜き100円。
「ヘえー・・」


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完全にドーパミン出まくりで、他はないかとLPをペタペタ繰っていると次に出てきたのは
クロイツァーの弟子にして夫人のクロイツァー豊子が弾くショパンとドビュッシーの1980年ライヴ。

 

他にワイセンベルクがたくさんあったけれどもこちらはほとんど架蔵済だったのでパス。
この2枚で十分満足。

 

これで今年の買い収めとしよう。

 

Youtubeはクロイツアーの弾く「ラ・カンパネラ」

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2021年12月26日 (日)

ウェルドンのチャイコフスキー、くるみ割り人形のことなど

寒波到来、朝から晴れて底冷えするような寒さの日曜日。
各地で大雪。

昨日は家内と「アルゴンキン店」というカフェでランチ。
比較的家の近くの店。
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さほど新しい店ではないけれど目立たぬひっそりとした構えで今まで気がつかなかった。

アルゴンキンとは聞きなれぬ言葉だけれど、カナダにある地名でアメリカ・インディアンに関係した言葉らしい。


家内が行きつけの自然食品の店でこのカフェの話を聞いて、家から近いし行ってみようということになった。

店は建物の2階にあって土足厳禁の店。
靴は脱いで下駄箱へ。

御用のある方は太鼓を叩いてくださいとある。

はて?

なんとなく不思議な雰囲気の店、店内ではオーナーらしき女性が一人。

ハンドクラフトのさまざまな雑貨も販売している。
沼津市内の老舗菓子店「ほさか」の古い菓子箱の上にはインディアンの太鼓。
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なるほど太鼓とか羽飾りが装飾として置いてあるけれど、雑貨関係はインディアンに特化しているわけでもなさそうだ。

メニューを見るとコーヒーやお茶関係のドリンクが主で食べ物はガレットが3種類ほど。
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特にインディアン料理?らしきものはメニューには見当たらない。

ガレットはフランスの料理だし、ドリンクもチャイなどがあったりして完全に無国籍状態。
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とりあえずガレットをオーダー。
ドリンクはマサラチャイ。
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待っている間にネットでお店のことを詳しく調べてみると、黒糖のチーズケーキが評判らしいので、1つだけたのんでみた。

ガレットはそば粉の生地の包み焼で卵とベーコンが入ったもの。
チャイとチーズケーキはそれなりだったけれどガレットはCPを考えるとどうかな?
完全に趣味のお店の雰囲気。
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お店の名前からインディアン料理が初体験できると思っていたのでちょっと予想外。

家内はお店にあった中古食器を何枚か買っていた。


イギリスの指揮者ジョージ・ウェルドンでチャイコフスキーのバレエ音楽を聴く。
EMI原盤で東芝のセラフィムの廉価盤シリーズで出ていたLP。
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・バレエ音楽「白鳥の湖」より
Acto III, N.° 20: Danza Hungara (Czardas)
A2 Acto IV, N.° 28: Escena
A3 Acto II, N.° 10: Escena
A4 Acto II, N.° 13: Danza De Los Cisnes, Nums. 4 y 5.
(Solo De Violin: Raymond Cohen)
A5 Acto I N.° 2: Vals
・組曲「くるみ割り人形」

 ジョージ・ウェルドン(指揮)
 ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
 レイモンド・コーエン(ヴァイオリンソロ)
 録音 1960年

「白鳥の湖」は全曲から5曲をセレクト。
チャルダーシュから始まり第1幕の情景で終わる独特のもの。

ウェルドンでは「眠りの森の美女」の全曲録音もありそのハイライトも同シリーズから出ていた。(こちらのオケはフィルハーモニア管)。

ウェルドンといえばグリーグの管弦楽作品の素敵な演奏が思い浮かぶ。
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他にイギリス紳士を彷彿させる品格のあるヘンデルなど。
好きな指揮者の一人で見つけ次第必ず購入している。


