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2021年12月22日 (水)

レコードをいただきました

本日晴天。最高気温は15℃。

今年の実働はこの1週間で終わり。

先日このブログを読んでいる方からLP、SPを譲りたいとのお便りをいただいた。

やりとりの中で画像を何枚かを送っていただくと全て外盤で、LPは50年代初めのもの。

SPもあってかなりの量。

重さも相当なもの。
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近くならば直接伺って引き取ることもできるけれども、あいにく他県だったので結局LPのみ譲っていただくことになった。


到着するとLPのみとはいえかなりの枚数。
100枚は優に超えていた。


内訳は8割がクラシックで他はアルゼンチンタンゴやイタリアのカンツォーネやロシア民謡など。

SPも何枚か入っていてこちらは6割がクラシックであとはアルゼンチンタンゴなど。

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まだ全貌は掴みきれていないけれども、全てモノラル、しかもほとんど全てアルゼンチン盤なのが珍しい。

LPで一番新しいものではモントゥーの「悲愴」。

これは1955年録音でステレオ録音も存在して今でも現役の名盤だ。

他は全てそれ以前の録音で大部分は今でもCDで入手可能な名だたる名盤ばかり。

LPでは指揮者ではトスカニーニ、ワルターが多くて他にはフルトヴェングラー、オーマンディ、ビーチャム、ストコフスキーなど。


珍しいものではクレツキ指揮フィルハーモニア管のボロディンの交響曲第2番。
バルビローリの「動物の謝肉祭」、ロロフのピアノでメンデルスゾーンのピアノ協奏曲集。
ユジン・イストミンのショパン、夜想曲全集など。


オペラではマリア・メネギーニ・カラスの一連の録音。
ビーチャム指揮の「ホフマン物語」全曲。
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これは何種かあるビーチャムの同曲全曲録音中最初のもの。英語歌詞ほか。

宗教曲、声楽ではグロスマン指揮のバッハ、クリスマスオラトリオのほか、ホッター、
フィッシャー・ディースカウらのシューベルトにロッテ・レーマンのシューマン、エトセトラ。
大部分はRCAとコロンビア、そしてEMI系のものは棒付きジャケット。


SP盤はヒュッシュの歌う「冬の旅」全曲。

これがものすごい重量のアルバムでまるで広辞苑を巨大化したかのよう。
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他にメンゲルベルク指揮コンセルトヘボウ管によるチャイコフスキーの弦楽セレナーデのほかグライスラーのヴァイオリンでメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。
ブルーノ・キッテル合唱団による「メサイア」など。

多くの巨匠たちが存命の時代に発売されたレコードの数々。
厚い盤に凝ったレコードジャケット。
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おそらくEQカーヴがRIAA以前のものばかりなので再生は難しいけれども、今はEQカーヴを選択できる環境にはなっているのでカーヴを探りながら聞くのも一興だろう。


全て送り主の御尊父がアルゼンチンで購い、昭和32~33年頃にぶらじる丸に乗せて一か月の時間をかけて日本に運んできたものだとのこと。

送られたレコードの中にあらえびすの名著「名曲決定盤」の初版もあった。

持ち主の方は異郷の地でこの名著をひもときながら、当時非常に高価だったレコードを1枚1枚集め名曲名演を聴きながら心の糧としていったのだろう。

貴重なものをいただきました。

大切に聴かせていただきます。

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