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2021年12月 8日 (水)

日本の吹奏楽 1956 – 1972

昨晩からの雨は朝には上がり今日は終日曇り。

気温はさほど低くない。


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昨年植えた蜜柑の若木に実が3つほど生った。

葉の陰には夏の名残りの蝉の抜け殻。帰宅したのは8時過ぎ。

 

「日本の吹奏楽 1956 – 1972」

全国吹奏楽コンクールの歴史CD4枚組を聞く。


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古い録音は各校に現存するテープやアセテート盤から起こした貴重なもの。

1970年以降は商業用の録音が残っている。

昭和48年の全国大会は実際にその場で聴いている。

場所はその後全国大会の殿堂となった普門館ではなく名古屋市民文化会館。

 

中学の吹奏楽の顧問の先生から全国大会のチケットが手に入ったからということで声をかけられた。
初めての名古屋行きだったこともあり、今でもはっきり覚えている。


そして名古屋駅の切符売り場ではそのころ人気絶頂だった欽ちゃんこと萩本欽一を見かけてサインをもらったことも。

 

当時の全国大会の出演団体は今ほど多くはなくて、その日は大学の部と中学校の部が開かれて両方とも聴くことができた。

大学では福岡大学のネリベル作曲の「アンテフォナーレ」と駒澤大学の課題曲が良かった。

中学の部では全国大会の常連だった今津中学校の「マイスタージンガー」前奏曲や出雲一中のショスタコーヴィッチ「祝典序曲」、豊島十中の「さまよえるオランダ人」序曲などの強豪校たち。

中では青森県の湊中学校の「魔法使いの弟子」がフリューゲルホルンを使っていたのが印象に残っている。

 

そしてそれら強豪の中で参加した、われら静岡県から東海代表として出場していた由比中はアルフレッド・リードの「インペラトリクス」序曲。


由比中の先生と自分の中学の顧問の先生とは昵懇の間柄だったので、会場ではガンバレ!ガンバレ!と心の中で声援を送りながらきいていた。

もう半世紀ほど前のことなのに昨日の出来事ように思い起こされる。

 

このCDで由比中は2年前の「ア・ジュビラント」序曲が収録されていて、溌剌とした中に明るく柔らかな独特の由比中サウンドを聴くことができる。

 

Youtubeは沼響を振っていただいたこともある和田一樹先生指揮東京吹奏楽団の序曲「インペラトリクス」

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