この2つのチャイコフスキーもリズムの冴えを兼ね備えた落ち着きのある品の良さが感じられて非常に良い。

ビーチャム時代の名手を揃えたロイヤルフィルも良い。

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2021年12月24日 (金)

今日はクリスマスイヴ、ドビュッシーとフィンジの音楽

今日はクリスマスイヴ。

日中は良い天気だったけれども夜から雨。

静かな静かなクリスマスイヴ。


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朝、部屋の中を覗うポコ。

 

さて今日は何を聴こうか。

オネゲルのクリスマスカンタータも良いけれど、ドビュッシーの「もう家のない子のクリスマス」

ドビュッシー最晩年の傑作で、第一次世界大戦で家を失ったこどもたちが戦争の悲惨さを訴える悲痛な歌。

 

演奏はポール・クローデル指揮の古いモノラル盤が秀逸。


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日本コロンビアの70年代の廉価盤LPで出ていた「女声合唱による珠玉のフランス合唱声楽曲集」。

フォーレ、プーランク、ルーセルらの小品を集めたまさに珠玉の名演集。

エラート原盤による日本コロンビアモノラルLP

 

そしてもう一枚は20世紀イギリスの作曲家ジェラルド・フィンジの「ディエス・ナタリス」"Dies natalis" はラテン語で「生誕の日」。

弦楽オーケストラとテノールのためのカンタータ。

 

フィンジの息子のクリストファー・フィンジの指揮イギリス室内管による英EMIのLP。
テノールはウィルフォード・ブラウン。


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クリストファー・フィンジはチェリストノジャクリーヌ・デュプレの姉の夫だという。

 

2曲とも内なる思索に誘う静かなクリスマス音楽。

 

Youtubeはドビュッシーの「もう家のない子たちのクリスマス」

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2021年12月23日 (木)

本日の練習、沼響木管セクションパート練習

冬至も過ぎて肌寒い日々。

年末年始の高揚感は年と共に薄れてきているけれどもコロナ禍となってからより一層希薄。

今は小康状態だけれどオミクロン株の到来と共に再び第6波が始まるのだろう。

 

今日の午前中にかかりつけのクリニックで超音波エコーの検査。

結果は胆石と脂肪肝。

2年ほど前の人間ドックでも同じことを言われている。

馴染みの看護師さんから、食事は3食きちんと摂ってくださいねとのアドバイス。

食を抜いたりすると一食あたりの胆汁の分泌量が増えて、石ができやすくなるらしい。

 

もう10年以上通っているドクターから

「ひとつ下に降りてきているから。これ悪さするかもしれないよ。痛いよ」

 

私「え!?」

どうしようか・・・

今のところ暴れずに済んでいるけれども、時々の背中の微かな痛みはこの石が関係しているようだ。

 

午後から仕事に出て夜はオケの練習。

午前中休んでいた関係で仕事が長引き練習会場の小ホールについたのは8時近く。

 

今日は木管セクションのパート練習。

ホルンパートは木管セクションと金管セクションの両方のパート練習に参加できるのでお得なパート。

 

指揮は先週に続いて鏑木蓉馬先生。

曲はブラームスの交響曲第4番。

 

途中からの参加だったので第3、2、1楽章。

写真は撮る余裕がなかったので先週の画像です。


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鏑木先生は若いけれども非常に勉強されていて、曲の転調の妙を細かにしかもわかりやすく教えてくれる。

フレーズの決めの重要な和音のひとつを何度も繰り返し、その理由も説明してくれるので、こちらも重要な部分のキモがよくわかり結果として非常に効率的な練習になっていく。

 

第3楽章の中間部、冒頭の主題が回帰する4小節前に、ブラームスの交響曲第3番の第1楽章冒頭に出てくるファラファのモットーが隠れていることを教えてくれた。


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自分はウォーミングアップなしの参加で、最後まで合奏の波に乗り切れていなかったけれど、学ぶことの多い練習だった。

 

鏑木先生、将来きっと大きく羽ばたくと思う。

 

Youtubeはカルロス・クライバー指揮のブラームス、交響曲第4番第3楽章

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2021年12月22日 (水)

