今年はサン・サーンスの没後100年、インバル指揮の交響曲第1番を聴く
昨日夜から激しい雨と風。
今日は気温が下がり午後から再び強風の荒れた天気。
予報では明日から寒波到来とのこと。
今年はサン・サーンス没後100年の記念の年だった。
そして昨日12月16日が命日。
コロナ禍でもあり、何か記念の行事があったと言う話は聞かない。
多芸多才な教養人サン・サーンスは、ほぼ全てのジャンルに多くの作品を残している。
交響曲は番号付きは3曲だが確か他に2曲ほど残していたと思う。
今日はその中から交響曲第1番と2番をインバルの演奏で聴く。
手持ちは蘭フィリップスのLP
・交響曲第1番変ホ長調 作品2
・交響曲第2番イ短調 作品55
エリアフ・インバル(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
録音 1976年
サン・サーンスの交響曲第1番は、メンデルスゾーンの交響曲にも似た雰囲気の曲で楽想の多彩さはとても18才の作品とは思えない。
中でもチャーミングな第2楽章、ハープが活躍するロマンティックな第3楽章が印象に残る。
編成も3管に2台のサクソルンバスに4台のハープという巨大なもの 。
ティンパニも二人の奏者。
これはベルリオーズの影響だろうか。
この曲にはマルティノンやプレートルらのフランスの名指揮者の録音もあるが、自分ではこのインバル指揮盤がもっともお気に入り。
インバルはフランクフルト放送響時代に実に良い仕事を残した。
Youtubeはインバル指揮フランクフルト放送響のサン・サーンス、交響曲第1番第2楽章
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