浜響親子で楽しむクリスマスコンサート
本格的な冬の到来。
土曜日、札幌は1993年以来観測史上最大の一時間当たり降雪量だという。
仕事で京都に移動中の下の娘からは車窓からの雪景色の画像が送られてきた。
この土日は娘夫婦が共通の友人の結婚式に招かれたので、孫の世話のため家内と県内他市に住む孫のところまで行っていた。
自分はどうしても抜けられぬ仕事があったので家内のみが一足早く車で出発。
夕方仕事を終えて沼津発17時46分浜松行きのJRで娘宅へ向かう。
駅ビルでは家内との夕食用に天神屋の「かに寿司」を購う。
遅い時間だったので100円引き。
到着した最寄りの駅ではもうバスがなくてタクシーで。
結局タクシー代はちょうどJR運賃の倍額だった。
娘宅に着くと2週間ぶりの孫の顔。
さすがに自分の顔を覚えていた。
まもなく娘夫婦も帰って来て婿殿とビールを飲みながらの四方山話。
そして娘の新居でそのまま一泊。
翌日曜日も良い天気。
ランチは皆で静岡市にあるベトナム料理「サイゴン」で。
牛フォーに生と揚げた春巻きに海老パン、揚げ餃子。
デザートはタピオカとココナッツ入りのベトナムの汁粉かぼちゃチェー。
そしてそのまま孫をつれてグランシップ。
「浜響親子で楽しむクリスマスコンサート」へ。
浜松交響楽団は半世紀近い歴史を誇る県内アマオケの雄。
音楽の町浜松にふさわしく団員は100名を越え公益社団法人となっている。
実演を聴くのは初めてだ。
ゲストには戸田弥生さんのヴァイオリンに須川展也さんのサクソフォン。
講談師の田辺一邑のナレーションを交えながらチャイコフスキーの「くるみ割り人形」
・バレエ音楽「くるみ割り人形」
・ツィゴイネルワイゼン
・タイスの瞑想曲
・エスクアロ、オブリビヨン、ルベルタンゴ(以上ピアソラ)
・クリスマス・フェスティバル(ルロイ・アンダーソン)
松岡究(指揮)
戸田弥生(ヴァイオリン)
須川展也(サクソフォン)
田辺一邑(講談師)
浜松交響楽団
当初ヴァイオリンは掛川市出身の長尾春花だったのが変更。
長尾春花は現在ハンガリー国立歌劇場のコンマスなので、このコロナ禍で来日できなかったのではなかろうか。
須川さんと講談師の田辺さんは浜松出身で同じ高校だという。
須川さんのコメントでは、この浜響の団員の中には同じ中学、高校の先輩、後輩がいるとのこと。
お客は未就学児を連れた親子ばかり。
入退場自由で歩き回る子や泣く子もいたけれどアットホームで良い雰囲気だ。
演奏は世界三大コンクールのひとつエリザベート王妃国際コンクールの優勝者、戸田さんのヴァイオリン凄かった。
美しい音で歌わせるというよりも求心的な厳しい響きで追い込んでいくヴァイオリン。
サラサーテの最初の音、地声で艶歌を歌うような渋い響きに一瞬にして心を奪われた。
これぞロマの音楽。
続くタイスの瞑想曲も深い音。
聴いていてジーンと来る音に会場内がシーンとなった。
幼い子たちにもわかるのだろう。
団員のメンバー表にかつて沼響に在籍し一緒に席を並べてホルンを吹いたF君の名前を見つけた。
懐かしい。
終演後、朝食で食べた卵かけご飯の生卵があまりにも旨かったので、その卵屋さんに寄りながら沼津への帰宅は8時頃。
Youtubeは戸田弥生のバッハ
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