レコードをいただきました

本日晴天。最高気温は15℃。

今年の実働はこの1週間で終わり。

先日このブログを読んでいる方からLP、SPを譲りたいとのお便りをいただいた。

やりとりの中で画像を何枚かを送っていただくと全て外盤で、LPは50年代初めのもの。

SPもあってかなりの量。

重さも相当なもの。
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近くならば直接伺って引き取ることもできるけれども、あいにく他県だったので結局LPのみ譲っていただくことになった。


到着するとLPのみとはいえかなりの枚数。
100枚は優に超えていた。


内訳は8割がクラシックで他はアルゼンチンタンゴやイタリアのカンツォーネやロシア民謡など。

SPも何枚か入っていてこちらは6割がクラシックであとはアルゼンチンタンゴなど。

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まだ全貌は掴みきれていないけれども、全てモノラル、しかもほとんど全てアルゼンチン盤なのが珍しい。

LPで一番新しいものではモントゥーの「悲愴」。

これは1955年録音でステレオ録音も存在して今でも現役の名盤だ。

他は全てそれ以前の録音で大部分は今でもCDで入手可能な名だたる名盤ばかり。

LPでは指揮者ではトスカニーニ、ワルターが多くて他にはフルトヴェングラー、オーマンディ、ビーチャム、ストコフスキーなど。


珍しいものではクレツキ指揮フィルハーモニア管のボロディンの交響曲第2番。
バルビローリの「動物の謝肉祭」、ロロフのピアノでメンデルスゾーンのピアノ協奏曲集。
ユジン・イストミンのショパン、夜想曲全集など。


オペラではマリア・メネギーニ・カラスの一連の録音。
ビーチャム指揮の「ホフマン物語」全曲。
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これは何種かあるビーチャムの同曲全曲録音中最初のもの。英語歌詞ほか。

宗教曲、声楽ではグロスマン指揮のバッハ、クリスマスオラトリオのほか、ホッター、
フィッシャー・ディースカウらのシューベルトにロッテ・レーマンのシューマン、エトセトラ。
大部分はRCAとコロンビア、そしてEMI系のものは棒付きジャケット。


SP盤はヒュッシュの歌う「冬の旅」全曲。

これがものすごい重量のアルバムでまるで広辞苑を巨大化したかのよう。
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他にメンゲルベルク指揮コンセルトヘボウ管によるチャイコフスキーの弦楽セレナーデのほかグライスラーのヴァイオリンでメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。
ブルーノ・キッテル合唱団による「メサイア」など。

多くの巨匠たちが存命の時代に発売されたレコードの数々。
厚い盤に凝ったレコードジャケット。
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おそらくEQカーヴがRIAA以前のものばかりなので再生は難しいけれども、今はEQカーヴを選択できる環境にはなっているのでカーヴを探りながら聞くのも一興だろう。


全て送り主の御尊父がアルゼンチンで購い、昭和32~33年頃にぶらじる丸に乗せて一か月の時間をかけて日本に運んできたものだとのこと。

送られたレコードの中にあらえびすの名著「名曲決定盤」の初版もあった。

持ち主の方は異郷の地でこの名著をひもときながら、当時非常に高価だったレコードを1枚1枚集め名曲名演を聴きながら心の糧としていったのだろう。

貴重なものをいただきました。

大切に聴かせていただきます。

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2021年12月19日 (日)

浜響親子で楽しむクリスマスコンサート

本格的な冬の到来。

土曜日、札幌は1993年以来観測史上最大の一時間当たり降雪量だという。

仕事で京都に移動中の下の娘からは車窓からの雪景色の画像が送られてきた。

 

この土日は娘夫婦が共通の友人の結婚式に招かれたので、孫の世話のため家内と県内他市に住む孫のところまで行っていた。

自分はどうしても抜けられぬ仕事があったので家内のみが一足早く車で出発。

夕方仕事を終えて沼津発17時46分浜松行きのJRで娘宅へ向かう。

駅ビルでは家内との夕食用に天神屋の「かに寿司」を購う。

遅い時間だったので100円引き。

到着した最寄りの駅ではもうバスがなくてタクシーで。

結局タクシー代はちょうどJR運賃の倍額だった。

 

娘宅に着くと2週間ぶりの孫の顔。

さすがに自分の顔を覚えていた。

まもなく娘夫婦も帰って来て婿殿とビールを飲みながらの四方山話。


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そして娘の新居でそのまま一泊。

翌日曜日も良い天気。

ランチは皆で静岡市にあるベトナム料理「サイゴン」で。


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牛フォーに生と揚げた春巻きに海老パン、揚げ餃子。


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デザートはタピオカとココナッツ入りのベトナムの汁粉かぼちゃチェー。


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そしてそのまま孫をつれてグランシップ

「浜響親子で楽しむクリスマスコンサート」へ。

 

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浜松交響楽団は半世紀近い歴史を誇る県内アマオケの雄。

音楽の町浜松にふさわしく団員は100名を越え公益社団法人となっている。

 

実演を聴くのは初めてだ。

ゲストには戸田弥生さんのヴァイオリンに須川展也さんのサクソフォン。

講談師の田辺一邑のナレーションを交えながらチャイコフスキーの「くるみ割り人形」

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・バレエ音楽「くるみ割り人形」
・ツィゴイネルワイゼン
・タイスの瞑想曲
・エスクアロ、オブリビヨン、ルベルタンゴ(以上ピアソラ)
・クリスマス・フェスティバル(ルロイ・アンダーソン)

 松岡究(指揮)
 戸田弥生(ヴァイオリン)
 須川展也(サクソフォン)
 田辺一邑(講談師)
 浜松交響楽団

当初ヴァイオリンは掛川市出身の長尾春花だったのが変更。

長尾春花は現在ハンガリー国立歌劇場のコンマスなので、このコロナ禍で来日できなかったのではなかろうか。

須川さんと講談師の田辺さんは浜松出身で同じ高校だという。

須川さんのコメントでは、この浜響の団員の中には同じ中学、高校の先輩、後輩がいるとのこと。

お客は未就学児を連れた親子ばかり。

入退場自由で歩き回る子や泣く子もいたけれどアットホームで良い雰囲気だ。

 

演奏は世界三大コンクールのひとつエリザベート王妃国際コンクールの優勝者、戸田さんのヴァイオリン凄かった。

美しい音で歌わせるというよりも求心的な厳しい響きで追い込んでいくヴァイオリン。

サラサーテの最初の音、地声で艶歌を歌うような渋い響きに一瞬にして心を奪われた。

これぞロマの音楽

続くタイスの瞑想曲も深い音。

聴いていてジーンと来る音に会場内がシーンとなった。

幼い子たちにもわかるのだろう。

 

団員のメンバー表にかつて沼響に在籍し一緒に席を並べてホルンを吹いたF君の名前を見つけた。

懐かしい。

終演後、朝食で食べた卵かけご飯の生卵があまりにも旨かったので、その卵屋さんに寄りながら沼津への帰宅は8時頃。

 

Youtubeは戸田弥生のバッハ

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2021年12月17日 (金)

今年はサン・サーンスの没後100年、インバル指揮の交響曲第1番を聴く

昨日夜から激しい雨と風。

今日は気温が下がり午後から再び強風の荒れた天気。

予報では明日から寒波到来とのこと。

 

今年はサン・サーンス没後100年の記念の年だった。
そして昨日12月16日が命日。

コロナ禍でもあり、何か記念の行事があったと言う話は聞かない。

多芸多才な教養人サン・サーンスは、ほぼ全てのジャンルに多くの作品を残している。

交響曲は番号付きは3曲だが確か他に2曲ほど残していたと思う。

 

今日はその中から交響曲第1番と2番をインバルの演奏で聴く。

手持ちは蘭フィリップスのLP

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・交響曲第1番変ホ長調  作品2
・交響曲第2番イ短調   作品55

 エリアフ・インバル(指揮)
 フランクフルト放送交響楽団

 録音 1976年

サン・サーンスの交響曲第1番は、メンデルスゾーンの交響曲にも似た雰囲気の曲で楽想の多彩さはとても18才の作品とは思えない。

中でもチャーミングな第2楽章、ハープが活躍するロマンティックな第3楽章が印象に残る。

編成も3管に2台のサクソルンバスに4台のハープという巨大なもの 。
ティンパニも二人の奏者。

これはベルリオーズの影響だろうか。

この曲にはマルティノンやプレートルらのフランスの名指揮者の録音もあるが、自分ではこのインバル指揮盤がもっともお気に入り。

インバルはフランクフルト放送響時代に実に良い仕事を残した。

 

Youtubeはインバル指揮フランクフルト放送響のサン・サーンス、交響曲第1番第2楽章

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2021年12月16日 (木)

本日の練習、鏑木蓉馬先生の指揮

師走も半ばを過ぎて年末の慌ただしさが漂う日々。
通勤時の車の数も増えているようだ。

今日は有休消化で休み。

日中は風もなく良い天気だったので朝から畑のネーブルと檸檬を収穫。


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脚立に乗ってネーブルを採っていたら見知らぬ老夫婦が見上げていた。

どうやら隣の家の親戚の方らしい。

作業しながらしばしの会話。

ネーブル数個を差し上げたら非常に喜んでいた。

ついでに畑の垣根を電気バリカンで刈ったりしていたら昼を過ぎて2時過ぎ。

昼食は近くの「五味八珍」で野菜味噌ラーメン

 

昨晩はオケの練習。いつもは木曜だけれど今回は変則的に水曜日。

出席率が心配だったけれどほぼいつもの木曜練習と同じくらいの集まり。

場所は市民文化センター小ホール。

曲はブラームス。

大学祝典序曲と交響曲第4番第4楽章。

第4楽章は壮大なパッサカリア。

前回は孫の世話で欠席してしまったので久しぶりの参加。

指揮は前回から鏑木蓉馬先生にお世話になっている。


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ここのところ技術の低下が著しいので練習を一回休むと取り残され感あり。

今回も最初の大学祝典序曲では悲惨な出来。

後半の交響曲でようやくペースが掴めてきた。

 

鏑木先生はわかりやすい指揮、主張もはっきりしていて気持ちの良い練習だった。

鏑木先生の演奏をYoutubeで見つけた。曲はモーツァルトの交響曲第38番「プラハ」。
自然な音楽の流れの中で爽やかで壮大、良い演奏だと思う。

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2021年12月13日 (月)

ドレスデン十字架合唱団のドイツ民謡集

12月半ばの月曜日。

今宵は双子座流星群

雲も無く、良い条件の下で流れる星がよく見える。

 

昨日の昼過ぎ、座っていたら微かな横揺れ。

茨城で震度4。

最近ぐらぐらと揺れる日本列島。

本日休みで母を連れて内科と眼科の病院通い。


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ドイツのテノール、ペーター・シュライヤーとドレスデンの十字架合唱団でドイツ民謡集を聴く。

テレフンケン原盤日本キングレコード国内盤LP2枚組。


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LPの4つの面を歌われる内容によって同じ主題でまとめている。

・愛の歌(ブラームス「ドイツ民謡集」より)
・春に
・山と深い谷のあいだ
・日々のくらし

  ペーター・シュライヤー(テノール)
  ルドルフ・ドウンケル
  ルドルフ・マウスベルガー(指揮)
  ドレスデン十字架合唱団

 

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ドイツ民謡集とはいえこのアルバムの大部分を占めるのはブラームス作曲のドイツ民謡集。

その他この合唱団とも縁の深いシュッツからこの団体のために献呈された現代ドイツの作曲家ペッピングの曲までを網羅したもの。

 

ブラームスの作品は作曲というよりも、ブラームスが収集したドイツ各地に伝わる民謡を元にした編作。

このアルバムにはメンデルスゾーンやシューマンといった作曲家たちの作品も含まれている。

 

ブラームスの作品はシュライヤーの歌にピアノ伴奏、他の曲は合唱で歌わ

シュライヤーはドイツ民謡集をいくつか録音している。

最初に購入したのはArsViviandiから出ていたCDだった。
こちらは1年ほど前に聴いている

 

他にグラモフォンへの別メンバーによるドイツ民謡集もあって、フィーッシャー・ディースカウ、やマティスなど、もっとも充実した内容となっていた。

暖かで明朗なシュライヤーの歌と少年合唱の組み合わせ。

マウスベルガーにはやはりドイツ民謡集の録音があるので、シュライヤーのブラームスとの編集盤かもしれない。

 

Youtubeはブラームスの間奏曲、ホルンは福川 伸陽さん

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2021年12月11日 (土)

アレッサンドロ・スカルラッティのモテット集

コロナウイルスの第6波到来の影を感じつつ令和3年も終わろうとしている。

今年はオリンピックがあった年。

金メダルラッシュだったのに、具体的な日本選手の活躍をすぐには思い出せないほど印象が薄いイベントだった。

 

今日は土曜日、ウイズコロナを受け入れつつの庶民の日常。

今日のランチは静岡限定の人気店「さわやか」で家内とげんこつハンバーグ

開店時間前に行って30分待ちで入ることができた。


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ほぼ満車の駐車場の大部分は県外ナンバーの車。

帰りに園芸ショップに寄って花壇に植える芝桜を買ったりしていた。

帰宅後はタマリュウと芝桜を植えたり畑の蜜柑の幼木の植え替えなど。

 

音楽はミッシェル・コルボの指揮でアレッサンドロ・スカルラッティのモテット集を聴く。

エラート原盤の国内盤LP。


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・モテット『わが叫びをききわけたまえ』
・モテット『おんみの民を救いたまえ』
・モテット『われおんみをあがめん』
・モテット『主よ、われを生かしたまえ』
・モテット『主よ、われおんみにむかいてわが魂をあげ』
・モテット『神にむかいて高らかに歌え』
・ミサ曲~教皇庁礼拝堂のための

 ミシェル・コルボ(指揮)
 ローザンヌ声楽アンサンブル
 
 録音 1965年

 

スカルラッティといえば多くの鍵盤作品を残した息子のドメニコが有名で、軽い鍵盤曲を大量生産した息子のドミニカとオーバーラップして親のアレッサンドロを軽く見ていた。

けれどもアレッサンドロは100曲を超えるオペラと非常に多数の宗教曲を送り出していて、その時代の寵児とも言える大家だった。

 

ここではアカペラで歌われる宗教曲の数々。

最初の5曲のモテットでは深い悲しみと敬虔 な祈りが歌われる。

 

いずれも聴き手を宗教的な感動と落ち着きに導く名作ばかり。

コルボの指揮も深い余韻を感じさせる名演だ。

 

YoutubeはA.スカルラッティの名作、「すみれ」

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2021年12月 8日 (水)

日本の吹奏楽 1956 – 1972

昨晩からの雨は朝には上がり今日は終日曇り。

気温はさほど低くない。


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昨年植えた蜜柑の若木に実が3つほど生った。

葉の陰には夏の名残りの蝉の抜け殻。帰宅したのは8時過ぎ。

 

「日本の吹奏楽 1956 – 1972」

全国吹奏楽コンクールの歴史CD4枚組を聞く。


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古い録音は各校に現存するテープやアセテート盤から起こした貴重なもの。

1970年以降は商業用の録音が残っている。

昭和48年の全国大会は実際にその場で聴いている。

場所はその後全国大会の殿堂となった普門館ではなく名古屋市民文化会館。

 

中学の吹奏楽の顧問の先生から全国大会のチケットが手に入ったからということで声をかけられた。
初めての名古屋行きだったこともあり、今でもはっきり覚えている。


そして名古屋駅の切符売り場ではそのころ人気絶頂だった欽ちゃんこと萩本欽一を見かけてサインをもらったことも。

 

当時の全国大会の出演団体は今ほど多くはなくて、その日は大学の部と中学校の部が開かれて両方とも聴くことができた。

大学では福岡大学のネリベル作曲の「アンテフォナーレ」と駒澤大学の課題曲が良かった。

中学の部では全国大会の常連だった今津中学校の「マイスタージンガー」前奏曲や出雲一中のショスタコーヴィッチ「祝典序曲」、豊島十中の「さまよえるオランダ人」序曲などの強豪校たち。

中では青森県の湊中学校の「魔法使いの弟子」がフリューゲルホルンを使っていたのが印象に残っている。

 

そしてそれら強豪の中で参加した、われら静岡県から東海代表として出場していた由比中はアルフレッド・リードの「インペラトリクス」序曲。


由比中の先生と自分の中学の顧問の先生とは昵懇の間柄だったので、会場ではガンバレ!ガンバレ!と心の中で声援を送りながらきいていた。

もう半世紀ほど前のことなのに昨日の出来事ように思い起こされる。

 

このCDで由比中は2年前の「ア・ジュビラント」序曲が収録されていて、溌剌とした中に明るく柔らかな独特の由比中サウンドを聴くことができる。

 

Youtubeは沼響を振っていただいたこともある和田一樹先生指揮東京吹奏楽団の序曲「インペラトリクス」

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2021年12月 6日 (月)

鮫島有美子の「メリー・ウイドウ」(日本語全曲盤)

今日は一日曇り空、気温も低い。

昨日は家内と一緒に、県内他市に住む娘と孫の所へ行っていた。

 

我が家から車で1時間半ほど。

日曜の国道は意外と空いていた。


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到着が昼時だったので昼食は草薙のイタリアンレストラン「サレペペ」のテイクアウトを娘宅で。

 

一週間ぶりの孫との再会。

表情がより豊かになった。

婿殿は仕事で不在だったので昼食後は近くの公園を散策。

 

暗くなってきたので4時過ぎに娘宅を出て自宅へ向かう。

 

途中「ららぽーと」内の有名店、湯河原飯田商店でチャーシューしょうゆラーメン。


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湯河原飯田商店は全国的に有名なラーメン店「らぁ麺 飯田商店」の姉妹店。

 

チャーシューもスープも洗練された上品さを感じるものの、最初食べたときに素麺のような柔らかで白っぽい麺に抵抗を感じた。

ラーメンの麺はやっぱり鹹水の効いた黄色いコシの強い麺が好み。

けれども数日経つとなぜかまた飯田商店のラーメンが食べたくなる。

 

 

やはり名店だと思う。

あのスープにはあの麺がベストマッチなんだろうな。

 

 

 

往復の車中ではレハールのオペレッタ「メリー・ウイドウ」を聴いていた。

89年の日本語による公演のライヴ


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喜歌劇「メリー・ウィドウ」(日本語版全曲)

  鮫島有美子 塩田美奈子 (S)
  小栗純一,錦織健、鈴木寛一(T)
  佐藤征一郎(Bs)他

  松尾葉子指揮
  東京交響楽団
  杉原里子マンドリン・アンサンブル
  二期会合唱団

  録音 1989年7月26,28日
     東京文化会館 ライヴ

 

運転しながらの拝聴。


曲の大部分が台紙なので音楽よりもセリフに集中。

おそらくアドリヴだろうけれど、消費税のことやら当時の日本の世相を表わす言葉が出てくるのが時代を感じさせる。

 

鮫島さんや塩田さん、そして大ベテランの鈴木寛一さんは沼響でご一緒したこともあり、その頃を思い出しながら聴いていた。

 

 

ハンナ役は当時人気絶頂期だった鮫島有美子さん。

塩田美奈子、錦織健のお二人はこの公演当時はオペラデビューして数年を経たばかりの新進気鋭の注目株。

解説書の二人の写真が実に若い。

 

鮫島さんはこの公演の2年前の沼響のファミリーコンサートに出演してくださって、「ヴィリアの歌」を歌ってくれた。

その時いただいたサインは今でも大切にとっておいてある。

 

自然で気品のある歌唱はこの録音でも十分に聞き取ることができる。

 

Youtubeは鮫島有美子の歌う賛美歌「あら野のはてに」

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2021年12月 3日 (金)

エリック・マリエンサルのIt's Love

慌ただしく過ぎゆく師走の日々。

早朝に比較的大きな地震、震源地は富士五湖付近、震度5弱。

丑三つ時にも同じ震源地で地震があって、なんとなく揺れているなという眠りの中での記憶あり。

数時間後には紀伊水道でも震度5弱の地震。

今年に入って被害は出ないけれど無視できないような地震が全国的に頻発。

 

ここ数日良い天気が続く。昨日は有休消化のための休み。

午前中家の近くの沼津御用邸記念公園内を散策しながら、中にある歴史民俗資料館の古い民具を見たりしていた。

ちょうど小学生たちが校外学習で来館していて、火打石を使った火熾しを体験中。

合間を見て旧知の館長さんと雑談。


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すぐそばの牛臥山公園に出てみると淡島方面の海の岩礁にはウミウが数羽。


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西に目を転じると大瀬崎と御前崎が接近した形でよく見えた。

 

散策する人びと、青い空には飛ぶ海鳥の姿。

 

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波は静かでいつもと変わらぬ穏やかな海辺の風景。


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ジャズサックス奏者のエリック・マリエンサルを聴いていた。

「Its Love」

先日帰省していた娘が置いていったCDで、大学時代に友人とライヴハウスでマリエンサルを聴いた時に購ったCDだという。


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しっかりサインまでいただいてある。

マリエンサルはチック・コリア、エレクトリックバンドにも所属していた実力派ジャズサックス奏者。

チック・コリアは沼津でアコースティックバンドを聴いたけれど、そのチックも今年初めに鬼籍に入ってしまった。

 

このアルバムの第1曲は、ゴスペルシンガー、オリータ・アダムス90年代のヒット曲「Get Here」。

心に染みるような名曲。

強さの中に温かさが感じられるのが良いな。

 

Youtubeは「Get Here」

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2021年12月 1日 (水)

ボッセとゲヴァントハウス管によるヘンデル

今日から12月。

昨晩からの強い雨は朝には上がり南からの強い風は暖か。

午後からは冷えてもう冬。

 

暖房に使う灯油が高い。

ガソリンも上がりガス・電気料金も値上がりだという。

沈静化してきたコロナも新たな変異株が世界で急速に拡大中。

第二次世界大戦以来の世界的危機はまだ終わらない。

 

今日の昼食は司馬遼太郎も愛した鰻屋の冨久屋でテイクアウト。


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市井のささやかな贅沢。

 

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のコンマスだったゲルハルト・ボッセ率いるゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団のヘンデル。

 

作品3の合奏協奏曲集で手持ちはフィリップス原盤の国内盤LP.


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・合奏協奏曲第1番変ロ長調 HWV 312
・合奏協奏曲第2番変ロ長調 HWV 313
・合奏協奏曲第3番ト長調 HWV 314
・合奏協奏曲第4番ヘ長調 HWV 315

 ゲルハルト・ボッセ
 ライプツィヒゲヴァントハウスバッハ室内管弦楽団

 

弦楽にオーボエ、フルート、ファゴットが加わる多彩な曲集。

バッハが生きた街のオーケストラによるヘンデル。

 

ゲヴァントハウス管による渋い響きが実に心地よい。

いわゆるモダン楽器によるロマンティックな演奏だけれど、格調の高さと誇りのようなものも感じられて感動的だ。

何回も繰り返し聴いていてつくづく良い演奏だなぁと思う。

 

Youtubeはゲヴァントハウス管弦楽団のマタイ受難曲から「憐れみたまえ我が神よ」、ヴァイオリンソロはゲルハルト・ボッセ

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